ザァザァァァ
私はイスにすわって外を眺めていた
雨、すごいなぁ
まるで、外に出かけるな! みたいに言ってるみたい
なんて、考えてるとタクミから LINEがきた
タクミ
アカリ
タクミ
アカリ
私はすぐ準備した
せっかくタクミから誘ってくれたんだ
この勢いで告白しちゃお!
思って小さなメモ用紙に ''愛してる'' と書いて右手で握った
そして、私は家を出た
カフェは私のアパートから徒歩15分くらいだ
私は足をはずませながら行く
横断歩道を渡っていた 私に車がぶつかってきた
自分でも何が起こったのか 分からなかった
そのまま私は意識を失った
何分かしてから私は意識は戻った
けど、目はあけれないし 体も動かせない
お願い動いて!
体は言うことをきいてくれない
神様お願い少しだけ動かしてください
お願いします!
何度心の中で願っても 神様はお願いを聞いてくれない
そのとき、
タクミ
小さい声だったけどたしかに 聞こえた
私の頬に水が落ちてきた
あぁ、これはタクミの涙か
何滴も何滴も落ちてくる
見えないけど美しい
お願い。泣かないで?
私は最後の力で無理矢理 彼の手をとり笑ってみせた
彼は必死で思いを伝えてくれる
タクミ
タクミ
タクミ
タクミ
タクミ
そんなの気づいてた
彼は分かりやすかった
いじわるして手を握ると 顔を赤く染める
彼は会う度告白しようと 頑張ってた
でも、いつも諦めてしまう
全部わかってた
多分、今日も告白する予定で 私を呼んだんだろうな
私はいつも待ってた
彼が私を好きなことは分かってた
けど、私は告白する勇気なんか なくて彼にまかせてた
そしたら、こんな結果になるなんて
そんなふうに思ってると
私は意識がなくなった
私は暗い世界におちた
ごめんね…
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