TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

嗚呼神様………

____________

一夜

ねぇ兄ちゃん

零士

…ん?どうしたの一夜

一夜

そういや昨日母さん達が話してた女の子なんだけど

零士

女の子?

零士

…あぁ確かにしていたね…一体どんな子なのか気になるな…

零士

それでどうしたんだ?

一夜

…………え?

零士

ん?

一夜

えっ兄ちゃんなんとも思わないの?

零士

…?何が?

一夜

はっ!?え"っ!?

一夜

そっそのきっ!きっんきんちょ緊張しないワケ!?!?

零士

緊張?緊張は別にしないけど 後一夜落ち着いて(苦笑い)

一夜

だっだってだって!

一夜

俺達兄弟だよ!?

零士

…うんそれはそうだけど…

一夜

そして明日から来るんだよ!?あ・し・た!

零士

うん

一夜

その女の子が俺達の所で暮らすんだぞ!?

一夜

俺気まずいと恥ずかしさでもういっぱいいっぱいだよ!//////

零士

まぁまぁ落ち着いて一夜

零士

もしかしてその事でさっき顔が曇ってたの?

一夜

…うんっ

一夜

…ねぇ兄ちゃ……ん…

零士

ん?どうした?(薄ら笑いで一夜くんの頭を撫でる)

一夜

………俺その子と仲良くなれるかな…

零士

ふふっ大丈夫だよ

零士

一夜はすぐにお友達とか出来る子なんだから慣れるよ

一夜

っ………

一夜

俺っむっ無理だよ兄ちゃん…!

零士

……どうして?

一夜

だっだっていっいくら友達がすぐに出来た…と……しても…

一夜

さっ流石に女の子とは…慣れそうにないし…

一夜

俺…ヘタレなとこだってあんのに…

零士

………

一夜

きっ嫌われそうで…嫌だよ…っ!

零士

…大丈夫だよ一夜

一夜

…っ?……兄ちゃん…?

零士

一夜はヘタレなんかじゃない

零士

それに嫌われることなんてない

零士

初めて女の子がここで暮らす事になられたら恥ずかしいのも誰だってあるよ

一夜

っ…

零士

だけどね…

零士

きっと慣れるから何も不安がる必要はないよ一夜

一夜

っ…!(零士くんからハグされる)

一夜

兄…ちゃん……っ

零士

恐れることなんてない

零士

だって

零士

俺の自慢の弟だから

一夜

〜!

一夜

兄ちゃん…っ……えへへっ大分胸がスッキリしたよ

一夜

ありがと兄ちゃん!

零士

どういたしまして

一夜

……まだドキドキしてるけど

一夜

楽しみだなぁ…

零士

はははっそうだね(良かった元気になって…)

翌朝

9時30分

一夜

ソワソワ((・ω・))

零士

…一夜

一夜

ひょわっ!?

一夜

うっえっ!?なっなにっ兄ちゃん!?

零士

心を落ち着かせるにはリラックスだよ

一夜

…?

一夜

りっリラックス?

零士

そうだよ簡単に言うと深呼吸するみたいな感じだな

一夜

…( ゚д゚)ハッ!そっそうか!深呼吸すればいいんだな!

一夜

よぉーーっし!すーーっ……はぁ〜

一夜

すーーーーっ……はぁ〜…

一夜

すーーーuけほっけほっけほっ!

零士

っ!

ソファから降りすぐさま一夜の元へと駆けつけ背中を摩る

零士

大丈夫一夜?

一夜

うっうん…ごめん兄ちゃん…っ

零士

いいよ ただ息を吸いすぎたせいだろうね

零士

埃と一緒に吸ってしまった可能性もあるな

一夜

うぅ〜〜……こんな調子でいけるかな…

零士

こら一夜

一夜の暗い発言に零士は少し怒った表情で一夜の頬を手に当てる

一夜

っ!?にっ兄ちゃん?

零士

昨日も話したでしょ?一夜なら大丈夫だって

零士

暗い気持ちで居たらその子が悲しむし俺も悲しむ

零士

だからゆっくりと落ち着きを取り戻して

一夜

(…また兄ちゃんを困らせちゃったな…)

一夜

…うんごめんな兄ちゃん

零士

ううん一夜が笑顔になってくれて俺も嬉しい

その時リビングから母親がやって来て零士 一夜に告げた

朱鷺橙兄弟の母

零士 一夜!

一夜

零士

お母さん?

朱鷺橙兄弟の母

もうすぐしたら女の子がこっちに向かって来ているから急いで準備してちょうだいね!

告げ終わった後母さんはいつも以上ご機嫌よく出ていった

一夜

…なんだか

零士

お母さん普段よりやけに元気だったね

一夜

お母さん達もウキウキなんだなぁ…

零士

ふふその様だね

零士

それじゃあ早く俺達も準備しなきゃだな

一夜

うん!

零士

(これでいいかな…)

零士

一夜は準備出来た?

一夜

うん大丈夫だよ!

零士

……うんバッチリだね

一夜

ホント!?よしっがっ頑張るぞ俺!

零士

(愛らしいな…)

すると

ピンポーン

零士

一夜

きっ来たか!?

朱鷺橙兄弟の母

あら着いたそうね

朱鷺橙兄弟の母

零士 一夜ちょっと待っててね

一夜

うん!

零士

うん

運良く2階から降りて来た母さんははや走りでインターホンへと向かった

ピッ(通話ボタンを押す)

朱鷺橙兄弟の母

はい朱鷺橙の母親です!

見送り者

あっこんにちは朱鷺橙さん!

見送り者

大変長らくお待たせしてしまい申し訳ございません!

