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冴月
新しい土地。新しい家。 慣れないことばかりだ。
冴月
冴月
田舎のアパートは空き部屋だらけ。 隣も空き部屋のはずだった。
冴月
光熱費の契約書類。選挙のチラシ。 その中に不在連絡票が1枚入っていた。
冴月
冴月
冴月
冴月
頼んでいたものは既に届いていたが、 親から仕送りがある可能性もある。 とりあえず宅配所に電話をかける。
宅配業者
冴月
宅配業者
冴月
宅配業者
冴月
宅配業者
宅配業者
冴月
おかしい。こんなこと今まで無かった。
保留中の音楽が流れている間、もう一度連絡票の内容を確認する。
冴月
冴月
宛先に書かれていたのは私ではない名前。
誰も住んでいないと思っていた、隣の部屋だった。
冴月
冴月
冴月
宅配業者
宅配業者
冴月
返事をしながら、こんなひょんな事があるものかと考えていた。
こんなきっかけで、隣の部屋に誰かが引っ越してきたことを知るとは。
冴月
悪いことはしていないのに、盗み見をしてしまったような罪悪感が残る。
冴月
冴月
冴月
新卒で入社した今の会社。
塾講師として働き、連日高校生に個別指導を行っている。
冴月
緊張と期待とでドキドキするが、疲れのせいかすぐに眠れた。
翌朝。
冴月
バタバタと玄関に向かい、パンプスを突っかけてドアを開ける。
冴月
?
?
ちょうど向かい側の部屋のドアが開いて、するりと男の子が私の目の前を抜けていく。
目が合う隙すらなかった。
冴月
冴月
冴月
高校が1つしかない田舎では、塾に通っているのも全員その高校の子だ。
高校生の半分が塾に通っているという。
まだ全員の名前を把握している訳では無いが、必死に思い出そうと少し寝ぼけた脳をフル回転させる。
冴月
冴月
冴月
先輩
先輩
先輩
冴月
冴月
先輩
会社に着くなり聞いてみるが、反応は鈍い。
やはり塾の生徒ではなさそうで、内心ほっとする。
それから1週間くらいしたある日
先輩
先輩
冴月
先輩
冴月
冴月
先輩
先輩
先輩
先輩
先輩
先輩
いつもと変わらないと思っていた日が、急に変わる。
冴月
冴月
冴月
冴月
ザワザワと胸が高鳴る。
楓
かくして、その時は来た。
先輩
冴月
慣れない様子で入ってきた遠野くんと、一瞬だけ目が合う。
楓
怪訝な顔をされた感じがしたが、すぐに面談をするべく応接室に通されてしまい、言葉をそれ以上交わすことは出来ない。
冴月
冴月
冴月
そして。
冴月
田舎の高校ではなかなか見ない髪型と、豊かな表情が、脳裏にこびりつく。
冴月
冴月
自分で自分にため息をつく。
生徒は生徒。それ以上でもそれ以下でもない。
イケメンだとか美人だとか、そんなことに構ってはられないのだ。