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莉犬
莉犬
美華(みか)
美華(みか)
莉犬
美華(みか)
それから俺は毎日彼女と話している
彼女はやっぱり裏表がない
俺の話を毎回楽しそうに聞いてくれた
そんな彼女と話している俺も
凄く楽しかった
いつもどんな事をしても何か足りない
心に埋まらない何かがあった
何をしても満たされなかったのに
彼女といるだけでそれは満たされた
この関係がずっと続くと思っていた
でも
彼女は俺の事が好きだった
そして俺も彼女に恋をしていた
でも純粋に好きだと言ってくれたのは
彼女が初めて
じゃあ俺は?
今まで沢山の女の子と遊んできた
彼女と過ごすようになってから
あまり関わることが無くなっただけ
俺が遊んでいたという事実は
変わることはない
俺と彼女は違う
純粋でどこまでも綺麗な彼女
どこまでも汚れている俺
一緒にいてはいけない
だから彼女に強引なキスをした
「付き合える?」
その質問に彼女は答えなかった
だから俺は彼女をおいて
屋上をあとにした
莉犬
莉犬
何泣いてんだ、俺
自分から嫌われるような事をしたのに
泣きたいのは彼女の方に決まってる
彼女は本気で好きでいてくれた
そんな彼女の好意を踏みにじった
それから俺は彼女を避け続けた
でも彼女は根気強く話してくれた
それから
なんで彼女が俺に構うのか聞いた
まだ好きでいてくれてるみたいだ
俺は彼女に好かれちゃいけない
だから
彼女を押し倒した
でも彼女の言葉で泣いてしまった
彼女は俺の話を聞いた後
こう言った