俺の唯一の親友が亡くなった。
どこからかそいつの声が聞こえた
あお
ももくんってば
もも
え?
あお
ももくんがなくって珍しいじゃん
目から涙が流れてきてた
もも
なんで
もも
なんであおがいるの
あお
僕いつもいるじゃん
あお
何言ってるの
あお
ずっと話しかけてるのに無視ばっかりしてさ
夢なら覚めないで
もも
急にいなくなるなんて
もも
ずるいよ
抱きしめた
久々にあおの匂いがした
あお
なに、急に飛びついてきて
あお
いつも、ももくんの近くにいるじゃん
今すぐにでも消えてしまいそうだった
もも
俺から離れないで
もも
ずっと近くにいて
あお
当たり前じゃん
あお
僕がいないと生きていけないんだから
あおが誰かから呼ばれてる
あお
行かなきゃ
もも
だめ
もも
離さない
あお
ごめんね
目を覚ましてしまった
もも
気持ち悪る
あいたい
今日もまたひとりぼっち