テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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第35話 - ３５話

227

2024年07月31日

#にじさんじ

#ろふまお

#剣持刀也

#不破湊

#甲斐田晴

#加賀美ハヤト

海青

それでは、どうぞ！

剣持刀也

………

ここが１番、深い場所…？周りが暗くなっただけであんま変わらないけど……

でもなんでだろう？心做しか身体が軽くなったような気がする…

加賀美ハヤト

あ、あ〜、あ〜…！

甲斐田晴

あれ、喋れる…？

不破湊

ホンマや喋れる

剣持刀也

本当だ、ここって空気あるんだね

加賀美ハヤト

そうですね…じゃなくて！

加賀美ハヤト

剣持さん、どうして深い場所に……

剣持刀也

僕、もうどうでも良いと思って

不破湊

どうでも良い、って…？

剣持刀也

ふわっちと甲斐田くんは残りたい、社長はあっちに行きたい

剣持刀也

僕も最初は、あっちに行きたいって思ってたよ

剣持刀也

そっちの方が社長の言った通り安全だし、それに…っ

甲斐田晴

でも…だとしても、なんでこういう考えになるの？

甲斐田晴

あのまま話し合いで決めてれば、いずれみんなが納得するような…！

剣持刀也

だとしても、どちらかの心にはちょっとしたモヤモヤが残るはず…

剣持刀也

それにみんな、"離れる"って考えは頭の中にないでしょ？

加賀美/甲斐田/不破

…！！

不破湊

確かに、考えてへんかったけど…

剣持刀也

だったら、こっちに居た方が良いじゃん

剣持刀也

ここだったら悩むこともないし、死ぬこともない……

剣持刀也

…みんなは、そう思わないの？

加賀美/甲斐田/不破

…………………

加賀美ハヤト

…じゃあ、離れません？私達

甲斐田晴

え…？

加賀美ハヤト

あの状況だったら、確かに剣持さんがこういう考えになるのも分かります

加賀美ハヤト

多分、剣持さんはどちらの意見も取り入れたいと思ってこうしたんですよね？

剣持刀也

………

加賀美ハヤト

なので、離れてみませんか？

不破湊

ｯでも、それじゃ…！

甲斐田晴

…不破さん

ﾎﾟﾝ

甲斐田晴

気持ちは分かる…でも、今はほんの少しだけ我慢だよ

不破湊

……っ

加賀美ハヤト

…それじゃ、まず戻りましょうか

剣持刀也

……うん

数分後

不破湊

＿＿ｯは…！

不破湊

っは…はぁ…はｯ……

ここｯ、は…？戻った…のか……？

不破湊

ｯぁ、甲斐田…

周りを確認すると、そこには甲斐田しか居なかった

社長ともちさんは……いなかった…

ホンマに離れたんか…俺ら……

寂しいｯなﾞ…っ

不破湊

…っｯﾞ

…今頃２人は、どうしてるんやろな……

甲斐田晴

んﾞっ…

不破湊

起きた…？

甲斐田晴

不破、さ…

甲斐田晴

社長ともちさんは…どこ……？

不破湊

…２人なら、もう行ったで

甲斐田晴

嘘…僕、なにも言えてないのに…っ

甲斐田晴

嫌ｯ、ゃﾞ…２人とも、帰ってきてょ…

不破湊

……甲斐田…

ｷﾞｭｯ

不破湊

大丈夫や、俺らは絶対また会える

不破湊

一緒に居られる

不破湊

やから、その日までは少し我慢…な？

甲斐田晴

…っ！

甲斐田晴

…ぅん……

敵

えっと、大丈夫か？

不破湊

居たんやな…

敵

まぁ、お前らにヒントやるために来たのに死なれちゃ困るからな

不破湊

そっか…ありがとな

敵

お前らは、これからどうするんだ？

甲斐田晴

…待つ

不破湊

そうやな、待つか

敵

ここでか？

甲斐田晴

うん…体が鈍ったら困るから、たまに相手してくれない？

敵

え、俺が居ていいのか？

不破湊

当たり前やろ、お前らがおらんかったら俺らは本当の事を知れへんかった

甲斐田晴

ちょっとしたお礼も兼ねて…ね？

敵

…分かった、"居れるだけ"居てやるよ

甲斐田晴

うん、ありがとう

敵

………

病院

加賀美ハヤト

ん…？ﾊﾟﾁｯ

ここは…？……あぁ、病院か…

剣持刀也

