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残花、夏を見ていた
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優しい空に夏を見ていた。
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暮れる夏は滲む花の様。
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夢から醒めて、
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眼を擦るような
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淡く、遠い、
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夏を見ていた。
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今日で世界が終わるなら、
貴方
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貴方
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とただ空を見てるから。
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夕凪、八月と花の暮れ。
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さよなら。
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もう夏が終わるから。
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花火の音が遠く聞こえた。
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囁くように、木漏れ日の様に。
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失ったものを
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【夢】と呼ぶのなら
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思い出ばかり夢に見ていた。
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残花、今日夏が終わるなら、
貴方
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貴方
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とただ空を見てるから。
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夕暮れ、蝉時雨、走馬灯。
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それでも、
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もう夏が終わるから。
終わってしまった
あの夏を、
まだ夢に見ている。
乱雑に投げ捨てられた
追憶は、
まるで、走馬灯の様だった。
八月の終わり、花火、風鈴、夏蝉
凪いだ波の音。
失ったものばかりだ
あの夏の終わりの日。
貴方がいた夏の日。
それは僕にとって 終末の日だったのだ。
【残花、夏を見ていた。】
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今日で世界が終わりでも、
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貴方がいないこと分かるから。
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終末、走馬灯の貴方へ。
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さよなら、もう夢が
『終わるから』
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今日で世界が終わりなら、
貴方
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貴方とただ空を見てるから。
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夕凪、八月と花の暮れ。
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さよなら。もう夏が終わるから。
糸冬






