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四季凪
四季凪
何とか、間一髪間に合い 腕を掴むことができた
四季凪
四季凪
全体重が私の右腕に ぶら下がっているはずだが
四季凪
速匁
彼女は無言で何も言わない
死んだ魚のような表情をしていた
四季凪
速匁
四季凪
四季凪
速匁
速匁
速匁
彼女はそれだけこぼした
まだ夏の暑さが残る季節だというのに
冬の制服を着ていた
その制服も所々 破けていたり薄汚れていたり
この制服は○○高校のものだな…
四季凪
速匁
問うと、彼女は立ち上がり 橋の下へ行った
ゆっくり、ふらふらしながらも 確かな足取りで
後を追うと、鞄に仕舞っていたであろう 中身を拾っているところだった
テキストを見る限り、 彼女は高校三年生のようだ
四季凪
一緒に拾いながらそう聞いてみた
そんな事はないと思うけれど
速匁
速匁
いじめ、だろうか
ここまで追い込まれて
どれほど耐え抜いて、 頑張って歩いていたのだろう
この人生を
中身を鞄に入れ直し、再びその場に座る
近くに自販機があったので飲み物を買った
私と、彼女の分を買った
四季凪
速匁
四季凪
四季凪
速匁
速匁
四季凪
速匁
速匁
四季凪
辺りも暗くなった頃
そろそろ帰らなくていいのか聞こうと 考えていると彼女が言った
速匁
四季凪
言葉の意味を咀嚼しているうちに 立ち上がりどこかへ行こうとした
止めて良かったのか
この判断は正しいのか
分からないけれど
四季凪
1人にしてはいけないと
四季凪
壊れてしまいそうな彼女を
四季凪
救えるのは私だけだと
そう感じる、掠れた声のSOSだった