一覧ページ

SnowManと物忘れの女の子

第1話 - 第1話 SnowManと物忘れの女の子

118

2020年06月11日

#SnowMan

める

〇〇

はぁ、はぁ

〇〇は燃えている教会を走る

時計は8時4分を指している

時計がある塔が倒れた

〇〇

きゃぁ！

〇〇は階段で座り込んでしまった

〇〇が空を見上げると星が輝いていた

夜空は炎で見えなくなった

だけど〇〇はずっと上を見ている

〇〇は水の中に服を着たまま沈んでいく

月が見える

〇〇

はぁ

〇〇は手を伸ばした

？？？

聞こえる？

？？？

ねぇ、聞こえてる？

〇〇は倒れた

？？？

君？

0804

〇〇

8月...

〇〇

4日...

？？？

ねぇ君？

〇〇

うわぁ、、はっ！

廊下から足音が聞こえる

さわか

ねぇ、どうしたの？

さわか

なんか叫び声が聞こえたけど大丈夫？

さわか

もうすぐ迎えが来るからさ

〇〇の肩に手を置く

〇〇

あの...

さわか

ほーら、大人しく待ってなって

この人、誰？

女友達が部屋から出て行く

？？？

迎えって誰が来るんだろうね？

〇〇

っh

？？？

君、大丈夫？

？？？

急に倒れちゃったから心配した

ガチャ

渡辺翔太

お前、倒れたってどういうこと？

誰？

渡辺翔太

なぁ

渡辺翔太

本当に大丈夫なのか？

私、この人知らない

渡辺翔太

送ってくからさ

渡辺翔太

さっさと準備して

渡辺翔太

返事ぐらいしろよ

〇〇

は、はい

渡辺翔太

はい？

ガチャ

佐久間大介

倒れたんだって？

渡辺翔太

佐久間、なんでお前まで

佐久間大介

さわかから連絡もらったから

佐久間大介

大丈夫か？どこかぶつけたりしてないよな

〇〇

はぁ

渡辺翔太

お前何ボーっとしてんの？

渡辺翔太

人の話、聴いてる？

〇〇

え！、、あ、

佐久間大介

翔太！そんな攻めるなって

佐久間大介

心配なのはわかるけどさ

佐久間大介

さて、帰る前に病院寄るか？

〇〇

え？

渡辺翔太

行った方がいいんじゃない

〇〇

はい

？？？

ダ、ダメダメ

〇〇

っは！

？？？

病院なんか言っちゃダメだよ、面倒なことになるから

？？？

眠いだけだからって誤魔化しちゃって

〇〇

は、はい

渡辺翔太

行くんだな？病院

〇〇

いいえ

渡辺翔太

は？どっち

〇〇

ただの寝不足だと思うから帰ります

渡辺翔太

倒れるほどの寝不足ってお前どういう生活してんだよ

渡辺翔太

お前いつまd

佐久間大介

まぁまぁ

佐久間大介

そういうことなら、家まで送って行くよ

佐久間大介

歩く速度、速すぎないか？

〇〇

はい

翔太が〇〇を冷たい目で見る

佐久間大介

冷えてきたね

渡辺翔太

まだ8月なのに、どうなってんだよこの寒さ

佐久間大介

梅雨が明けたと思ったらいきなり夏を越して秋だよな

佐久間大介

そういえば翔太、予備校は？

渡辺翔太

早退した

佐久間大介

いいのか？

佐久間大介

そんなんじゃ

渡辺翔太

言われなくてもやることはやってるし

佐久間大介

ったく可愛くねぇな

佐久間大介

翔太のこういう所子供の時から全然変わんないよね

〇〇

え？

佐久間大介

聞いてなかったのか？

会話についていけない私、この人たちと知り合いなの？思い出せない、、

何も

何も、ない

この人たちだけじゃない

私は一体？

渡辺翔太

おい！

〇〇

え？

〇〇は走る

渡辺翔太

どこ行くんだよ

佐久間大介

お前の家ここだろ？

〇〇

ここ...

