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52Hzの貴方

第1話 - 52Hzの貴方

2022年05月28日

#52Hzのクジラ

#ラブストーリー

#ファンタジー

美蘭

ブリ子

あんたいつも調子乗りすぎよ！！

モブ子

そうよ！少し顔がいいからって！

〇〇

Σ(ﾟДﾟ)ﾋｯご、ごめんなさい

ブリ子

うるさいわね！黙ってなさいよ！
( 　'-' )＝⊃)))`-' )ﾎﾞｺ

〇〇

ｳｯ(> <;)い、いたい、、

モブ子

きゃはは(っ＞ω＜c)┌┛’,;’;≡三

〇〇

(´；ω；`)ｳｯ…

〇〇

（私は〇〇。見ての通りいつもいじめられている。）

〇〇

（原因はこの目、生まれつき目が赤い。みんな、この目を嫌がる。）

〇〇

（悪魔だとか、災いだとか）

〇〇

（生きていたくないなぁ。）

継母

〇〇！早く起きて朝ごはんを作りなさい！

〇〇

ごめんなさい。お母様。すぐに用意します。

継母

もう、ほんとにあなたの母親が死んだせいで毎日疲れるわね。(´Д｀)ﾊｧ…

〇〇

ごめんなさい。

〇〇

（お母さんとお父さんは車の事故でなくなった。）

〇〇

（私を置いて…）

〇〇

（だから、私は母の姉に引き取られた。家に住まわせてもらっている分、家事は全て私がすることになっている。）

〇〇

そろそろ、学校の時間だ…

〇〇

（はぁ、嫌だなぁ、、）

〇〇

着いた…

〇〇

（帰りたいな、。）

下駄箱を開ける

〇〇

|˙꒳˙)ﾉ|Юｶﾞﾁｬ

ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ

〇〇

（また画鋲か、。）

ブリ子

((( *艸))ｸｽｸｽ

モブ子

((( *艸))ｸｽｸｽ

休み時間

奏

〇〇さん！放課後、時間、あるかな？

〇〇

あ、ごめんなさい。ないです。

奏

そっか、、。ごめんね。ありがと。

〇〇

いえ。では。

〇〇

（今のは奏。生徒会長。ブリ子が狙ってる男ね。話さなくて正解ね。嫌な予感がするけど。）

ブリ子

|ω-`)

ブリ子

(･д･)ﾁｯ

ブリ子

ﾄｺﾄｺ(((((*´･ω･)

ブリ子

〇〇！奏くんと何話してたの？私の奏くんに近付かないで！

〇〇

そんなんじゃないから。安心して。

ブリ子

あんた。放課後屋上に来なさい！

〇〇

いや、今日は、。

ブリ子

あんたが育ててる野良猫。どうなっても知らないわよ？

〇〇

(･д･)ﾁｯ

〇〇

わかった。

〇〇

（猫を利用するなんて。卑怯だ、、。私は、野良猫を育ててる。名前、考えなきゃな、、。学校で育ててるから、バレないようにしないと、、。）

猫

にゃぁ？

〇〇

ｳｯ（かわいいかわいいかわいい。癒し、、。）

放課後

teacher

〇〇！ちょっと資料運ぶの手伝ってくれないか？

〇〇

あ、えっとー。分かりました。

teacher

ありがとな。

〇〇

（まだ、時間は大丈夫そうだな、。）

クラスメイト

きゃぁぁぁあ！！

teacher

どうした！？なにがあっt、、！なんだこれは、、。ね、猫か、？

ブリ子

〇〇！遅いじゃない。‪w‪w

モブ子

ざんねんだったわね‪w

そこには、血まみれの状態で身体中に釘を打たれ黒板に貼り付けられている2匹の猫が、。

〇〇

、、。あは。

ブリ子

！？

モブ子

！？

〇〇

あはは！あはは、あは。あっはは！！

teacher

〇、〇〇？

〇〇

あは、、私のせいだ。私のせいで、、。

teacher

今日は、もう帰れ。

よるです。

〇〇

あはは。私のせいで、、。

〇〇

結局名前付けてあげれなかったなぁ、、。

〇〇

そっちに行って名前付けてあげるね。

高台に登る

〇〇

ここから飛び降りれば、。

〇〇

ふぅ、

〇〇

ε-(/･ω･)/

〇〇

これで、、いいんだ。

どんどん沈んでいく。

〇〇

（不思議と苦しくない。）

〇〇

（なにか、いる？）

🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶

〇〇

（きれいなうた、、。）

クジラ

🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶

〇〇

（く、くじら？）

〇〇

（声、高いな、、。どこか切ない、、。）

クジラ

君には生きて欲しいな((ﾎﾞｿｯ…

〇〇

（喋った、、？ううん。気のせいだよ。クジラが喋るわけがないんだから。）

〇〇

（そろそろ、かな‪w）

〇〇

ん。

〇〇

朝か、。

〇〇

（ん？朝？死んだはずじゃ、、？）

鯨（きょう）

あ、起きた？

〇〇

‪Σ( ˙꒳˙ ;)

