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銀さんと虐待少女

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銀さんと虐待少女

2 - 銀さんと虐待少女(中編)

♥

50

2025年01月15日

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その日の夜……

坂田銀時

……いや、お前…

坂田銀時

本当に押し入れに寝るでいいの?

あっはい…銀時さんの邪魔する訳には行かないのでっ…

坂田銀時

……そうか

坂田銀時

ま、お前が良いなら止めねーけどよ

坂田銀時

……オヤスミ いい夢見ろよ

はっ…はい……

……おやすみ…なさい

坂田銀時

(……あんなこと言っといて……)

坂田銀時

結局俺が寝付き悪いっていうな

〜…〜っ!

坂田銀時

(…?何か言ってる……?)

坂田銀時

オーイ 生きてっかー?

ごめっ……なさいっ

ごめんなさいごめんなさい…

坂田銀時

(寝言……?)

坂田銀時

…オイ?大丈夫か……?

そう、頭の方に手を出した瞬間ー

バチン─── と手を跳ね除けられた

坂田銀時

っ!!

坂田銀時

(……無意識…か)

坂田銀時

安心しな、俺ァ敵じゃねーよ

ゆっくりと手を近づけて頭に触れる

坂田銀時

……

坂田銀時

…いい夢見ろよ

坂田銀時

……さて、俺も寝るかな

ピンポーン

坂田銀時

……んぁ?まだ6時だろ
万事屋閉業中でーす

ピンポーンピンポンピンポンピンポーン

坂田銀時

……寝よ

ピンポーンピンポーン!!!!

坂田銀時

うるせェェェ!

坂田銀時

ったく誰だよこんな朝から他人の家の呼び鈴ならす奴ァ…

???

ウチの娘を……返して頂けます?

坂田銀時

……アンタッ…

???

貴方が今預かっている子、居るでしょう

坂田銀時

…何のことだか

???

とぼけないで頂戴

???

アレがここに居るのは分かってるの

坂田銀時

ちょっと待ちな、まず挨拶くらいしてくれや

藤井 錵

……藤井錵(にえ)です

坂田銀時

アイツは?

藤井 錵

坂田銀時

アイツの名前は…なんだ

藤井 錵

無いですわ

藤井 錵

強いて言うなら私のモノ、ですね

坂田銀時

もう1つ聞いていいか?

坂田銀時

何でアイツの身体に傷がある

藤井 錵

傷じゃありませんわ

藤井 錵

証ですの、私のモノという

藤井 錵

いいからあの子を出して頂戴

坂田銀時

……

藤井 錵

それとも…出さないというのなら……

藤井 錵

こちらも手がありましてよ

ザッと錵の後ろに侍が並ぶ。 10…いや、20は居るだろうか

坂田銀時

オイオイ……いつからここは人気店になっちまったんだ?

藤井 錵

藤井家…知らないんですの?万事屋さん

藤井 錵

幕府と古くから縁のある大富豪家ですわ

坂田銀時

1人の娘に逃げ出される家が大富豪たァ世も末だな

藤井 錵

娘?まさかアレが私の娘だとお思いで?

坂田銀時

……?

藤井 錵

アレは妾の子ですの アレの存在がバレると色々と面倒ですわ

藤井 錵

早く、渡してちょうだい

坂田銀時

ニッ…やなこった

っ…!

藤井 錵

あら、やっぱり居るじゃないの

坂田銀時

お前ッ……

藤井 錵

早くこっちに来なさい
この人がどうなってもいいの?

やめて!この人はっ……

坂田銀時

オイ!

藤井 錵

いいの?また貴方のせいで人が死ぬわよ?

……

錵の方へ黙ってつく

坂田銀時

おまっ……!

銀時さん、団子、美味しかったです

ありがとうございました

震え声で話すその目には、涙が浮かんでいた

藤井 錵

手間をかけさせないで
行くわよ

坂田銀時

待てよ!

銀時が追いかけようとすると、周りの侍に取り押さえられた

坂田銀時

オイ!待て!クソッ……!

藤井 錵

暫くここにいなさい

藤井 錵

私に手間をかけさせた罰よ

はい……

(良かったんだ……これで…)

藤井 錵

……何かしら、その反抗的な目は

えっ…いや、そんなことっ

藤井 錵

私に言い訳するのかしら

…ごめんなさい

藤井 錵

……お仕置が必要なようね

っ!やっやめてください!お願いします!

ごめんなさい!謝るから!ごめんなさい!

藤井 錵

だから…その反抗的な目をやめろって言ってんのよ!

静かな地下室に、少女の小さな悲鳴だけが響いた

あ‪”‬ぁぁぁぁっ!

藤井 錵

五月蝿い!黙りなさい!

ごめっ…ごめんなさい……っ!

──────────

藤井 錵

……いい?
そこで反省してなさい

ごめっんなさい…

(……ようやく出ていってくれた)

……うぅっ

痛い…怖い…寒い

帰りたい……

何処に?

私が帰る場所なんて……

何処にも…無いや

っひぐっ うぐっ

ポロポロ

……誰かぁ

「助けて」

坂田銀時

そいつぁ依頼か?

!?

坂田銀時

どーもぉ 出張万事屋でぇーす

銀時さっ…何でここに……

坂田銀時

俺ァ万年金欠なんだ

坂田銀時

そこに依頼があるなら何処へだって行ったらァ

坂田銀時

そこがお偉いさんの隠し地下室だろうがな

っ…!

坂田銀時

……で?依頼内容は?

銀時……さん

……助けてッ

坂田銀時

……よく言ったじゃねぇか

坂田銀時

ほら、行くぞ「夢」

……夢?

坂田銀時

あー、お前の名前

坂田銀時

いつまでもお前呼びじゃアレだろ

夢…

ありがとうございます 銀さん

坂田銀時

……ほら行くぞ

……何処にですか

坂田銀時

お前が行きてーとこ

行きたいところ……

坂田銀時

まっ、そりゃ後から考えりゃ良いさ

坂田銀時

ここは嫌いか?

コクリ

坂田銀時

したらまずはこっから脱出だな

終わり

区切りがビミョーですがここで一旦終わります

多分次で終わるかも……?

↓に作者の戯言が続くので見たい人は見てくださいっ

(読まなくても人生1mmも変わりません)

作者

つーわけで作者です

作者

どうせなので登場人物の名前でも紹介したいなーと

作者

まず藤井錵(にえ)さんですね

作者

大変言いにくい名前なんですけど

作者

まず藤井はテキトーです。
さっき読んでた漫画のキャラの名前つけました

作者

で、錵っていうクソ言いづらくて覚えにくい名前なんですけど、

作者

錵っていうのは日本刀の刃と地肌の境目に現れる銀砂を撒いたように輝いて見えるものだそうです

作者

後でちょっと本編でやるんですけど錵さんは美に執着してる人なので、

作者

一瞬の輝きとかそんな感じのイメージです

作者

あとアイ「ニエ」ってフランス語で蜘蛛のことなんですよ

作者

で、蜘蛛って執着とか邪悪って意味があるらしいんですね、はい

作者

まぁひたすらに執着をしめす感じの名前かなぁ……って感じです(曖昧すぎる)

作者

次に夢ちゃんなんですけど

作者

単純に未来に夢をみるキャラなのと、

作者

夢小説の夢主だし夢かなぁ……って感じ?と

作者

夢見鳥って蝶の別名なんですね

作者

蝶は変化とか成長、魂、美、幻想って意味があるんですね

作者

変化を望んだ夢ちゃんの名前に良いかなーって思いました

作者

おしまいっ!

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コメント

4

ユーザー

素晴らしすぎるだろうて

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