渡辺翔太

いいから、ボケすぎ

佐久間大介

〇〇、1人で平気か？

佐久間大介

俺たちがついてきた方が

渡辺翔太

そこまで甘やかさなくていいだろ

佐久間大介

お前がスパルタすぎるんだよ

〇〇

あ、あの

〇〇

戻ったらすぐ休むから、、

〇〇

2人とも送ってくれてありがとう

〇〇は頭を下げる

佐久間大介

本当に大丈夫か？

〇〇

はい

佐久間大介

でも、

渡辺翔太

ほら、行くぞ

佐久間大介

おい！引っ張んなって

佐久間大介

もし何かあったらすぐ行くから

佐久間大介

早いとこ寝ろよ

マンションの番号を入力

〇〇

どうしよう

？？？

わからないんだ、やっぱりね

？？？

あのね、君は8月1日よりも前の記憶を無くしちゃったんだ

〇〇

え、そんな

？？？

うーん

？？？

ここ四日間一緒にいたのに、僕の事わからなくなっちゃってるんだね

〇〇

ごめんなさい

？？？

色々混乱してるみたいだから、1から説明するね

？？？

まずは自己紹介からかな？

？？？

僕はラウール

ラウール

こことは違う世界からきた精霊なんだ

〇〇

精霊？

ラウール

そうだよ

ラウール

あ、言っとくけど

ラウール

君にしか見えてないし、声も他の人には聞こえてないんだ

ラウール

あ〜、ナニー

ラウール

その虫をみるかのような視線は！

〇〇

虫とか、そんな

ラウール

君、初めてあった時もそんな反応だったよ

ラウール

まぁいいや、それで

ラウール

実はね、

ラウール

えっと〜

ラウール

あのね、実は

ラウール

僕のせいなんだ

ラウールは気まずそうに言った

〇〇

え？

ラウール

その、君の記憶が無くなった原因はね

ラウール

びっくりなことに、この世界に来るときに

ラウール

僕が君とぶつかってしまったからなんだよ

ラウール

いやぁ、僕も困っちゃったよ

ラウール

あはは、あははははは...

ラウール

本当ごめんなさい！

〇〇

ねぇ、それどういうこと？

ラウール

僕は、君の失った部分、君の心の中に閉じ込められている状態なんだ

〇〇

ちょ、ちょっと待って

〇〇

言ってることがよくわからないんだけど

ラウール

とにかく、君の記憶は病院に行っても頭とかの問題じゃないから

ラウール

自力で取り戻すしかないの

ラウール

周りの人の行動とかからだんだん思い出さなくちゃいけないの

佐久間大介

あいつ、本当に大丈夫なのかよ

佐久間大介

あんな状態で旅行行けんのかな

渡辺翔太

とりあえず、今は様子を見よう

ラウール

さっき送ってくれた翔太と佐久間って人はバイト仲間なのかな？

ラウール

2人は君と幼馴染みたいだね

ラウール

うーん、2人が話してても君が乗ってこないからちょっと怪しまれちゃったかな？

〇〇

うん

〇〇

データ、これしかないんだ

〇〇の携帯には

渡辺翔太さわか佐久間大介桜冥土の羊

の番号があった

ラウール

今までのデータがなぜか飛んじゃってて

ラウール

でもバイト仲間の連絡先だけは改めてゲットできてよかったね！

〇〇

うん、そうかもしれないけど

〇〇はバイト仲間の写真を触りながら言った

ラウール

ねぇねぇ

ラウール

今日の出来事で記憶のヒントになりそうなことあった？

どうして、何も浮かんでこないんだろう

私、本当に記憶を取り戻せるのかな

ラウール

ねぇ、大丈夫？

無理なのかも

ラウール

ねぇ君！

〇〇

え？

ラウール

僕の声、届いてる？

〇〇

ごめんなさい

ラウール

大変な1日だったから疲れちゃったよね

ラウール

もう寝た方がいいよ

〇〇

うん

ラウール

僕...僕...君のために精一杯頑張るつもりだから

ラウール

おやすみ！

ラウールは〇〇のてをとろうとするが

〇〇

おやすみ

触れることは出来なかった

〇〇の家の前

虫が飛んでいる

ある男が虫が死ぬのをみている

岩本照

ハハハハハ

男は〇〇の部屋を見ながら笑った...

〇〇

私、誰なの...