〇〇

だ、だれ、？

鯨（きょう）

ボクはキョウ。

〇〇

キョウ？

鯨（きょう）

そう。鯨って書いてキョウだよ。

〇〇

くじら、、？

〇〇

（そういえば、海の中でクジラの声を聞いたような、、。）

鯨（きょう）

そういえば、お腹すいてない？

〇〇

え、あ、空いてます、、。

鯨（きょう）

じゃあ、ご飯食べてから少し話そうか。

〇〇

は、はい。

ご飯を食べた

〇〇

ご馳走様でした。

鯨（きょう）

ご馳走様でした。

鯨（きょう）

さぁ、少し話そうか。

〇〇

はい

鯨（きょう）

まず、ボクのことは覚えてる？

〇〇

いえ、お会いしたことが？

鯨（きょう）

うん。海の中でね。

〇〇

（やっぱり、か）

〇〇

あの時の、、鯨ですよね、、？

鯨（きょう）

そうだよ。

鯨（きょう）

君は僕の歌を聞いたでしょ？

〇〇

はい。

〇〇

（切なくて、どこか寂しそうな、、。とても綺麗な歌だった。）

鯨（きょう）

一般人からすると、あれはただの鳴き声なんだよ。

〇〇

な、鳴き声？あれが、？

鯨（きょう）

そうだね。君はどうやら特別のようだね。僕の歌が聞こえていた。

鯨（きょう）

どう感じた？ボクの歌

〇〇

（言っていいのかな、、。）

〇〇

切なくて、どこか寂しそうでした。でも、とても綺麗でした。

〇〇

ほかのクジラとは違う、高い声。

鯨（きょう）

そう。ボクはほかのクジラとは周波数帯が違うんだ。

クジラ

特別高い。だから、仲間ともあえないんだよ。

〇〇

そう、なんですね。

〇〇

（だから、あんなに寂しそうなんだ）

〇〇

（そういえば、海の中で言ってたな、、。今なら自信を持って聞ける。）

〇〇

海の中で、どうして、私に死んで欲しくないと言ったのですか？私を知っているのですか？

鯨（きょう）

そっか、。聞こえてたんだね。君のことは、。しらないよ。あの時初めて会ったんだ。君に一目惚れしてね。

〇〇

！

〇〇

一目惚れ、、。

〇〇

それで、私を助けたんですか？

鯨（きょう）

うん。勝手なことしてごめんね？

〇〇

私は死にたかった。

〇〇

なにもかも嫌で。

〇〇

(´•̥ω•̥`)

〇〇

疲れたんです。

鯨（きょう）

🎼.•*¨*•.¸¸🎶🎼.•*¨*•.¸¸🎶

〇〇

！

〇〇

（あの時とは違う。愛おしい、慰めたい、守りたいという思いが伝わってくる。暖かい。）

〇〇

(_*˘꒳˘*)_ｽﾔｧ

鯨（きょう）

寝た、かな、。

〇〇

ん。

🌊ｻﾞｧ

鯨（きょう）

あ、起きた。

〇〇

へ！？なんで、海に？

鯨（きょう）

さっきからずっと海にいたよ？

〇〇

へ？

〇〇

（もしかして、海の中の家だったり、、？）

鯨（きょう）

あの家は海のなかにあるからね

〇〇

（当たってしまった。）

〇〇

そ、うだったんだ。

鯨（きょう）

君の家知らないからね。

〇〇

あ、そうですよね。

〇〇

じゃあ、とりあえず帰りますね。

鯨（きょう）

帰るの？

鯨（きょう）

何されるか分からないのに？

〇〇

！？

〇〇

知ってるの、？親のこと、

鯨（きょう）

、、。知ってるよ

〇〇

っ、。

鯨（きょう）

ねぇ、家にいる人、必要？

〇〇

へ？

鯨（きょう）

いる？いらない？

鯨（きょう）

正直に答えてね

〇〇

（どういうことだろう、。でも、こんな生活送るくらいなら、。）

〇〇

、、い

鯨（きょう）

なんて？

〇〇

いらない！！

〇〇

あんな奴ら！

鯨（きょう）

そっか、( *´﹀`* )

