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朝。 珍しく、 ルミアの顔色が悪かった。
ルミア=アストレア
ソファに座ったまま、 お腹を押さえる。 それを見たシャルナークが、 すぐに駆け寄った。
シャルナーク
シャルナーク
ルミア=アストレア
ルミア=アストレア
ルミアは困ったように笑った。
ルミア=アストレア
ルミア=アストレア
ルミア=アストレア
シャルナークは、 その言葉を聞いた瞬間――
固まった。
シャルナーク
シャルナーク
ルミアも、 同じことを考えていた。
ルミア=アストレア
数時間後。 机の上に置かれた、 一本の検査薬。 二人は無言で見つめる。 そして―― 陽性。
ルミア=アストレア
シャルナーク
しばらく、 誰も何も言えなかった。 先に口を開いたのは、 シャルナークだった。
シャルナーク
ルミアは小さく頷く。
ルミア=アストレア
次の瞬間。 シャルナークが、 勢いよく立ち上がった。
シャルナーク
シャルナーク
シャルナーク
ルミアは思わず笑った。
ルミア=アストレア
ルミア=アストレア
シャルナークは、 ルミアの前にしゃがみ込む。
シャルナーク
シャルナーク
シャルナーク
そう言って、 ルミアのお腹にそっと触れた。 まだ何も分からない。 でも、 確かにそこに命がある。 それだけで、 胸がいっぱいになった。
数日後――
病院。 診察室。 医師が、 画面を見ながら固まっていた。
医師
ルミアとシャルナークが顔を見合わせる。
リュウセイ夫婦
医師は画面を何度も確認する。
医師
医師
急に真面目になる空気。 ルミアも背筋を伸ばした。 シャルナークは、 なぜか嫌な予感がした。 医師がゆっくり言う。
医師
医師
シャルナーク
シャルナークが聞く。 医師は首を振った。
医師
シャルナーク
医師
シャルナーク
シャルナーク
医師
医師が深呼吸をした。 そして――
医師
ルミア=アストレア
シャルナーク
沈黙。 完全な沈黙。
ルミア=アストレア
シャルナーク
シャルナーク
シャルナーク
医師
医師
シャルナーク
ルミア=アストレア
シャルナーク
病院中に響く声。
シャルナーク
シャルナーク
シャルナーク
シャルナーク
ルミアは、 驚きすぎて逆に静かだった。
ルミア=アストレア
シャルナーク
ルミアは、 自分のお腹をそっと撫でた。 そこにいる、 九つの命。 九つの鼓動。 九つの未来。
ルミア=アストレア
その一言に、 シャルナークの顔が少し柔らかくなる。
シャルナーク
シャルナーク
シャルナーク
ルミアが小さく笑った。
ルミア=アストレア
シャルナークも笑う。
シャルナーク
ルミア=アストレア
ルミア=アストレア
その日。 二人は、 世界で一番にぎやかな未来を知った。 そして―― まだ知らなかった。 この九つの命が、 どれほど大きな奇跡になるのかを。