〇〇はカーテンから漏れる光で目を開けた

ラウール

おはよう

〇〇

おはよう

ラウール

どう？昨日の記憶は残ってる？

〇〇

うん、なんとか

ラウール

よかった〜！混乱してただけだったんだね！

ラウール

ここ数日は記憶がごちゃまぜになってたみたいだったけどようやく落ち着いたかな

ラウール

本当よかった！

ラウール

あのさ、困ったことがあったらなんでも相談してよ

ラウール

一緒にがんばろ！

〇〇

ありがとう、ラウール

ラウール

うわぁ

〇〇

ん？

ラウール

初めて俺の名前呼んでくれた

ラウール

嬉しい

ラウール

ってこんなことしてる場合じゃないよ！

ラウール

急がないとバイト遅刻するよ

女の子達

ふふふ、カッコいぃ

目黒蓮

そろそろ行かなくちゃ、ごめんね

女の子達

あ、蓮〜

女の子達

今日もお店行くからね〜

目黒蓮

ありがと

女の子達

ぅう〜

〇〇

あの、ごめんなさい

女の子達

あ、

女の子達に言ってお店に入っていく

それを影から見ている女子3人がいた

宮舘涼太

みなさん、今日も元気に開店いたしましょう

宮舘涼太

最近、女性スタッフに対して大変マナーの悪いお客様がいらっしゃるそうなので

宮舘涼太

来店したらご報告を

宮舘涼太

最悪私がこの手でぶち殺します

ラウール

い、今なんて言った〜！

ラウール

この手で何するって！？

宮舘涼太

では、今日の朝礼は以上です

宮舘涼太

今日も、職務を全うしてください

目黒蓮

はい

〇〇

はい

さわか

はい

桜

はい

阿部亮平

はい

ラウール

なぁんか変な店長だよね

〇〇

うん

目黒蓮

ねぇ、

目黒蓮

もう復帰して大丈夫？

〇〇

はい

目黒蓮

なら良かった

〇〇

ありがとう、ございます

目黒蓮は〇〇の目を見つめる

〇〇

あの、何か？

ラウール

んん？

シャリンシャリン

宮舘涼太

開店です

宮舘涼太

目黒、ちょっといいか？

目黒蓮

はい！

目黒蓮

今日も頑張ろうね

〇〇を見ながら言う

〇〇

はい

ラウール

あの人、目黒って言うんだ、

ラウール

なぁんか胡散臭いイケメンだね〜

ラウール

今だって君のこと変なふうに見つめてたし

〇〇

そう、かな？

ガチャ

チャリンチャリン

〇〇

い、いらっしゃいませ！

男の客1

ん？

ラウール

違う、違うよ！

ラウール

ここは、おかえりなさいませご主人様、だよ！

ラウール

店長がこっち見てる！早く早く

〇〇

おかえりなさいませご主人様

宮舘涼太

ふっ

店長は笑顔になった

〇〇が客を案内しているとき目黒蓮の客の席には朝〇〇を見ていた女子3人が座っていた

男の客1

メイドの手作りパフェをお願いします

男の客2

僕はミルフィーユカフェとダージュミンティーを

〇〇

かしこまりました、ご主人様

目黒蓮

じゃ、お茶とケーキは俺がやっから

〇〇

はい、お願いします

目黒蓮

あれ？パフェは君が担当だろ？

目黒蓮

メイドの手作りパフェなんだから

〇〇

すみません

どうしよう、私パフェの作り方分からない

ラウール

うわぁ、いきなり無茶振りきたね

〇〇

えっと〜

目黒蓮

何探してんの？

目黒蓮

もしかして作りかた忘れた？

目黒蓮

グラスにフレーク入れて、その上から生クリーム

目黒蓮

あとはフルーツを乗せてアイスを乗せたら

〇〇

っは！

〇〇は目黒蓮にバックハグをされてパフェを作っている

目黒蓮

その上にチョコをかけて

目黒蓮

で、

目黒蓮

完成

耳元で囁いてくる

〇〇

何、これ...

