〜千冬side〜
"ドカッ"
ドスッ"
"バコッ"
千冬
っ!
【地面に倒れ込む】
【地面に倒れ込む】
美咲
んんんっ!
(千冬っ!)
(千冬っ!)
千冬
…。
(立たねーといけねぇのに)
(立たねーといけねぇのに)
千冬
足…がっ…。
(フラフラして立てねぇ…)
(フラフラして立てねぇ…)
飛雅
もう終わりか?壱番隊の副隊長さん?
【ニヤリと笑いながら倒れている
千冬の胸ぐらを掴み】
【ニヤリと笑いながら倒れている
千冬の胸ぐらを掴み】
千冬
…。
(目眩してき…た。)
(目眩してき…た。)
"バタンッ"
飛雅
力尽きたか…。
美咲
…っ!
【ポロポロと涙を流して】
【ポロポロと涙を流して】
飛雅
おい。
仲間1
はい!
飛雅
あいつの拘束解いて俺らと大阪に
連れて帰るで。
連れて帰るで。
仲間1
分かりました!
【美咲に近付き拘束を解いては
手首を掴み】
【美咲に近付き拘束を解いては
手首を掴み】
美咲
やだ!離してっ!(泣)
千冬
…。
【ビクともしない】
【ビクともしない】
美咲
千冬っ!お願い起きてっ!(泣)
千冬
み…さき…。
(立てよ、俺…。)
(立てよ、俺…。)
美咲
千冬っ!(泣)
飛雅
はよ行くぞ。
千冬
…。
【フラフラと立ち上がり】
【フラフラと立ち上がり】
美咲
千冬…。
【涙をポロポロと流しながら】
【涙をポロポロと流しながら】
飛雅
まだ立てるんか。
千冬
美咲を…かえっ、せ…。
【フラフラしながら飛雅に近付き】
【フラフラしながら飛雅に近付き】
美咲
千冬!もういい!もういいよっ!(泣)
飛雅
あと1発殴れば流石に動かんくなるやろ。
【自分から千冬に近付き】
【自分から千冬に近付き】
美咲
やめて!お願いっ!
【バタバタと暴れて】
【バタバタと暴れて】
仲間1
大人しくしろっ!
飛雅
えぇか?がきんちょ。
お前にコイツは守れへんのじゃ!
【千冬を殴り】
お前にコイツは守れへんのじゃ!
【千冬を殴り】
千冬
うっ…ゲホッ!
【血を吐き倒れ】
【血を吐き倒れ】
美咲
千冬っ!!
飛雅
帰るで。
飛雅
…?
千冬
みさ…きをっ、返せ…。
【飛雅の足にしがみついて】
【飛雅の足にしがみついて】
飛雅
しつこいなぁ?!
いい加減にしろやガキが!
【足を激しく動かして】
いい加減にしろやガキが!
【足を激しく動かして】
美咲
お願い!やめて!!
飛雅
…はぁ。
もうえぇわ。そいつ離せ。
もうえぇわ。そいつ離せ。
仲間1
は、はい!
【美咲を離して】
【美咲を離して】
飛雅
帰るで。
飛雅と仲間は帰り
美咲
千冬っ!
【千冬の傍に駆け寄り】
【千冬の傍に駆け寄り】
千冬
美咲っ…、だいじょう…ぶか?
【倒れたままうっすらと目を開けて】
【倒れたままうっすらと目を開けて】
美咲
早く手当てしなきゃ…(泣)
【あたふたしながら】
【あたふたしながら】
千冬
泣くな…よ(ニコッ)
美咲
でもっ!
千冬
大した事ねぇよ…。
美咲
千冬ケータイ貸して!
三ツ谷さんに連絡する!
三ツ谷さんに連絡する!
千冬
ん…。
【ポケットからケータイを取り出して
安心したのか気絶して】
【ポケットからケータイを取り出して
安心したのか気絶して】
千冬
ん…。
【ゆっくり目を開けて】
【ゆっくり目を開けて】
美咲
千冬!
【椅子から急いで立ち】
【椅子から急いで立ち】
千冬
美咲…。
(ここ…、病院か…。)
(ここ…、病院か…。)
三ツ谷
千冬!
千冬
三ツ谷さん…?
三ツ谷
大丈夫か?!
千冬
大丈夫っすよ…。すみません。
三ツ谷
気にすんな。
三ツ谷
成瀬から事情は聞いた。
千冬
そうですか…。
三ツ谷
飛雅に1人で殴り込みって…。
千冬
すみません…。
三ツ谷
今回は2人とも助かったからいいものの。
千冬
はい…。
【シュンとした表情で】
【シュンとした表情で】
三ツ谷
じゃぁ、千冬起きたし俺も帰るな。
美咲
ありがとうございました!
千冬
お世話になりました。
【ベッドの上で上半身を起こし
軽く頭だけ下げて】
【ベッドの上で上半身を起こし
軽く頭だけ下げて】
三ツ谷
しっかり休めよ。
千冬
はい。