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第1話
笑顔
小学校の時から諦めていた
勉強も
運動も
友達も
家ではいつも親が喧嘩していて
年の離れた兄はいつもヤンキーと絡んでいた
小学校では
身長が高い、目つきの悪い男の子
そう思われていて、いじめをずっと受けていた
先生たちは見向きもしなかった
何も無かったかのようにずっと振舞っていた
中学に上がって
成績は下から何番目か数えられる
親は離婚し、母親の元で暮らしていた
お酒とタバコに溺れていて
もはやお母さんとも呼べないほどに
運動も諦めていたから、体力はなくて
筋肉もないまま
身長だけが高くなっていき、
目つきもおかげでいつもクマがあった
周りからは"睨んでいる"らしい
それを「怖い」と思う女子
そう思う女子を可哀想だと思う男子
その男子達から暴力や暴言が日常に
勉強しても成績が上がらないため、
最底辺の高校の入学して
過ごしている。
そんな俺には唯一の居場所と呼べる 所がある
Yuzu's cafeteria
大きくも、有名でもない
小さな喫茶店
中学2年の時に、 ボロボロの姿で帰ってくる俺の姿を見た 店長が
声をかけてくれて、 抹茶のシフォンケーキと抹茶タルト をくれた
「おっちゃんからの奢り!」と
その時から頻繁に行くようになった
高校3年生に上がるタイミングで
いつもの喫茶店に行った
母親から暴言を吐かれ
気分が上昇していなかった時に
S
店長
S
店長
S
ガチャ
ドタバタ
M
店長
店長
M
S
M
M
この喫茶店で初めて会った
透き通るような優しい声
綿菓子のように甘い笑顔
店長
店長
S
店長
店長
S
パク
S
いつもと同じ注文のはずなのに
どうして、温もりを感じるのだろう。
S
あの子は誰なんだろう
初めて見た
あんなにふわふわしてる子
S
店長
M
店長
M
S
M
S
M
上向いたら絶対怖がられる
何言われるんだろう
M
しゃがむ
M
ちょこん
S
S
下にいた。
目が合った、どうしよう
M
優しい声。
可愛いけれど、男の子っぽさもある声
中性...って言うのかな
S
首を傾げてしゃがんでいるその姿
小さな猫な雰囲気がした
まだ顔全体は見えてなくて良かった
初めて伏せてて良かったって思った
M
優しい声が悲しそうな声に変わった
S
思わず顔をあげて大きな声で言った
M
S
驚かせちゃったかな
M
M
S
S
S
M
S
M
M
S
M
S
M
やはり、甘い笑顔
こうやって人生に恵まれた人間は
いつもいい顔してるよね
S
M
チャリン
ガチャ