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ブ ー … ッ
突如として現れたトラック 。
渡ろうと 、しましまの上に突っ立っている1人の恋人 。
ただ動けずに居た恋人は 。
いつの間にか宙に舞っていて 。
ただ僕は何も出来ず 。
その光景を見ているだけだったんだよ
変わる景色 。
僕は起きたのだと錯覚する 。
必死に弁解しようとして 、
落ち着かせる為に 、ギラ 、と刃が肌に食い込む 。
その行為は繰り返し繰り返し 、行った為か 。
感覚は鈍くなって 、その行為に嬉々とした気持ちで行うようになっていた 。
酷く白い肌はいつしか汚れていた 。
軽く止血をして 、フラつく重い身体を無理やりにでも起こす 。
離れないように 、離れないように …
ぎゅっ 、て抱きしめてあげなきゃ
僕だけじゃない 、こんな思いをしてるのは
先程まで暗かった表情の恋人は
僕が名前を呼ぶとすぐにぱぁ 、と明るくなった
ぎゅってしたら一切抵抗しないの 、安心するように息をつくの 、知ってるんだよ
つんってしてるとこ 、可愛いんだよ …
全部 、可愛いんだよ …
僕知ってる … の
ピンポン 。
呼び鈴が鳴った 。