お前とは"友達"だから

そう言った途端なむじゅなは俺にキスをした

いきなり口の中にあいつの分厚い舌を捩じ込まれる

俺はそこから妙にも快楽に変わっていった

そうか……俺はこいつとするんだな

そう言った途端なむじゅなのベルトを外す音が聞こえた

俺達は互いを求め合った

もう友達に戻れなくてもいい

戻れなくてもいいから

俺の事を今だけ愛して

―nj side

俺達は互いを求め合った

こんな事をしてしまったんだ

もう友達っていう関係に戻れない事はわかっている

今だけ俺はお前を愛したいんだ

夢の中で俺の事思ってくれて嬉しいよ

なぁほそが

俺達は友達っていう関係になれなくなってしまったんだ

こんな過ちをした俺を許してくれ

可愛らしいけど男前な顔

俺の心を貪る声

甘く見つめる瞳

俺の欲にまみれたお前の身体

お前の身体は俺の欲で汚いはずなのに

余計に興奮する俺は残酷で汚い奴だと実感した

―jh side

いつの間にか寝ていたら朝になっていた

身体を重ね合った昨日

愛し合った昨日

あいつには内緒で今日から登校する事が決まった

そう言ったらなむじゅなは黙り込んでしまった

そりゃそうだよな

好きでもないやつに好きって言われたら困るよな

俺達は制服を着て学校に行った

久しぶりに会ったクラスメイトと話していたら鬼の形相でこちらを見つめるなむじゅながいた

そう言って俺達は手を強く握りしめた

俺達は友達っていう関係に戻れなくなった

けれど恋人になる事が出来たんだ

大人になっても俺達はずっと一緒だといいな

お前とは"恋人"だよ

お前とは"友達"だから

ℯ𝓃𝒹