ノートン
う、うぅ~ん...

ノートン
え?此処、何処だ...?

目を覚ますと彼は見たこともない
景色の中にただ一人ポツンといた
???
そこにいるのは誰だ?

ノートン
!?

突如、自分の目の前に現れた
見たこともない姿の生き物に
ノートンは驚きを隠せなかった
ノートン
君...は、誰?

???
私は「赤服の人物」。
この森の奥にある屋敷の
主人であり、近くの村の
教祖でもある者だ。

ノートン
へ、へぇ...。

赤服の人物
そういうお前の名は
何と言うのだ?

ノートン
...僕の名前は、
「黒いチューリップ」。
これは仮の名前で
本当は、ノートンって
言うんだけどね。

赤服の人物
ノートンか、

赤服の人物
良い名前を授かったな

ノートン
...?それってどういう
意味で言ってるわけ?

ノートン
えっ、ちょっと!
いきなり何するのさ!?

「赤服の人物」は勢いよく
ノートンの手を握りこう言った。
赤服の人物
気に入った。ノートン、
お前も私の「共犯者」と
なる覚悟はないか?

ノートン
共犯者?それってつまり
君の信者になるって
ことなの...?

赤服の人物
あぁ、そうとも!

赤服の人物
...どうやら、私は君に
魅入られてしまったようだ。めでたいことにな

ノートン
(そんな事、急に言われても嫌に決まってーー)

ノートン
!

ノートンは気がついたのだ。
この見知らぬ土地でこれから
どのように暮らせばよいのかを
ノートン
(このよくわからない
人(?)に着いて行くしか
僕の生きる手段は
無いか...、)

ノートン
分かった。

ノートン
君の共犯者になろう。
