雪
おにぃちゃん、
雪
そろそろ向かわないのですか?
凛
つんつん
雪
へー、そっか
雪
じゃあ私が行きますね
堂
カー!カー!
雪
狐次郎達を向かわせて
堂
カー!カー!
雪
じゃあ行ってくるね
雪
待ってて、
雪
あっ、やっぱりいた
敵
ヒャハヒャハヒヤハハハハ
吹雪
(ゆきか、
雪
......ッ、~~(みなくてもわかるこいつは、『外道だ』)
私は、生まれた時から、出来損ないだ
生まれてすぐ、42°の高熱が出て
目を失明した
お母さんは、私のことをいらない子って言って
耳を切った
それから、おにぃちゃんに拾ってもらった
それからも、ずっとずっと、お母さんの声が聞こえる気がする
なんでだろ、
もう
■■■■はずなのに
ねぇ、答えてよ
お母さん