主
実はこのお話読み切りにするつもりだったんですけどちょっと続き書きたいって思って
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主
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⚠️注意⚠️ BL nmmn 赤水、青桃 ご本人様と一切関係ありません 通報、荒らし、シェア、パクリ等禁止 ぱくってません 地雷さん回れ右 エセ関西弁 誤字脱字🈶 コメント欄でご本人様のお名前を出すのは御遠慮ください
赤
桃
あぁ今日も可愛い。俺のないくん。って言っても勝手にそう思ってるだけだけど
俺結婚した。でもそれは政略結婚だった。だから望んだ相手じゃない。それに相手は話したこともない女だ。好きになれるわけが無い
俺はずっとないくんが好きだった。でも政略結婚があるから必死でその気持ちを隠してきた。けれどそのせいでこんな生活。いっそのことないくんと不倫して家も親族も捨てて2人で暮らそうか…。ないくんも俺のことが好きみたいだし…
赤
桃
赤
いつもならしっぽを振って喜んで誘いに乗ってくれたのに、迷いもなく断られるしなんだか軽いような…
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桃
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桃
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桃
なんだろう。おかしいな。あの二人あんなに距離近くないはずなのに…なんであんなに距離近いの?同期だってのは知ってるけどあんなに近くなかったはず…
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桃
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赤
妙に甘い空気。なんだか嫌な予感がして声をかけようとしたが勤務時間になってしまったからそれは叶わなかった
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赤
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赤
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赤
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赤
家での俺はいつもこんなんだ。知らない奴と暮らすなんてストレスしかない。お見合いとか顔を合わせる機会なんて一切無しに結婚させられた。みんなの前では幸せそうにしていたけど…
赤
こんな幸せを俺は求めていない。なんでこうなったんだ、未だにどうにかないくんと一緒になりたいと考えてる自分がいる
数日後
おかしい
どんなに食事や飲みに行くこと、遊びに行くことを誘ってもないくんに断られる。忙しいと言われたり無理だと断られたり。俺のことが好きだったはずなのに…なんで…
赤
桃
赤
もの陰に隠れて聞き耳を立てる。オフィスにはもう俺やないくん以外に誰もいないらしい。ないくんは声が低いけどしんとしている夜のオフィスには声が響く
桃
桃
桃
桃
赤
思わず声が自然と出てしまった。は?大好き?まろのことが?何言ってるんだ…?それに深夜2時にって…そんな時間にすることなんて決まってる。もしかして…
桃
赤
桃
うん、もういいや。誤魔化したってきっとバレる。少なくとも今の俺に冷静になるなって言葉は、選択肢はない
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桃
すると君は困惑した顔色を見せた。そりゃあ既婚者に言われたらそうなるだろう。でも大丈夫だよないくん。俺が一緒に逃げるから。そんなの気にしなくていい。ないくんも俺のこと好きなんだし、その気持ちに従えば─
桃
赤
桃
赤
桃
ないくんのその顔が俺の気持ちを逆撫でする。イライラさせる。いいから俺のところに来いよ!なんで来ないんだよ!あぁもう!
赤
桃
そうして俺はないくんを押さえつけながらないくんの服に手をかける。彼も動揺と焦りから顔が真っ青だ。必死に逃げようとしている。なんで?俺のこと好きなんじゃ…
桃
赤
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桃
赤
気持ちが強く出てしまってないくんを掴んでいる力が強くなる。しかしないくんを掴んでいる手が誰かに掴まれた
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その声に驚いた拍子に手の力が緩み、まろから投げ飛ばされた。オフィスの机に頭をぶつける
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赤
わかってた。心のどこかでわかってた。こんなこと間違ってるって。これは正しくないって。ないくんを巻き込むのはいけないって。そしてないくんは俺じゃなくてまろのことが今は好きだって。全部全部わかってたんだ
でもその現実を受け入れられなかった。受け入れたくなかった。正しいことが全てじゃないって思いたかった。でもそれは…ただの俺のわがままだった
赤
泣きたいのはないくんだろう。泣くのは俺じゃない。わかってるのに涙が止まらない。こんなことしようとした自分が情けなくて、馬鹿らしくて、好きな人を傷つけたことが許せなくて、傷つけるってわかってたのにこんな行動をとった自分に対して…あぁもう他にも色んな気持ちが混ざってぐちゃぐちゃだ
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赤
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そうして俺はオフィスを出て自宅へ向かった
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家に帰ってきて、普段ただいまなんて言わないから黙ってリビングに来てしまった。嫁も俺が帰ってきていることに気づいていないようで誰かと電話している
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どうしよう。話しかけるべきなのか、そっと部屋に戻るべきなのか…でも今動いたらばれちゃうし…と思っていると
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相手が振り返ってきて目があってしまった。相手も同じような反応をした後顔から血の気が引いていった
