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:mito
:mito
:mito
:mito
僕、甲斐田晴には年下の恋人がいる。なんやかんやあって両想いになれた相手だ。現在、交際期間にして三か月くらい。デートも重ねてるし、キスもした。けど、まあ、それくらい。
恋人と親密にはなりたいし、僕にも、そしてたぶん相手にも性欲っていうものはあって、そういうことを意識しだすのは、まあ自然な成り行きなのだけれど。
問題は。
僕らは生物学的に男性同士であって、そういう行為に及ぶに至っては、その、あれだ。どちらが挿入される側になるか、というやつだ。
正直に言って僕はどちらでもいいというか、抱きたいとも抱かれたいともあまり考えたことはないし、大好きな人と愛を深めあいたいというだけ。
挿入できるようになるには準備というか訓練というかが必要らしいし…もちさんに、それをしてくれとか一緒にやっていこうって言うのはハードルが高すぎる…!
そういう雰囲気に持って行くことすら躊躇してるのに! 無理!
haru
まあ仮に、もちさんがそっちがいいってなったときでも対処できるしな。
お互いに忙しい日が続き、やっと半日、オフのスケジュールを合わせることができた。
翌日も仕事はあるけれど夜だけだし、本当に会えていなかったから、僕の家に泊まりがけで会うことにした。
のはいいんだけど。
なにしろ初めてのお泊りだし。意識…しないわけないし。ソファに並んで座るも、話がすぐ途切れてしまう。
沈黙に耐え切れなくなったのか、もちさんが僕の手を握って言った。
touya
黙って頷く。
顔を寄せ合い、キスをする。しばらく唇を重ね合ったあと、ほんの少し開いた唇から、舌先をもちさんの唇に伸ばしてみる。それに反応するように舌先同士が触れる。気が付けばもちさんの舌が僕の中に侵入してきていた。
haru
吐息と水音が響く。
haru
いつのまにか背中に腕を回し、抱きしめ合っていた。
haru
touya
haru
唇を離し、もちさんと見つめ合う。目がとろんとして上気した表情。きっと僕も同じ顔をしているんだろう。すごくえっちな気分で…下半身も反応していた。
僕は自然ともちさんのそこに手を伸ばしていた。
haru