学パロ(1話完結型) 赤×遠井さん
過度な描写あり。恐れ入りますが苦手な方はお控え下さい。 ご本人様とは全く関係ございません。全て妄想になります。
読まれている最中に少しでもご不快に思われることがありましたら迷わずバックして下さい。
好きな子がいる。
もう随分と好きなんだ。
俺はその子の後ろの席で
その子が真面目に授業を受けている姿をいつもじっと見つめている。
毎日君をみていられるからすごくラッキーな席なんだ。
窓から風が吹き込めば、
君の栗色の髪がふわりと揺れて、
プリントを回す時は
振り向いてくれる君の芯の通った瞳と目が合う。
その度に俺は
君にドキドキさせられているんだ。
よく俺は
周りの奴らに
「面白くない〜」
とか
「やる気ない〜」
ってからかわれるけど、
そんな時にいつも君だけは
俺の味方をして否定してくれる。
なんだよそれ。
嬉しくないわけがない。
頭も良くてしっかり者だから
友達受けも本当によくて
先生からも信頼されている。
今だってほら、
先生に当てられた英語の問題
スラスラと回答している。
俺にはさっぱりわかんねぇのにさ。
授業中堂々と寝る隣の席の🧡君を起こして
教科書のページを教えてあげる、
本当に面倒見がいいんだね。
面白半分で
胸のサイズが小さいこと
みんなにいじられているけど
俺は君のその華奢な体型すごく好きなんだよ、
って、変な妄想してしまった。
変態だよ俺。
❤️
先生
先生
❤️
クラスの皆んなが笑う。
君も僕を振り返って
困ったように笑う。
ああ、すごく可愛い。
すごく好きた。
❤️
❤️
茜
茜
茜
❤️
❤️
❤️
そう言うと遠井さんはにっこり笑った。
茜
茜
心の中でガッツポーズ!
茜
❤️
茜
❤️
❤️
茜
❤️
親指を立てると、遠井さんは可愛らしく笑った。
ああ、本当に可愛い。
茜
❤️
やっぱり俺は幸せ者だぁ〜
好きな子と放課後2人で過ごせるだなんて。
いわゆる放課後デートっていうやつなのではないか?
思わず口元がにやけてしまうのを必死に抑える。
もしかしたら友達以上の関係に発展できるかも!
なんて。
🧡
🧡
急に肩を組まれ頭上から声がふってくる。
❤️
🧡
🧡
🧡が俺に体重をかけてくる。
❤️
❤️
茜
🧡
🧡がパッと俺から離れる。
🧡
🧡
🧡
❤️
❤️
❤️
茜
茜
茜
❤️
🧡
🧡
茜
茜
茜
❤️
本当に君は
面倒見がいいんだね。
🧡
🧡
茜
茜
俺の家に遠井さんがきてくれた。
だけど🧡君付き。
遠井さんと2人きりになれる予定だったのに。
茜
遠井さんが俺の手元を覗き込んでくる。
❤️
茜
サラサラの髪の毛を耳にかけながら俺に丁寧に説明してくれる。
仕草一つ一つが
俺を魅了する。
茜
❤️
茜
茜
遠井さんに褒めてもらえて素直に嬉しい。
❤️
茜
🧡
❤️
しょげた顔をして教科書を捲る🧡君を
遠井さんが横から叱る。
当たり前かのように
2人の肩と肩が触れ合って、
お互い何も気にすることなく
また🧡君が問題を解きだす。
🧡君が変な訳し方でもしたのだろうか
🧡君のノートを覗き込んでいた遠井さんが吹き出す。
肩を小刻みに振るわせて
楽しそうに笑いを堪える。
そんな風にして笑う君も
可愛い。
でも
どうして
その笑顔は
俺に向かってないの?
君は本当に
面倒見が
いいんだね?
