テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
弥生楓-YayoiKaede
99
369
愛崎 優愛
⚠️注意⚠️
・微ホラー表現有
・ドリームコア表現有
・CP表現無
・作者は全ての文を感覚で書いてます
・故に駄文
以上の5点を理解された方は お進み下さい!
建物の中に入った3人は、驚くべきものを見つけ、息を呑んだ。
えと
のあ
通路にはそこかしこに高低様々な草花が咲き乱れ、ゆらりと揺れている。
そして、地表から空中に至るまで「魚のような生き物」が泳いでいる。
一瞬目を離すと、それはもう別の大きさ、形に変わっている。
よく見ると、その表面も夜光貝のように乳白色から淡い虹色まで、その生き物が進行方向を変える度に、ゆらゆらと変わっているようだ。
るな
のあ
えと
これは、いよいよ「ここが地球でない説」が濃厚になってしまったな、とえとは他人事のように思う。
あまりに現実離れしすぎて、上手く思考が 働かないのだ。
自分が慣れているのは、シェアハウスで暮らす中でのドタバタや、ゲームの中での非日常だけであって、現実でこんなこと、 あったはずがない。
というか、あるはずがない。
いやでも、ここは確かに現実なはずで…
えと
目の前の惨状に、いよいよ自分の思考まで現実離れしていくのを感じる。
のあ
るな
えとは、2人の会話にゆるゆると思考が引き戻され、改めて辺りを3人で見渡す。
のあ
えと
るな
るな
えと
感想を言い合うも、これといって良い行動案は出てこない。
しかし、量のわりに進展のない会話が、いつも通りで、逆に三人を安心させる。
えと
のあ
るな
るなを真ん中に挟む配置で並んで手を繋ぐ。
何もかも地球と違う世界でも、仲間の手の温かさだけは変わらなくて、そのことが3人の背中を押した。
のあ
サクッ
足を踏み出すと、心地よい音が鳴った。
それと同時だった。
背中に、おぞましい、気配を感じたのは。
えと
悍ましい圧に、膝が笑ってへたり込みそうになる。
そんな二人の腕を、震える力強い手が掴み、一気に引かれる。
るな
のあ
青ざめた顔、それでいてしっかりとした芯のある声でのあが叫んだ。
その声に勇気づけられ、引かれて前に出た足に力を込める。
そのまま、ここが何処かも分からないまま、三人は道なりに駆けていくのだった。
どれくらい走ったか分からない。
しかし、目の前のるなとのあの様子を見るに、結構な距離を走ったのだろう。
しかし、周りを見ても、先程の場所と特に様子は変わらない。
魚らしき生き物はふよふよと空中に漂っているし、風もないのに草花が揺れている。
えと
目を凝らしてみると、先程より白い光が辺りに漂っている…ように見えなくもない。
一方ののあはというと。
のあ
二人の手を引っ張った際、後ろをチラリと見たのあは確信していた。
アレは絶対、工場でメンバーみんなで見たバケモノだと。
のあ
えと
のあは、えととるなの手を取り、近くの草むらに引き込みながら言った
るな
のあ
3人で顔を寄せあって話す。
ようやく緊張感が出てきた会話に、 2人はここが自分達の故郷ではない事を 実感させられる。
えと
えと
のあ
えと
るな
えと
のあ
のあは、えとの言葉を心の中で反芻した。
のあ
のあ
のあ
のあ
うーん、と華奢な指を顎に当てて、考え込んでいるのあを見て、えととるなは 顔を寄せる。
るな
えと
るな
るな
えと
るな
気が付けば、肩にずっしりとした重み。
2人の体から嫌な汗が吹き出す。 震える手を抑え、首を捻り肩に目線を落とす。
そこには、黒いモヤを纏った、けれども実体のある何かがあった。
逃げようとするも、すっかり恐怖に侵された体は、かっちりと固まってしまい、まるで腰から下が石化したようだった。
るな
のあ
バケモノの手が近づいてきて、殺されると思ったるなは、本能的に目をぎゅっと瞑った。
しかし、のあの心底驚いたというような声につられ、思わず薄目を開ける。
るな
えと
バケモノの手は、るなの目線の斜め上辺りに差し伸べられていた。
えとは、のあとるなと目を合わせ、改めて バケモノを見る。
まるで光を知らないような、どこまでも沈んでいきそうな、暗い瞳らしきものと目があった。
えと
のあ
のあ
るな
るな
えと
のあ
困ったようにバケモノを見上げるのあ
こちらを見つめているのかも分からない瞳には、依然として敵意は認められない。
すると、バケモノは突如としてその禍々しい気配のする体をくるりと動かし、 後ろを向いて進み始めた。
えと
えと
のあ
るな
るな
えと
そんなに単純で良いのか
と、2人を遠い目で見つめるのあの心情は、果たして2人に伝わっているのだろうか
しかし、
のあ
と、少し疑うも、結局2人とついて行って しまうのあも、案外単純なのであった
着いていく途中、バケモノは何も発さない
しかし、興味深いものなら、沢山見つけた。
目に入らないほど高い天井の宮殿には、床に雲のような、ドライアイスの霧のようなものが広がっていた。
次には、海の音がする砂浜を歩いた。
と言っても、るなから見て、すぐ前を歩いているのあも見えにくいほど濃い霧のせい なのか、海は見当たらなかった。
地面には綺麗な石が沢山落ちていて、どれもシャラシャラと発光していた。
拾って帰ろうと思ったけど、なんだか 寂しくてやめた。
そして、3人とバケモノは、サク、と 音を立てて草原に足を踏み入れた。
1歩踏み出すと急に変わる景色にも、 もう慣れてきたな、とえとは思う。
そして、ふと上を見上げる。
