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💞童磨沼💞アンリ
82
#何でも許せる人向け
ゆっきーな
858
現実世界
まふゆはスマホをポケットに忍ばせ、リビングへと降りた
そこには、いつも通り「娘の将来」を信じて疑わない母が、微笑みを湛えて座っている
まふゆの母
まふゆの母
いつもなら「はい」と答えて終わるはずの会話
けれど、まふゆの口から出たのは、全く別の言葉だった
まふゆ
まふゆ
母の微笑みが、ピキリと音を立てて固まる
まふゆの母
まふゆの母
まふゆの母
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆは震える声で、けれど逃げずに母の瞳を射抜いた
まふゆの母
まふゆの母
まふゆの母
まふゆ
まふゆの母
まふゆの母
まふゆの母
母親の叫びは、まふゆの耳元で反響する
まふゆ
まふゆの瞳が再び光を失い、深い虚無へと沈みかけた、その時だった
カイト
スマホから響いたのは、いつになく低く、氷のように鋭いカイトの声だった
カイト
カイト
まふゆ
カイト
カイト
カイト
カイトの過激なまでの肯定
それが、まふゆの心に小さな、けれど確かな火を灯した
まふゆ
まふゆは、初めて母親の瞳を真っ直ぐに射抜いた
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
まふゆ
しかし、その渾身の願いは、母親の歪んだ愛というフィルターを通り、最悪の形に変換された
まふゆの母
まふゆの母
まふゆの母
逆上する母親。その狂気を見た瞬間、まふゆの本能が告げた
まふゆ
まふゆの母
まふゆの母
母がスマホを取り上げようと手を伸ばした瞬間、まふゆはそれをかわして玄関へと走り出した
まふゆの母
背後から飛んでくる、金切り声のような怒声
それは、初めて聞く母の「本性」の音だった
まふゆは靴を履く間も惜しんで、サンダルのまま夜の街へと飛び出した
まふゆが裸足に近い状態で家を飛び出した頃
咲希は自室で、まふゆの歌詞に合わせた新しい旋律の調整を終えようとしていた
咲希
咲希
ピカッ、と、スマホが青白い光を放つ
咲希
カイト
咲希
カイトは返事もせず、深い闇の中へと消えていった
咲希
咲希はカイトの切迫した気配に突き動かされ、パジャマの上に上着を羽織っただけで外へ飛び出した
夜の冷たい空気が肌を刺す
街灯の下、公園の入り口に、誰かが立っていた
咲希
そこにいたのは、髪は乱れ、瞳には涙の跡を凍りつかせた、今にも崩れ落ちそうなまふゆだった
まふゆ
まふゆが咲希の名を呼んだ瞬間、その身体がゆっくりと地面に倒れ込む
咲希は慌てて彼女を抱き留めた。伝わってくるのは、尋常ではない体の震え
咲希
咲希の叫びが、静まり返った夜の住宅街に響き渡る
カイトが仕組んだ、あまりにも残酷で、けれど唯一の救いとなる「再会」
ナイトコードの運命が、大きく、激しく動き出した夜だった