翌日
❤️
茜
❤️
❤️
茜
ごめんねと小さく呟く。
茜
❤️
❤️
茜
茜
茜
そういう遠井さんはちっとも面白そうな声色ではなく
🧡君の空いた席を見つめる瞳が揺らいでいた。
❤️
❤️
❤️
今日🧡君がいないのなら
今度こそ2人きりになれる。
淡い期待を俺は抱いた。
けれどそれは届かなかった。
茜
❤️
茜
茜
茜
茜
眉を八の字にして俺に言う。
❤️
そっか、
そっか…
❤️
茜
❤️
❤️
茜
❤️
❤️
茜
茜
❤️
❤️
茜
茜
❤️
❤️
❤️
❤️
茜
誰もいない家に遠井さんの声が響く。
❤️
❤️
茜
昨日🧡君と来た時とは違ってどこかぎこちない。
❤️
❤️
茜
❤️
茜
遠井さんを自分の部屋に招き入れる。
昨日来たばかりなのにまるで初めて来たかのように緊張して俺の部屋に足を踏み入れた。
ドン!!!
茜
ドサッ
茜
茜
❤️
茜
茜
茜
❤️
俺はベッドに押し倒した遠井さんの手首を自分のネクタイで力一杯きつく結んだ。
茜
茜
一瞬怯んだものの、遠井さんは声を荒げ俺をキッと睨みあげた。
俺は遠井さんの上にのっかり身動きが取れないように体重をかける。
そして頬をそっと優しく撫でた。
❤️
❤️
❤️
茜
遠井さんの顔が驚きへと変化する。
茜
❤️
俺は鼻で笑った。
❤️
❤️
茜
遠井さんの顔を両手で掴み無理やり顔を上げる。
俺は遠井さんの瞳に顔を近づけた。
鼻先が触れそうな距離に。
❤️
茜
俺はずっと
君が好きで
ずっと君をみてきたんだ。
けれど
君は
俺が君に恋焦がれるように
俺じゃない奴を
ずっと見ていたんだね。
❤️
悲しいな。
胸が締めつけられるようだよ。
茜
茜
か細い声で俺に訴えかけてくる。
❤️
❤️
ちゅっ…
俺は遠井さんの唇を奪った。
茜
俺から顔をそむける。
俺はもう一度遠井さんの顔を自分へと向かせて唇を重ねる。
大好きな君の
柔らかな唇に
何度も何度も重ねるのに
こんなに悲しくなるのは
なぜだろう。
❤️
少し笑みを浮かべて
遠井さんのシャツのボタンに手をかけた。
茜
プツリプツリと外していけば
白くて綺麗な肌が露わになった。
❤️
爪を立てて喉元から胸元にむかって指でなぞる。
白い肌に赤みを帯びた線が浮か申し訳ない程度に浮かび上がる。
わずかながらに遠井さんが震えているのがわかった。
❤️
茜
❤️
❤️
はだけた胸元を爪でトントンと叩く。
❤️
❤️
遠井さんの瞳から涙が流れた。
俺はそれをすくい取りペロリと舐める。
この恐怖と憎しみの涙を
俺は受け入れよう。
俺たちの心は
もう一生
一つになることはない。
いや、そもそも
一つになる未来なんてなかったんだ。
遠井さんがあいつに向ける顔が脳裏をよぎりムカついた。
俺はもう一度遠井さんに深い口付けをする。
茜
❤️
❤️
❤️
そして俺たちは
身体を無理やり
重ねた。
どこで間違えていたのだろうか。
いや、なにも間違っていなかった。
俺は絶対君を好きになっていたし
君は俺を見ることはなかった。
強いていうのなら
俺が君と出会ってしまったことが
間違いだったのかもしれない。
でも俺は
なんど過去に戻ることができようと
君に出会う道を選ぶ。
君が俺を見ることはないと分かっていても
君も俺も傷つくと分かっていても
俺は君に出会う。
だって
俺は君が好きだから。
おわり
コメント
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好みドンピシャな話過ぎました…!フォロー失礼致します!