泰斗
落ち着いたか?
ヒスイ
…はい
泰斗
…無理するな
ヒスイ
…ぅう
泰斗
ここにいたかったら居ていいぞ?
ヒスイ
…いいんですか?
泰斗
ああ 安らげるようにしてやる
ヒスイ
…母さん… 怒るだろうな
泰斗
今はヒスイのボロボロ
治すのが大事だろ
治すのが大事だろ
ヒスイ
え
ヒスイ
なんで助けてくれるの…
泰斗
んー ヒスイが欲しいからかな
ヒスイ
…先輩…
泰斗
とりあえず手回しとくけどOK?
ヒスイ
…お願い…します
先輩が家に電話をしてくれた あなたの息子さん… ボロボロです うちで預かります あなたでは治せない は?知らねーよ ちゃんと大事に しねえからだろ くそったれ。
僕の為に怒っている なんだかそれが嬉しくなった 最初脅された関係…だけど 先輩の元に居たら… 僕は…僕で 居られるんじゃないかって その日は悪夢も見ず ぐっすり眠れた
朝日が差し込んで僕は目覚めた 真横には先輩が眠ってた 優しく抱きしめたまま 寝てくれたんだっけ なんだかほわほわする ぼんやりしながら先輩を 見ていて… 僕はウッカリキスをしてしまった
泰斗
ん…
良かった気づいてない
ヒスイ
…ごめんなさい
僕は… そんな資格ない
僕は… そんな資格ない