社長、起きた？

加賀美ハヤト

あ、はい

加賀美ハヤト

ここが、別の世界なんですか？

剣持刀也

そうだよ、ほら２人はまだ寝てる

加賀美ハヤト

本当だ…

本当に来たんだ…こっちの世界に

２人と離れてこっちに来るのは初め抵抗があった

私は剣持さん…そして不破さん、甲斐田さんの３人が居たから決心できた事もある

みんなを守りたいと…助けたいと強く心から思うことが出来た

思い出すだけで辛かった過去ですら、向き合うことが出来た

だから、できることなら離れたくはなかった

けれど本当に、あの人＿＿零さんが生きてるとしたら…

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

？？？

……え…？

加賀美ハヤト

…！あなたは、もしかして……

幽月零

は、ハヤト…っ！？

加賀美ハヤト

零さん！

剣持刀也

その人って社長が、あの時言ってた…？

加賀美ハヤト

はい、そうです…この方が幽月零さんです

剣持刀也

そうなんだ…！良かったね

加賀美ハヤト

…はい！

幽月零

ハヤト？本当に、ハヤトだよね…？

加賀美ハヤト

そうです、加賀美ハヤトですよ！

幽月零

…っ！よかｯ、たぁ〜…

加賀美ハヤト

心配かけて、すみません

幽月零

ううん、戻って来てくれたし大丈夫！

加賀美ハヤト

…ありがとうございます

原田冬夜

あ、剣持！

剣持刀也

原田…！来てたんだ

原田冬夜

そりゃあ、ね

加賀美ハヤト

おや、その方はもしかして…

剣持刀也

うん、原田冬夜だよ

加賀美ハヤト

やはりそうでしたか

原田冬夜

あ、そういえばさっき、なんか凄いロン毛の男の人達が来てたよ

幽月零

そうそう…！しかも、なんか刀持ってたよ

加賀美ハヤト

それって…

剣持刀也

…いや、その人達しかいないでしょ

加賀美ハヤト

そうですよねぇ〜

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

長尾景

おわっ…！今日は珍しく２人も居るじゃん

弦月藤士郎

今まで時間合ったとこなかったからね

長尾景

てか、もちさんと加賀美さん起きてるじゃん！おは〜っす！

剣持刀也

そんな軽いもんなの…？

弦月藤士郎

まぁ、僕達はあっちで慣れちゃってるって事もありますからね

加賀美ハヤト

桜魔の慣れ怖…(ﾎﾞｿｯ)

長尾景

とりま俺、事務所に連絡しとくわ！

弦月藤士郎

うん、お願い

弦月藤士郎

晴くん、まだ起きないんですかね…

加賀美ハヤト

あ、それは…

剣持刀也

＿＿社長

加賀美ハヤト

え…？

剣持刀也

ﾌﾙﾌﾙ(頭振

弦月藤士郎

…加賀美さん？どうしたんですか？

加賀美ハヤト

ぇ、あ…なんでもないです……

長尾景

藤士郎〜！連絡終わったぞ〜

弦月藤士郎

ありがとう、景くん

原田冬夜

そういえばだけどさ、この人のお見舞いって誰も来てなくない？

長尾景

そういや、不破さんの見舞い誰も来てなかったよな？

剣持刀也

え、そうなの？

加賀美ハヤト

私てっきり、三枝さんとかグウェルさんが来てるのかと思ったんですけど…

弦月藤士郎

みんな忙しいですからね…

長尾景

それに公式番組が、長期間休みでしたからね〜

だから、不破さんの周りだけやけに片付いた感じになっていたのか…

弦月藤士郎

あ、僕達そろそろ行かないといけないので

長尾景

えっ、もうそんな時間！？

弦月藤士郎

ほら！早く行くよ〜

長尾景

ちょ、まだ晴と話せてねぇのに〜…！

ﾊﾟﾀﾝ

幽月零

それじゃ、僕もそろそろ行かないと

原田冬夜

僕も、仕事が立て込んでてね

加賀美ハヤト

立て込んでるのに来たんですか！？

幽月零

まぁ、せっかくだったしね

原田冬夜

じゃ、またな〜！

剣持刀也

うん、また

加賀美ハヤト

さようなら〜

海青

それでは、次回！

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海青

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