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白髪のケモ耳美少女を拾った

第4話 - お母さん

2025年06月19日

#ケモ耳

#ケモ耳の女の子

#オリジナルキャラ

hasosi

零央

ふぅ、まぁ一旦こんなもんか

レオは血を洗い流すため、再びお風呂場に来ていた

零央

...さっきの、なんだったんだ？

零央

俺を傷付けた瞬間のあの乱れよう...それに、不思議な魔法のようなもの...ヤバすぎて逆に冷静になってたけど、今どっと疲れが来た...

零央

さっさと上がって寝よう...

ぐぅぅぅぅ

零央

あ、やべ、飯食ってねぇや。ミナも食ってねぇよな？...嫌な予感がする、早く上がろう

零央

あんな力、普通に考えたら弱ってたミナが使えるはずがない。まぁ、あれに常識が通じるかどうかは別だけど...

零央は嫌な予感を抱きながら部屋に戻る

零央

...戻ったぞ、いるか？

ミナ

......

零央は床に倒れ伏すミナの姿を捉える

零央

お、おい！大丈夫か！！！

零央

(やっぱりあの力は闇雲に使えるようなもんじゃ無かったのか！！)

ミナ

...お

零央

...お？

ミナ

...おなかすいたぁ

零央

...え？

ミナ

...おなかがすいてうごけない

零央

......はぁ、うん、まぁ、良かったよ。うん

零央

...ご飯にしようか

零央

.....はぁぁぁぁ
ビビったぁ...ほんとにヤバいかと思ったぁ...

零央

いや、あの雰囲気はなんかヤバい感じだったじゃん。すぐに戻らないと手遅れ、とか熱出てる、とかお約束じゃないの？！

零央

って、まぁ無事ならそれが一番良いんだけど、ホントにいやマジで

零央

今あいつが熱出してもどこにも見せに行けないだろうし。流石に俺も看病の経験はそんなにないし

零央

...とりあえず、早く作るか。

零央

う〜ん、今日は簡単に...と思ったけど、ミナもいるしなぁ

零央

人に出せるようなクオリティもしてないんだけど...

零央

よし、決めた。これにしよう

零央が冷蔵庫をの中身を見て選んだのはカレーだった

零央

ま、シンプルで美味しい。これに限るな

零央

ふふんふんふふ〜んふ〜ん

零央

...こうやって考えると、人に料理を振る舞うのって初めてだな

零央

...喜んでくれるかな？

あの人間は、不思議だ

なぜ私に優しくするのだろうか

やはり、恩を売って逃げられないようにするつもりだろうか

確かに、さっき理由は聞いた。同じだ。と言っていた

でも、それだけでここまでしてくれるだろうか？少なくとも、私はしないし、出来ない

ミナ

...でも。それでも、レオは信じてみたい

〜〜〜〜〜〜〜

ミナ

私は孤独だった

ミナ

産まれた時から親の顔は見ていない。
私を育ててくれたのは、親じゃない人

ミナ

でも、優しかった。まるで本物の親子のように接してくれた。

ミナ

だから、私はお母さんじゃないお母さんが好き。

ミナ

お母さんにも、私と同じようにしっぽとお耳が付いてた。大きくて、温かかった。

ミナ

私もああなりたかった。優しくて、他の人に頼られて、かっこいいお母さん

ミナ

ある日の事だった。私はお母さんを、誤って爪で傷つけてしまった、でも謝ればきっと許してもらえる。私はそう考えていた

ミナ

「お母さん、ごめんなさい」

ミナ

お母さんは何も言ってくれなかった。いつもなら優しく大丈夫だよ。心配ないよ。と言ってくれるお母さんの優しい顔はどこにも無かった

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hasosi

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