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赤
普段なら「うん」とか無視していたけれど、それはできないし…やっぱり無難にここは
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嬉しいと言ったときふわりと笑う君の笑顔も初めて見たな。というかまともに顔を見ていなかった気がする。意外と整ってるし肌が白い
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今思えば彼のご飯を一度も食べたことがなかった。いつもコンビニで済ませたり飲み会に行ったり…それでも毎日ご飯を作ってくれていた
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用意してあったご飯を食べるだけなのにそんなに喜ぶことなのだろうか…と思っていると晩御飯が運ばれてきた
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いや、今までろくに作っていただいたご飯を食べなかったんだ。知らなくて当然だろう。でもなんだか美味しそうだなと思い一つ野菜を口にしてみる
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また嬉しそうにしている君。その喜ぶ顔がなんだかかわいくて自然と笑みがこぼれてしまう
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そういうとギクッ!としたように体が動いた。やっぱり怪我をしたのは手なのだろう。軽く見えたがだいぶ痛そうだったしそこまでちゃんと手当されてなかった
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ただ手を見ただけなのになんで泣いているんだろう。そんなにコンプレックスだったのかな…相手のことをあまり知らないせいでなんで泣いているのかわからない
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そういえばこの子は男の子なのに嫁いできた。特にお金持ちでもないし結構なドジっ子のようだ。だから多分庶民。そんな子なのに俺の家系に嫁いできた理由は多分…
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多分おやじには俺が同性を好きになることを知っていたのだろう。だから相手も男にしようと。でも後世はほしいとなった時に妊娠できる体質のやつを探そうとなったのだろう。けれどその体質を持っているやつなんてなかなかいない。そんなときにあらわれたのがこの子だったのだろう
バツイチってのも多分当たってるはず。反応からして確定だ。完璧じゃないと見捨てられるってのも、こんなに俺に冷たくされても根気強く頑張るのも、もう後がないとわかっているのだろう
あとは旦那にはこの子はなれないのだろう。抱くのではなく、抱かれる方が快感があるのタイプ好きになるのは女性じゃなくて男性。だからこそ子孫を残せないから婚約破棄になった未来がなんとなく想像できる
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手を握って真っ直ぐ見つめる。さっきまで濡れていた瞳は驚いたように大きく見開き、驚きによって涙が止まっていた。その瞳はやっぱり美しく澄んでいた
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首をこてんとさせて訪ねてくるその様子が可愛くてまた笑みがこぼれる。普通君とかそのままさんとかにすると思ったけどちゃんも可愛いしそういう発想するところがなんだか愛おしく感じて頭をなでる
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そこから俺たちは変わった
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家に帰ったら自然とただいまと口にするようになった。家事も教えてもらいながら手伝うようになった。そして大きく変わったのは
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りうらとほとけっちの間に愛情が芽生えた。結婚したとはいえ、政略結婚だったから、お互いを知って、同じ屋根の下で暮らしても友達感覚になってしまうこともあり得ると思っていたがそんなことはなかった。だってこんなにかわいいんだもん
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ないふの二人もうまくいっているようでまろがいつプロポーズしようかとかイギリスで式を挙げようかとかなんだか色々とうるさい。ほとけっちは忘れ物をしたとき、届けてくれるからその際にないふの二人と軽く話しているようだ
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俺たちは変わった。俺たちの間には愛情があって、幸せに暮らしている。こんな未来をきっとあの頃の俺は理想でしかなかっただろう。けれど今は違う
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深夜二時に…ね?♡
おまけ
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そして、さっきまでずっと後ろに回していた手が出てきた。何かを持っていてそれを見せられる
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この時の喜びなんてどう表したらいいかわからないくらい、本当にうれしくて…泣きながらほとけっちを抱え上げた
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そしてないふの二人も無事子供が生まれ、ぎりぎり同い年となりお互いの素敵な家庭が築かれていくのでした♡
この作品はいかがでしたか?
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コメント
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んなぁぁぁ!! 最高っ!!(๑•̀ㅂ•́)و✧ 神作ありがとうございましたっ!!
朝起きて1番にテラーを開いたら神作品が投稿されてた…最近よく二度寝しちゃって起きれないしそのせいでやる気出ないしだったので、神作品のお陰で朝起きれてやる気出ました!ほっこりしたしやる気もらえたし、もう茜さん最高😆👌