ぞっとするほど巨大な、手を伸ばせば届き そうな程、大きな月がぽっかりと 浮かんでいた。
淡く白い燐光を発する月が、3人をじっと 見据えている。
見たことがないくらい巨大なもののわりに、何故か安心するような気持ちがするのは、 何故なのだろうか。
あまりにも穏やかな、じんわりとした光の せいか、ここだけ時間がゆっくり流れている ようだ、と思う。
えと
「そういえば、あのバケモノは?」
そうえとが口にしようとした時、さわ、と風が吹いて、足元の草を揺らした。
その風がえとの髪を揺らしたとき、急に世界 が変わった気がした。
別に景色が変わったとか、元の世界に戻ったとかではない。
先程までの記憶はあるけど、さっきまでぼんやりとしていたような…いや、確かに思考は働いていたはずなのに、急に覚醒した ような。
例えば、うとうとしていて、いつの間にか寝てしまっていたけど、急にガクンッとなって意識が覚醒する、あの瞬間のような。
とにかく、何かが起こった。
のあ
のあ
るな
るな
大きさが規格外すぎて、どこか置物のように感じる月に見守られながら、3人は騒ぐ。
えと
えと
忽然と居なくなった化け物の代わりに 現れたのは、これまた大きなゲートだった。
重厚感のある装飾が施された焦げ茶色のゲートは、この夕暮れ色の草原にはどう考えても不釣り合いだ。
しかも、そのゲートには、「EXIT」と ゴシック体で書かれた、僅かに発光している 看板が付いていた。
もうなんだか、全てがわけが分からなくて、異世界と異世界が混在しているような それに、なんだか、あー
えと
のあ
るな
のあ
えと
のあ
のあ
えと
るな
えと
るな
急に、ここで寝っ転がって、 眠ってしまいたい衝動に駆られる。
ずっとこのままならいいのになー
と、柄にもなく感傷的なことを考える。
こんなこと考えるの、らしくない
だから帰りたい
のあ
えと
るな
えと
のあ
るな
えと
るな
のあ
結局、来た時と同じように、手を繋ぎ3人はせーので最初の1歩を踏み出す。
そのゲートをくぐった瞬間、
ㅤ⠀ㅤㅤ⠀ ⠀ ⠀ ⠀ ⠀
────────⋆☽·̩͙────────
誰かに揺らされてるなあ
でも、まあ、まだ起きなくてもいいかな
んー、なんか、めっちゃ長い夢…
︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎
あれ、ほんとに夢だっけ?
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあんくん
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
たっつん
のあ
のあ
えと
ゆあんくん
えと
えと
えと
たっつん
るな
るな
ゆあんくん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
えと
るな
のあ
たっつん
のあ
たっつん
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
ゆあんくん
ゆあんくん
るな
のあ
えと
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
ゆあんくん
ゆあんくん
えと
じゃぱぱ
えと
えと
皆疲れが溜まっているのか、いつもより 控えめなエネルギーの会話が 繰り広げられる。
ある者は体操座りをした膝に顔を埋めながら、ある者は地面に寝たまま、ある者は胡座をかいたまま、まるで家のようにくつろぐ面々に、のあは呆れ返る。
のあ
のあ
ゆあんくん
ゆあんくん
たっつん
るな
るな
のあ
のあ
じゃぱぱ
えと
えと
えとの言葉に、それまで自由に発言し合っていたメンバーは黙り込む。
のあ
のあ
空気を変えるように放ったのあの発言に、 じゃぱぱ、ゆあん、たっつんの三人は、 そういえば、と顔を見合わせる。
ゆあんくん
ゆあんくん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
るな
るなの切実な声が小さく響く。
その声に共感するように、皆も黙る。
夜はまだ明けない。
︎︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎
ここまで読んで下さりありがとうございます
書こうと思っていた内容と結構ズレて 萎えてます
最後の方が謎に長いのは、一発で書かずに間を開けて書いてしまったせいで、 展開を忘れてしまったからです
次からは、一応ハゲーズの三人のターンに なる予定です
ただ、年を跨いだせいで、私は無事受験生となったので、更新がほぼ無くなります
今までも無いようなものだった更新が!
もしも見て下さっている方がいたら、 すみません
読んで下さりありがとうございました!
コメント
1件
わあ、第5話、お疲れ様でした!読み終わってすぐに感想を書いています。 異世界の描写がとても幻想的で、魚が空を泳いでいたり、月が巨大で淡く光っていたり…“ドリームコア”って言葉がぴったりな美しさでした。でも、その中で「背中に気配を感じる」場面は一気に緊張感が増して、ぞくっとしました。 そして何より、のあさん・えとさん・るなさんの3人の会話がすごく自然で、リアルな友達同士の掛け合いって感じがして、ほっこりしました。最後に「EXIT」ゲートを見つけて無事戻れたけど、他のメンバーと体験が違っていて「あれ?」ってなるのも気になる… 受験生とのことで大変だと思いますが、無理せず、でもまた続きが読める日を楽しみにしています!応援してます🌷