目黒蓮

君、大丈夫？

目黒蓮が〇〇の腰に手を回す

〇〇

あっ！

〇〇

イタッ

バリンバリン

〇〇はパフェのグラスを落として割ってしまった

〇〇

す、すみません

目黒蓮が〇〇の手を取る

〇〇の指先が怪我している

目黒蓮

ちょっと来て

そこを女子3人が見ている

〇〇に絆創膏を貼ってくれた

目黒蓮

ちょっとしたら緩めて

目黒蓮が〇〇の目を見つめる

目黒蓮

やっぱり君には聞かないんだね

〇〇

え？

ラウール

さっきも君のこと見つめてたよね

ガチャ

目黒蓮

阿部くん、おはようございます

阿部亮平

おはよう

〇〇

おはようございます

目黒蓮

俺は、仕事に戻るけどいい？

〇〇

はい、ありがとうございました

目黒蓮

それじゃ

阿部亮平

あのグラスにパウリ効果を起こしたのは君？

〇〇

パウ、え？

阿部亮平

パウリ効果

阿部亮平

理論物理学者パウリは不器用で良く機材を壊してたの
時にはパウリが触れただけで、近づいただけで壊れたりしたんだって
そこで仲間たちはパウリがあまりにも者を多く壊すから謎の力によるものと
揶揄したんだよ
それがパウリ効果の由来

ラウール

なっ長〜

阿部亮平

怪我した指で仕事をしたら細菌に感染して炎症するかもしれないよ
今日はもう帰った方がいいんじゃない？

〇〇

それは、そう

ラウール

もうちょっと探りたいよね

ラウール

何か理由をつけて残ろうよ

〇〇

うん

〇〇

えっと、あの、あの

〇〇

私、大したことなくって、残っていたいと思って、怪我は...

〇〇

そう！随分休みましたし、でも全然ダメだし、慣れたいというか、ですから

〇〇

あの、足手まといですよね私、その、

阿部亮平

ごめんね

阿部亮平

よくわかんない、困っちゃった

〇〇

あ、休みたくないです

阿部亮平は黙り込む

怒らせちゃったのかな

ラウール

う〜ん、無表情すぎて何考えてんのかわかんない

〇〇

あの、

〇〇

あのですね

阿部亮平

わかった

阿部亮平

店長には俺がいっとくね

阿部亮平

君の説明じゃちょっとわかんないかもだから笑

〇〇

お願いします

ラウール

へぇ、もしやさっき黙ってたのは、君の言いたいこと理解しようとしてたのかな

宮舘涼太

ん、なるほど、そういうことなら

〇〇

よろしくお願いします

〇〇は頭を下げる

チャリンチャリン

目黒蓮

お帰りなさいませ、お嬢様

チリンチリン（鈴の音）

お客さんだ！

〇〇はこけてしまった

〇〇

っは

誰かが支えてくれる

目黒蓮

危なかった

〇〇

す、すみません

目黒蓮

気をつけて

〇〇

はい

それを女子3人が見ている

1日仕事のやり方をみんなに教えてもらった

ラウール

今日は頑張ったね

〇〇

ありがとう

ラウール

最後の方とか結構いい感じになってたけど

〇〇

そうかな

ラウール

明日も頑張ろう！

〇〇

うん

ポストの中身を開けると写真が落ちてきた

ラウール

こ、これ！

〇〇

私！

〇〇の顔が塗りつぶされている写真だった

女子3人が歩いてくる

女子1

目障り

女子2

裏切り者

女子3人の中の1人が〇〇の写真を踏んだ

女子３

あなた、約束破ったでしょ

〇〇

え？

〇〇が立っていると後ろから足音が聞こえる

ハサミで髪の毛を切られた

〇〇

えっ！

〇〇

っは

〇〇は後ろを振り向く

〇〇

っは、っは

〇〇は目を大きく開いて怯えた顔をしている

汗が垂れて

だんだん足の力が抜けていく

〇〇は倒れた

SnowManと物忘れの女の子

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

118

13件

なんかこういうアニメありましたよね！！物語面白いです！(*^^*)

める

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

SnowManと物忘れの女の子

第1話 - 第1話 SnowManと物忘れの女の子

作者の他の作品すべて見る

#SnowManの新着小説
一覧

関連するタグ

SnowManと物忘れの女の子

第1話 - 第1話 SnowManと物忘れの女の子

作者の他の作品すべて見る

#SnowManの新着小説一覧

関連するタグ

#SnowManの新着小説
一覧