朱鷺橙兄弟の母

いえいえいいですよそんな!

朱鷺橙兄弟の母

今から玄関の方に行きますんでお待ちください!

見送り者

はい分かりました!

ピッ(通話ボタンを切る)

朱鷺橙兄弟の母

さぁ二人共しっかりとご挨拶するのよ♪

一夜

うっうん!勿論!

零士

勿論だよお母さん

朱鷺橙兄弟の母

それじゃ行きましょうっ

in玄関

ガチャ

朱鷺橙兄弟の母

まぁどうもこんな遠くまで来ていただきすみません!

見送り者

いえいえとんでもありません!

見送り者

こちらこそ申し訳ありませんしいたたまれないです!

見送り者

(*°ㅁ°)ハッ‼では朱鷺橙さんもお子さんも気になっしゃいますでしょうし

見送り者

紹介しますね!

一夜

(いっいよいよ来る…!

一夜

どっどんな子だろ…)

零士

(こうなってくるとますます気になるな…)

見送り者

大丈夫だよ ここの人達は優しい人達ばかりだから

スーツを着た男の人はその子に優しく言葉をかけそう呟く

その時扉の方で微妙に動いている影が映り込んでいるのが分かる

見送り者

…うん…うん…

見送り者

大丈夫大丈夫 怖がらないでいい

見送り者

ここでは怖いことや痛いことなんてされない

?「ほっほんと…?」

見送り者

あぁだからきちんとご挨拶しような

?「う……うん…」

一夜

(恥ずかしがり屋な子かな…?)

その男の人は女の子に優しい言葉をかけ終わった後ゆっくりと玄関の扉が開き

その女の子が入って来た

綺麗に染まった黒髪のロングにハート型のピン留めに一度見たら虜になってしまいそうな青色の瞳

女の子はもじもじとしながら口を開く

あ……の…

はっ初めまして…

十三絈

八戸氣十三絈(やとぎとみは)で…す…

十三絈

よろしく…お願いします

零士

一夜

朱鷺橙兄弟の母

ふふふ♪これから私達は家族なんだから遠慮せずにね

朱鷺橙兄弟の母

それと敬語じゃなくてもいいよ

十三絈

ふっふぇ…?

朱鷺橙兄弟の母

慣れるのは難しいかもしれないけど敬語でわざわざ喋るのもあれなんだから

朱鷺橙兄弟の母

タメ口でもいいわ

十三絈

うっ……えっと…はっはい…じゃなくて!

十三絈

うっうん…

十三絈

…あの

朱鷺橙兄弟の母

どうしたの?

十三絈

そっその人達は…?(涙目)

朱鷺橙兄弟の母

この子達は私の大切な兄弟達よ

朱鷺橙兄弟の母

そうだまだ自己紹介していないんだから自己紹介しましょ

見送り者

(なんかずっと固まっているけど大丈夫か…?)

朱鷺橙兄弟の母

(;´・ω・)?

零士

…………

一夜

…にっ兄ちゃん!

零士

…!

零士

なっなに一夜っ?

一夜

自己紹介をしなきゃ…

零士

えっ?あっあぁ…

零士

…初めまして俺の名前は朱鷺橙零士

零士

一夜とは仲がいい弟で最愛なんだ

零士

よろしくね

十三絈

‪(* ´・ω・))コクコク‬

零士

…(なんだろう…今胸が熱く感じた)

朱鷺橙兄弟の母

次は一夜よ

一夜

っ!うっうん…っ

一夜

えっと…初めまして朱鷺橙一夜って言うんだ

一夜

兄ちゃんとは兄弟で誰よりも仲良しで大好きなんだ

一夜

あっその俺らにもタメ口で構わないからな!

十三絈

十三絈

………うん

十三絈

よろしくね一夜お兄ちゃん 零士お兄ちゃん(少し微笑む)

一夜

!//////

一夜

おっおう///

零士

可愛い…(ボソッ)っ!(急いで口を抑える)

零士

…こちらこそこれからもよろしくね

零士

…十三絈

見送り者

この雰囲気だと

朱鷺橙兄弟の母

大丈夫そうですね(微笑む)

零士

そうだお母さん

朱鷺橙兄弟の母

ん?どうしたの零士

零士

俺と一夜今から十三絈を案内しに行くから行ってくるよ

朱鷺橙兄弟の母

あらそうなの?

朱鷺橙兄弟の母

ふふっ分かったわ二人共十三絈ちゃんのことよろしく頼むわね

朱鷺橙兄弟の母

私はちょっとだけこの人と相談するからその間に待っていてちょうだいね

零士

うん分かった

零士

一夜 十三絈行こっか

一夜

うん!

十三絈

………あっあの!

一夜

零士

どうしたの?

十三絈

……おてて繋いでくれる?

十三絈は目を少し潤ませながら零士と一夜に手を伸ばす

零士

……!

零士

ふっ…いいよ

一夜

おっ俺も全然!

十三絈

ありがとうっ

十三絈

…えへへ お兄ちゃん達の手暖かいね♡

一夜

(ヤバい…なんなんだこの感じ!?

一夜

めっちゃドキドキするんだけど…!?///)

零士

(顔が熱く感じる…//なんだったっけこの感情…///)

一夜

ぅ…///…そっそうだ兄ちゃん早く十三絈を家中の中を見せてあげよ!

零士

そっ……そうだな

零士

行こう十三絈

十三絈

うん!

この日俺達は生まれて初めて恋に落ちた

一人の純粋無垢な女の子に惹かれて

なんの取り柄もないこんな日常を変えてくれてありがとう

prolog…

この作品はいかがでしたか?

178

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