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【1年後】
エマ
ねぇ雫待って！速い！
雫
はまちぃ〜
タッタッと走って道場へと向かった。
道場ということで
雫
いくらぁ！ﾄﾞﾔｧ
場地
ウワッ、ゴリラが来た‼︎
マイキー
ぶっはっは！ゴリラって！w
雫
はまちぃーっ
ベーッと舌を出した。
ゴリラじゃないし。
1年も経てばこっち側での友達も出来た。
学校では「マイキーに気に入られてる奴」って事で、あんまり誰も近づいてこないけど。
それはそれでいい、コミニュケーションに困るし
雫
たまご、マグロ？
じいちゃん
おう、勝手に使え
雫
マグロ！
と笑って置いてあった木刀をクルクル回して構えた
マイキー
（相変わらず、どっから木刀の使い方なんて覚えてきてんだろ…）
雫
ふっ
カンｯカンｯ、カンｯ
木刀を使っての練習。
集中しすぎて、たまに夜までやってる
チラリと万次郎の方を見ると、また足技してる。
たまたま万次郎と目が合った。
雫
（万次郎って、蹴り凄いよなぁ）
マイキー
（あんなもん振り回せるなんてスゲェなぁ）
万次郎がニッと笑うので、思わずミスって木刀の柄が自分の頭に跳ね返ってきた。
マイキー
ダセェな、雫は
雫
はまち、たまご。
とろサーモン
とろサーモン
マイキー
俺は何も邪魔してねーぞ
雫
サーモン！
マイキー
笑っただけじゃん
雫
トロ、たこ。
マイキー
んな怒るなよ
ぐっと鼻に絆創膏を貼られた。
そこ怪我してないのに
マイキー
ふはっ、ダセェな
おでこに大きく貼られたガーゼ。
やったの万次郎だから。
ムスッとして怒っていると、足音が聞こえた。
宇佐葵
まんじろぉー！
宇佐葵ちゃんだ。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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