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テラーノベル(Teller Novel)

私の名は奴隷168 管理人からは168と言われている

私は小さい時からこの薄暗い牢屋の中に居る。 …なぜか?それは…

管理人

おい、168。仕事だ

奴隷168

…はい

(奴隷)    能力者だから

この村は権力の差が激しく、上の人は裕福な暮しをし、下の人は貧乏な暮らしをする

私は上の方で産まれたにも関わらず、"能力者"だからと言い放ち、奴隷何かと比べ物にならない仕打ちを与える

そのせいで体が動かなくなるまで仕事をし、動けなくなっても鞭を叩かれて働く。

なのにロクな食べ物も場所も睡眠も与えられず、気に入らなかったらサンドバック。

それでも生きなければいけない。 この地獄なんて生温いと思える場所で。

そんな可笑しい生活が何年も何年も続いた

何年も、何年も。

私は何故産まれてきたのか。 私は何故能力者なんだ?

誰も答えない、暗い狭間に、

何年も、何年も…

そんなある日、上から告げられた

お前は明日,公開処刑だ

どうやら最近上のストレスが溜まっているから気晴らしに、と

もう、限界だ

そうして、何かが切れた

私は…私は…

そこからはもう覚えていない …でも、気付いたときには

村全体が血の海と化していた

酷い臭いを撒き散らし、そこら中に肉片が散乱している

建物に血がこびり付き、さっきまでの村の面影なんてまるで無かった

この世の言葉を隅から隅まで探しても、この景色は言い表せない

良い,景色だった

奴隷168

…あぁ、そうだ…そうだった。

奴隷168

…私以外にも、こんな思いを背負って生きている能力者、居るんですかね…

奴隷168

…せっかく自由になったのなら

奴隷168

"その人達を、救う旅に出よう"

13人の能力者/mmmr

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コメント

1

ユーザー

初コメ失礼します! 主様の表現、とても勉強になる物があります!

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