俺達は付き合って約1年半
毎日のように会っていた
そして今日も会う約束をしていた
のあ
あ!おーい海輝〜
彼女だ
俺は無視してスマホゲームを続けた
のあ
ちょっと、無視しないでよ〜
海輝
あぁ、うん
俺は少し彼女にもう飽きていた
のあ
ねぇねぇお腹空いた〜
のあ
コンビニになんか買いに行こ〜
海輝
うるさいな
海輝
それぐらい1人で行けよ
のあ
分かったはよ
彼女はムスッとしてコンビニに向かった
それからどれだけ待っただろうか
LINEしても既読がつかなかった
海輝
おーいのあ?
海輝
コンビニ行ったんだろう?
海輝
なんでまだ帰ってこねーの?
海輝
大丈夫かぁ?
5分後
彼女から返事が来た
のあ
ごめんね海輝君
海輝
え?のあ?
のあ
違います私はのあのお母さんです
のあ
あのね
海輝
あ、はい
海輝
何でしょうか
のあ
○○市の△△病院に来てもらえる?突然で悪いんだけど
海輝
あ、はい分かりました
俺は嫌な予感しかしなかった
そして病院に着いた
のあ母
あ、海輝君だよね?
海輝
はいそうです
のあ母
ごめんね急に来てもらっちゃって
海輝
いえ、大丈夫です
海輝
それでどうしたんですか?
のあ母
ちょっと着いてきてくれる?
海輝
分かりました
病室のドアを開けた
ガラガラガラッ
そこには彼女がいた
眠っているような姿だった
しかし彼女はもう帰らぬ人となっていた
そして彼女の母から話を聞いた
のあ母
実はね、のあがコンビニから帰ってくる時にトラックにひかれたらしいの...
海輝
え...??
そして彼女の母からコンビニの袋を貰った
袋の中を見てみると
俺の好きなジュースや
お菓子などがたくさん入っていた
そして俺は...
その場で泣き崩れた
海輝
なんで、なんで
海輝
のあ、なんで先にいっちまったんだよ
海輝
あの時俺が一緒に行っていれば
海輝
のあのこと守ってやれたのに...
海輝
海輝
まだ伝えてない事だってたくさんあるだろ?
そこで俺は大声で叫んだ
海輝
のあグスッ大好きだよ〜!
なんで俺は気持ちを素直に言えなかったのか
ものすごく後悔した...
皆さんには大切な人がいますか?
そんな大切な人がいるなら、
好きだよ、大好きだよ
と素直に伝えてあげてください
大切な人がいつ、どこで何をしているかなんて正確には分かりません
だからこそ
大切な人に毎日気持ちを伝えてあげてください
そして、毎日一緒にいてあげてくさい