コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
春になったばかりの暖かい風が桜の花びらを浮かせる
今年ももうこんな季節だとびっくりする
et
et
もしこの世界に君がいるなら
一緒に見ていただろうか
〜2年前〜
私にはrnという大好きな親友がいた
毎日のように二人で遊び呆けていた
et
rn
et
rn
rn
rn
et
et
rn
rn
et
rn
et
作成中
et
rn
et
rn
et
rn
et
rn
rn
ずっと一緒です!
et
rn
でもその「ずっと」が続く訳もなかった__
et
病院のカーテンを開けるとベットの上には痛々しい親友の姿があった
沢山の管に繋がれており酸素マスクを付けていた
ピッピッと命のカンウトダウンがされている
目の前にいる親友が今にも消えてしまいそうだった
rnには元々持病があった
それが悪化してもってあと一年と言われてしまった
もう一緒に遊ぶ事もずっと一緒にいる事も出来ない
そんな現実から私は目を逸らしてしまいたかった
タイムリミットが来るのは一瞬でもう残りの時間は終わりが見えてきた
だんだんrnは弱っていっていた
最期の時は寂しい思いなんてさせたくないから毎日のように病院へ通った
et
目の前で寝ている親友は最初の時より随分痩せたように見える
しばらく様子を見て今日も寝ているから帰ろうとした…
rn
et
rn
et
rn
rn
et
久しぶりに話すせいか少し気まずい沈黙の空気が流れた
でもその雰囲気を壊すようにrnが口を開いた
rn
et
rn
rn
et
桜が咲くにはあと1ヶ月は最低でもかかると思う
この時なんて言えばよかったのだろう
どう言えば彼女を傷つけないだろう
rn
et
この時の私は、只々慰めることしか出来なかった
rnが急に病状が悪化したと連絡があった
私は病室に急いで駆けつけた
病室に入ると思いのほか元気そうなrnがいた
rnが私に気づくと嬉しそうにrnが口を開いた
rn
rn
rn
私は考える間もなく答えた
et
rn
et
rn
rn
et
rn
et
〜数日後〜
忙しくて中々行けなかった
今日こそはっと早く帰れるようにした
テレビではあと数日で桜が咲くと言っていた
rnに早く言いたくて仕方がなかった
そんな時1本の電話があった
病院からだった
恐る恐る出るとrnが病状が悪化して
亡くなった
頭が真っ白になった
無我夢中で病院へ駆けつけた
病室へ飛び込んで1番最初に目に入ったのは
et
顔に白い布が掛けられているrnだった
握った手はとても冷たくやせ細っていた
もうどれだけ呼んたって返事なんて返ってこない
一緒に桜なんて見れない
rnの病室の窓から桜のつぼみが見えていた
やがて、お葬式が行われた
rnのお葬式の日は桜が満開に開いていた
天国では桜が見れますようにと桜の花びらを入れた
気づけばお葬式は終わっていた
お葬式後rnのお母さんから1つの封筒を貰った
そこには少し歪んでいるがrnの字でetちゃんへと書いてあった
封筒の中身を見ると手紙と昔、一緒に作った桜のしおりが入っていた
世界で1番大好きなetちゃんへ 一緒に桜みたいって言ってごめんね 桜が咲く日と残りの寿命的に無理だってわかってたの でも少しでも見れるかもって希望を抱いてたの だからetちゃん気に病まないで 最後までこんなrnと友達でいてくれてありがとう! 死んじゃってもずっと隣にいるよ 本当は言葉で伝えたかったけど言えなそうだから手紙だけどごめんね 本当にありがとうね rnより
〜現在〜
et
et
ただ独り言だった
返事なんて返ってこない
わかっているけど言いたくなった
rn
et
振り返って見ても誰もいない
たけどすぐ近くに温もりを感じた
END