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🐯나나🐣 様からのリクエスト

JIMIN × V

『Just Friend』

どうぞお楽しみ下さい~🌟

僕達は『親友』であって

決して『恋人』になる事は無いんだ。

でもね、テヒョンア

僕はテヒョンアが好きだよ

こんな事言われてもテヒョンアが困るだけっていうのは分かってる

だから

テヒョンアとは親友でいるよ

そうすれば、君とずっと一緒に居られるだろう??

大好きだよ、テヒョンア。

それは、些細な事がきっかけだった。

テヒョン

ジミナ聞いた!?!?!?

ジミン

何を?

テヒョン

ジョングギに彼女が出来たって話!!

ジミン

そりゃあ、イケメンに彼女が出来るのは普通の事じゃない?

テヒョン

そうだけどさぁ!?!?

テヒョン

あの生意気なジョングギに先を越されるなんて…

ジミン

ㅋㅋㅋㅋㅋㅋ

ジミン

テヒョンアにも良い彼女さんが出来るよ

テヒョン

そうかなぁ…

あ、自分で言ったのに傷付いた。

馬鹿だなぁ、僕は。

テヒョン

でもさ

ジミン

うん

テヒョン

この先、俺に彼女が出来たとして

ジミン

うんうん

テヒョン

俺は彼女よりもジミナを優先するよ

ジミン

え?

テヒョン

だって、彼女が出来たからってジミナと遊ばないのは嫌だもん

ジミン

ありがとうㅋㅋ

テヒョン

というか、彼女よりジミナの方が大事だし

ジミン

…それ、彼女作る意味無くない?

テヒョン

だね!!ㅋㅋ

テヒョン

俺にはジミナが居ればいいや

ジミン

ッ、僕も、だよ

テヒョンアは無意識にこういう思わせぶりな事を言うから困る。

テヒョン

あ、ジミナ今日暇~?

ジミン

うーん、課題やらなきゃ…

テヒョン

ええええええ

テヒョン

じゃあジンヒョンとでも遊ぼうかなぁ

ジミン

ジンヒョン、というのはテヒョンアが懐いてる先輩の1人で

端から見ればカップルのような事をしている時もある、僕のライバル的存在なのだ。

テヒョン

?どうしたの??

ジミン

…ジンヒョンと遊ぶくらいなら

ジミン

僕と遊んで

テヒョン

へ?

…また、やってしまった……

すぐ嫉妬して、束縛しようとしてしまうのが僕の悪い癖。

そんな事する資格、僕には無いのにな

テヒョン

ジミナ可愛いㅋㅋ

ジミン

どこが?

テヒョン

だって、嫉妬したんでしょ??

ジミン

…………うん

テヒョン

可愛いじゃ~んッ♡

テヒョン

よしよし、今日はいっぱいジミナと遊んでやろう

ジミン

ほんと!!!!

テヒョン

当たり前よ!!

ソクジン

テヒョンア~

テヒョン

ジンヒョン!!

ジミン

あ、

行っちゃった…

そりゃあ、人に呼ばれたらその人の元へ行くのが普通なのだけれど

ジンヒョンより僕を優先して欲しかったな、なんて感情が湧いてしまった自分の事を殴りたい。

ソクジン

テヒョンア今日空いてる??

テヒョン

どうして?

ソクジン

新作のゲーム買ったから、一緒に遊ぼうかなって思って!!

テヒョン

うーん…

テヒョンア、ゲームに弱いもんね

きっと僕との約束は後回しにして、ジンヒョンとゲームするんだよね

テヒョン

今日はやだ!!

ジミン

!!!!

ソクジン

えぇ、どうして?

テヒョン

今日はジミナと遊ぶ日だから

テヒョン

ジンヒョンはまた今度ね!!

ソクジン

はぁーい

ジンヒョンは、テヒョンアに手を振ってどこかへ行ってしまった。

テヒョン

ただいま!!

ジミン

おかえり、テヒョンア

テヒョン

今ね、ジンヒョンに遊びに来ないか~って誘われたんだ!!

ジミン

それで??

テヒョン

でも、俺はジミナと遊びたいからちゃんと断ったよ!!

ジミン

いいの?

テヒョン

だーかーら!

テヒョン

僕はジミナが居ればいいの!!!

ジミン

そっか…

テヒョンアの無邪気な笑顔に、何故か泣けてきた。

テヒョン

何泣いてんの!?

ジミン

いや、なんか嬉しくてさ…ㅋㅋ

テヒョン

ジミナは友達思いだねぇ

ジミン

そうかな??

テヒョン

まぁ、とりあえず!

テヒョン

俺の家へレッツゴー!!

ジミン

うぇーいㅋㅋㅋ

ジミン

テヒョンアの家久しぶりに来た

テヒョン

最近は外で遊んでるもんねㅋㅋ

ジミン

テヒョンアの部屋、相変わらずだね

テヒョン

え、褒めてる??

ジミン

男子高生って感じの部屋

テヒョン

何それ!?!?

ジミン

健全な物が1つもないって意味だよ

テヒョン

俺が大人向けの雑誌でも読んでるって言いたいのか!?

ジミン

だって堂々と机の上にあるじゃん

テヒョン

あッ

急いで雑誌をベッドの下に投げ捨て、何も無かったかのように振る舞うテヒョンア。

可愛いなぁㅋㅋㅋㅋ

テヒョン

別に何も無いけど!?!?

