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私の存在価値#1

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私の存在価値#1

1 - 私の存在価値#1

♥

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2018年08月22日

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初めまして。美夢(みむ)です。

この作品では少し過激な表現が所々あると思います。

苦手な方は読まない事をおすすめします。

この物語はある1人の少女の

辛く切ない

そして、成長の物語。

美夢

今日でいよいよ20歳か。

美夢

私の20年間は他の人と比べてどうだったんだろう。

美夢

私はあの頃より、少しは成長できているのだろうか...。

美夢(10歳)

当時私は、父、妹、祖父、祖母、叔父の6人で暮らしていた。

これわ、私が小学5年生に進級してすぐの出来事。

パパ

美夢。話がある。

パパ

少し外に散歩しに行こうか。

美夢

わかったっ!!

外にて...

美夢

どうしたの??

パパ

美夢。お前にはお母さんがいるんだ。

美夢

えっ??

パパ

だから、お前を産んだお母さんがいるんだよ。

パパ

会いたいと思うかっ??

美夢

お母さんがいるのっ!?

美夢

会いたいっ!!

パパ

パパ、お母さんと一緒に暮らそうと思う。

美夢

美夢はっ??

パパ

お前と優香(妹)も連れて。

美夢

ほんとっ!?嬉しいっ!!

パパ

よかった。来週お母さんに会いに行こう。

美夢

うんっ!!

一週間後...(車の中)

美夢

楽しみだなぁ!!早く会いたい!!

パパ

もうすぐ着くぞ!優香は起きてるか??

美夢

ううん。後ろで寝てる!!

パパ

そうか。もう少ししたら起こしてくれ。それと...

美夢

わかった!どうしたの??

パパ

お前にお姉ちゃんもいるんだ。

美夢

えっ!?本当にっ!?

パパ

藍香っていうんだ。

美夢

お姉ちゃんかぁ!!姉妹増えたみたいで嬉しい!!

私は妹と喧嘩する度に長女というだけで、いつも怒られていた。

だから、いつも私ばかり怒るお父さんの事が嫌いだった。

お姉ちゃんがいるのなら、私にも少しは優しくしてくれるだろうか。そう考えると共に、怒られるのが私ではなくなるかもとも思ってしまった。

K県にて...

お母さん

久しぶり。美夢。優香。

美夢

お母さん...??

お母さん

そうだよ。

美夢

嬉しいっ!!

お母さんとは私が2歳の頃に離婚していたらしく、お母さんの記憶はひとつもなかった。

そして、誰もお母さんの話をしたことも無かった。そんなこと、この時は疑問に思う事もなかった。

この日はお母さんとお姉ちゃんと久しぶりに会い、

色々な話をし、沢山遊んだ。

そして、私の帰りたくないの一言でこの日はみんなで泊まって帰ることになった。

その一週間後...

パパ

今日、おじいちゃんとおばあちゃんにお母さんと暮らすことを言おうと思うんだ。

美夢

美夢も一緒に話しに行くっ!!

パパ

わかった。おばあちゃん達が何を言っててもお前は何も言うな。

美夢

え、うん。わかった。

パパ

あのさ。2人に話があるんだけど。

おばあちゃん

なに?そんな改まって。

おじいちゃん

どうした?

パパ

俺、美夢と優香を連れて秋菜と暮らそうと思う。

おじいちゃん

......。

おばあちゃん

えっ!?秋菜ってあの秋菜っ!?

パパ

うん。

おじいちゃん

お前それ本当に言ってるのかっ?

おばあちゃん

お前、あいつが何したのかわかってて言ってるの?

パパ

......。

美夢

(え。どういう事?なんで2人ともそんなに怒ってるの?)

おばあちゃん

秋菜と一緒になるぐらいじゃ、ほかの女と結婚するって言われた方がまだ祝福できるわ。

おじいちゃん

美夢達ももう、ちいさくはないが秋菜と結婚するのはどうかと思うぞ。

パパ

ごめん。もう決めたことなんだ。

おばあちゃん

この恩知らずがっ!!出ていくなら、縁を切るつもりで出ていきなさい!!

パパ

......。

私は訳も分からないまま、お父さんと共に2階へ戻った。

パパ

お前のせいだ!お前が早く話をしろって急かしたからこうなったんだ!

美夢

え、ご、ごめんなさい。

パパ

さっさと寝ろ!

美夢

うん。おやすみなさい。

私達の引越しは一週間後にする事が決まった。

転校の手続きも終わり、クラスの皆んなとの別れに悲しみ、

新生活や新たな出会いへの期待に胸をときめかせていた。

そして、おばあちゃんとおじいちゃんとは何も話さないまま一週間が過ぎ、無事に引越しが終わった。

そして、私達の新生活が始まった。

転校先の学校にて...

美夢

初めまして!!東京から引越してきました!!高田美夢といいます!!よろしくお願いします!!

先生

はいっ!!拍手!!

パチパチパチパチパチ...

男子A

ちょっと可愛くねっ??

男子B

わかる!可愛いよな!仲良くしようぜ!!

女子A

私とも仲良くしてねっ!!

美夢

うん!よろしくね!!

家での新たな生活、学校での新たなスタート

何もかもが順調だった。

お父さんも東京にいた時よりも笑顔が増えた。いや、家族全員が毎日幸せそうに笑っていた、

私がこの世界で1番幸せ。

そう錯覚してしまうほどに何もかもが楽しかった。

多分私が1番心から笑えていたのは、この時期だっと思う。

この先なにがあるかなんて

この時の私は何もわかっていなかったし、考えることもなかった。いや、考えたとしても答えはでなかっただろう。

これから少しずつ、どん底へ堕ちていくとはこの時の私にはわからなかった。

この時に戻れたのなら、私はどうするのだろうか。

そんな事を考えたって意味が無い。

そんな事をわかっていて今でもそんな事をふと考えてしまう時がある。

でも、これだけは思う。

この時に戻れるとしても、私は絶対に戻らないだろう。と。

皆様、この作品を読んでいただきありがとうございます。

この作品は美夢という女の子が20歳になるまでの過去を描いたものです。

もしかしたら、美夢と同じような体験をした方

もしくは美夢より辛い経験をした方も多いかと思います。

しかし、美夢とあなたを重ねてしまうシーンもこの先あるのではないでしょうか。

続きは♡が100個にいき次第、すぐに書きたいと思います。

よかったら、♡の方よろしくお願い致します。

でわ、また次回。

この作品はいかがでしたか?

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