鯨（きょう）

じゃあ、君のおうちに帰ろうか。

〇〇

へ？

〇〇

あ、うん

〇〇

（なんだったんだろう。）

〇〇

ただいま、、。

鯨（きょう）

お邪魔しますm(*_ _)m

継母

꜀(.௰. ꜆)꜄

〇〇

え、、

〇〇

な、なにこれ、、

〇〇

し、んでる、？

鯨（きょう）

既に脈はないね。

〇〇

（これって、、鯨がしたのかな、、）

〇〇

（どうして、、）

〇〇

あれ？これ、、薬？

鯨（きょう）

薬物過剰摂取だろうね、

〇〇

や、薬物？

〇〇

鯨、、！これって、、

ｳ-ｳｰｳｰ(۳˚Д˚)۳🚔🚨

〇〇

へ、警察、？

〇〇

いつの間に、、？

鯨（きょう）

あぁ、事前に呼んどいたんだよ。

〇〇

（じゃあ、やっぱり、、）

継母は連れてかれた

鯨（きょう）

これで、君はもう自由だよ。

〇〇

じ、ゆう？

鯨（きょう）

好きに生きていいんだよ？

〇〇

好きに、、生きる、、。

〇〇

鯨は、、？どうするの？

鯨（きょう）

ボクは、帰るよ。海に

鯨（きょう）

やっぱり、ボクのこと分かんないか、、((ﾎﾞｿｯ

〇〇

るよ、、

鯨（きょう）

え？

〇〇

覚えてるよ！ちゃんと！

10年前

〇〇

まぁまぁ、どこぉ、、？(｡>﹏<｡)💦

〇〇

怖いよぉ(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)

鯨（きょう）

〜♪

〇〇

歌、、？(⸝⸝o̴̶̷᷄ ·̭ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)

〇〇

ﾄｺﾄｺ(((((*´･ω･)

〇〇

おにいしゃん、！

鯨（きょう）

（ん、？女の子、、？）

鯨（きょう）

どうしたの？

〇〇

ママかまいないのぉ、！( ᵒ̴̶̷̥́ ^ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )

鯨（きょう）

迷子かな？

〇〇

(｡_｡`)ｺｸ

鯨（きょう）

じゃあ、僕とここで待ってようか！

〇〇

うん！

〇〇

おにいしゃん！さっきのお歌うたって！

鯨（きょう）

いいぞぉ！

鯨（きょう）

🎼.•*¨*•.¸¸🎶🎼.•*¨*•.¸¸🎶

〇〇

うわぁ！॑⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*

〇〇

きれぇ！

鯨（きょう）

ありがと( *´﹀`* )

〇〇

おにーしゃん、どーしてひとりでいるの？

〇〇

もしかしてまいご？

鯨（きょう）

うん。そうなんだぁ、ずっと会えてないんだ、、

鯨（きょう）

友達にも会えてなくてね、

〇〇

しょっか、

〇〇

だいじょーぶ、だいじょーぶ、、

〇〇

だれともあえなかったら、わたしがおよめさんになってまいにちお話しゅるの！

鯨（きょう）

そっかぁ！ありがとう。

クジラ

（この声は君には届かないんだろうな）

クジラ

🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶

〇〇

えへへ、きれぇ！

〇〇

🎼.•*¨*•.•*¨*•.¸¸🎶

鯨（きょう）

えっ、

鯨（きょう）

聞こえるの、、？

〇〇

聞こえりゅよぉ！とってもきれいねぇ！

鯨（きょう）

（聞こえるのは、運命の相手だけ、、。でも、この子は人の子だ。なぜ、、）

鯨（きょう）

（それに、、なぜ、クジラしか知らないはずの曲を、、歌えるんだ、、）

鯨（きょう）

君、名前なんていうの、？

〇〇

わたしはねぇ、〇〇だよ！

鯨（きょう）

そっか！ボクは鯨だよ！

鯨（きょう）

ところで、どうして今の曲を知ってたの？

〇〇

むかしね、お母さんが歌ってくれてたの！

鯨（きょう）

お母さん、、？

鯨（きょう）

血は繋がってるの？

〇〇

かじょくだからね！

鯨（きょう）

お父さんさんは、、？

〇〇

ままがね、ぱぱは海に帰っちゃったんだって。

鯨（きょう）

うみ、、？

〇〇

そうなの！ぱぱを1度だけ見た事があるんだけどね！きょーみたいにね、青かったよ！おーら、？みたいなのがあってね、きれいだった！

鯨（きょう）

（クジラの特徴に一致してる。）

鯨（きょう）

（もしかして、、〇〇のお父さんは、）

鯨（きょう）

クジラ、、

〇〇

くじら？

〇〇

あっ！ままがねぱぱはくじらしゃんなんだよぉ！って言ってたの！

〇〇

きょーもくじらしゃん？

鯨（きょう）

、そうだよ。

〇〇

じゃー、どーしてお友達に会えないの？

鯨（きょう）

僕の声が周りのみんなより高いからかな。仲間だと気づいてないんだ。

〇〇

ﾖｼﾖｼ(｡´･ω･)ﾉﾞ

鯨（きょう）

( :˙꒫˙: )ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

〇〇

あと、10回今日がきたら、およめしゃんになる！

鯨（きょう）

じゃあ、その時は迎えに行くね。

〇〇

うん！まってる！

〇〇

きょう。

〇〇

くじらのきょう。

鯨（きょう）

(*^^*)

〇〇

お嫁さん候補、、まだ、空いてますか？

〇〇

（こんな、子供、、相手にされないかな、、）

鯨（きょう）

そのために迎えに来たんだよ。

鯨（きょう）

ボクのお嫁さんになってください。

〇〇

っ！よろしくお願いします( ´•̥ω•̥` )

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美蘭

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