その時はとりあえず、二人を起こして、 ジェスチャーで声が出ない事を伝えた。
若井は呆然としていて、 涼ちゃんはすぐ先生を呼びに行ってくれた。
普段、頼りないとかイジってはいるけど、 やっぱり涼ちゃんは年上なんだな… なんて思ったりして。
直ぐに先生が来てくれて、 涼ちゃんがぼくの声が出なくなった事を伝えてくれた。
そこからは色んな検査をして、原因を探ったけど、 結局これと言った原因がなく、 恐らく精神的なのもの、と言う事になった。
先生が言うには、疲れからくる事もあれば、 自ら話したくないって思う事によって、失声してしまう事もあるとの事だった。
正直、心当たりがあるぼくは口を噤んだ。
…まあ、声は出ないんだけど。
後で、涼ちゃんに聞いたんだけど、 ぼくはスタジオで突然倒れて、 救急車で運ばれたとの事だった。
皆、びっくりしただろうな…
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