それは
ある夏の日のことだった
ミーンミンミンミンミンミンミーン
ミーンミーンミンミンミンミンミーンミーン
海都
あっち~
歩美(昔)
ね。
愛唯
おーい!スイカ割りしようよー!
海都
おっいいな!
愛唯
歩美ちゃんはどうする?
歩美(昔)
えー私はいい!
愛唯
わかったー!
海都
じゃあ行くぞ!
ある三人が
知り合ったばかりの夏だった
ミーンミーンミーンミンミンミンミーン
海都
あ~疲れた〜!
愛唯
スイカきれいに割れたね!
歩美(昔)
そやな〜。
海都
よし!三人で!わけっこな!
歩美(昔)
ええん?
海都
ええで~!
愛唯
やっっっっったッッッ!!!
それから何年か経ったころ
歩美(昔)
ん、おったおった!
海都
……!歩美!
歩美(昔)
どーしたん?
歩美(昔)
愛唯は?
海都
……歩美にだけ話しときたくてさ!
歩美(昔)
なに?
海都
俺、もうちょっとで死ぬねん。
歩美(昔)
いや嘘つくなよww
海都
…嘘じゃない。
歩美(昔)
…はいはいそ~ですね~
海都
……もし俺が死んでも死ぬなよ。
海都
……もし泣いてる子がおったら放っとくなよ。
歩美(昔)
…そんなマジに言っちゃってw
海都
…………それだけ。じゃあ。
歩美(昔)
はいはい。
悲劇は
歩美を悪者にする為かのように
突然やってきた
愛唯
…………グスッ…………グスンッ
愛唯
なんで………グスッ
歩美(昔)
…。
歩美(昔)
(ごめんね、海都。)
歩美(昔)
(最期まで信じてあげれなくて…)
歩美
_____その時やっと気づいたんです。
歩美
あのとき私に助けてって言おうとしたんだって。
長谷川
…………
歩美
あの時からずっと、私変われてないんだなぁって。
長谷川
じゃあ________