ジミン

ベッドの下に隠したら親が掃除した時バレちゃうよ

テヒョン

うッ…!!

ジミン

ごめんね、虐めすぎたㅋㅋ

テヒョン

酷いよジミナ…

ジミン

はいはい、ゲームでもする?

目の前にあったテレビに手を伸ばそうとすると

テヒョンアに腕を掴まれた。

ジミン

??どしたの?

テヒョン

俺さ、考えたんだ

ジミン

何を?

テヒョン

俺ってジミナが居ればいいじゃん??

ジミン

ああ、うん

テヒョン

それはジミナも同じ??

ジミン

えッ

テヒョン

ジミナも俺が居ればいい?

ジミン

えーと…

言って、いいのだろうか。

ここで僕が本音を言えば、全て崩れてしまうのでは無いか。

そう思って、言い留まろうとしたけど

テヒョンアの真っ直ぐな瞳に勝てる訳が無かった。

ジミン

…うん

ジミン

僕も、テヒョンアさえ居ればいいよ

テヒョン

ほんと?

ジミン

ほんと

テヒョン

良かったぁぁ、、

ジミン

???

ジミン

何が良かったの?

テヒョン

パクジミン!!!!

ジミン

はい

テヒョン

今日から君を俺の彼女に任命する!!!!!!

ジミン

はい?

テヒョン

ジミナは圧倒的彼女感だから、ジミナが彼女ね

ジミン

待て待て待て

ジミン

何で僕とテヒョンアが付き合う事になった??

テヒョン

もうすぐクリスマスじゃん?

ジミン

そうだね

テヒョン

俺はそれまでに恋人が欲しい

テヒョン

ジミナもそれまでに恋人が欲しい

ジミン

欲しいとは言ってないけど…

テヒョン

お互いの利害は一致するって事で!!

テヒョン

恋人になりました!!!!!!

ジミン

まじかいな

テヒョン

嫌だった…??

下唇を突き出して、拗ねたように俯くテヒョンアの破壊力を全国民に知って欲しい。本当に。

ジミン

嫌な訳ないじゃん

テヒョン

ほんと!?!?

ジミン

テヒョンアこそ嫌じゃないの??

テヒョン

全然?

テヒョン

嫌じゃないから言ったんだよㅎㅎ

本当、テヒョンアは狡い。

ジミン

僕、テヒョンアが好きだよ

テヒョン

えへへ、俺も好き!!

知ってるよ、テヒョンアの言う『好き』が僕とは違うこと

テヒョンアは"親友"として、好きなんだよね

テヒョン

…ジミナ、体調悪いの?

ジミン

悪くないけど…

テヒョン

さっきからずっと暗い顔してるからさ

テヒョン

風邪でも引いたのかなって…

ジミン

ううん、大丈夫

ジミン

…で、具体的にはどうすればいいの?

テヒョン

ん?何が??

ジミン

その、恋人…として、どうすればいいの?

テヒョン

あー!!!

テヒョン

ジミナは何したい?

ジミン

えッ…

恋人、らしい事…

ジミン

手を繋ぐ、とか??

テヒョン

おっけい!!

テヒョン

後は俺が"恋人らしい事"計画を立てるから

テヒョン

クリスマスをお楽しみに♡

ジミン

うんㅋㅋ

僕とテヒョンアの、一時的恋人生活が始まった。

恋人らしい事を何もしないまま迎えたクリスマス当日。

クラスの大半は今からどこ行くだの、クリスマスプレゼントは何がいいだのと話していた。

ジミン

はぁ…

テヒョン

溜め息吐くと幸せが逃げていくぞ~

ジミン

逃げてかないもん

テヒョン

俺とデートするのに溜め息吐かないで

ジミン

ごめんㅋ

溜め息、と言っても疲弊から来る溜め息ではなくて

これからテヒョンアとデートするという、緊張から来る溜め息なのだ。

テヒョン

じゃあ、ツリーの前に6時30分に集合ね!!

ジミン

あ、うん

テヒョンアは僕の頭を優しく撫で、帰って行った。

ジミン

………はぁ…

ユンギ

恋してるな

ジミン

うわッ!?!?

ジミン

何でユンギヒョンがここに!?

ユンギ

ジンヒョンが知らない女と話してるから来た

ジミン

ははーん、嫉妬なんだ

ユンギ

違うから

ユンギヒョンは、僕の中で唯一のヒョン的存在。

ジンヒョンと付き合っていながら、ジンヒョンの友好関係が広過ぎて嫌になるらしい。

ジミン

僕だって嫌です!!

ユンギ

いきなり何だよ

ジミン

何でちゃんと恋人の管理しないんですか!!!

ジミン

僕のテヒョンアが、いつもジンヒョンばっかにベタベタして

ジミン

取られそうで、怖いんです!!!!

ユンギ

それを俺に言われてもな…

ジミン

ジンヒョン、格好良くて面白くて優しいから!!

ジミン

テヒョンアが好きになっても可笑しくない人だから!!

ジミン

…嫌なんです

ソクジン

誰があんな子供と付き合うか

ジミン

!?!?!?!?

ユンギ

ジンヒョンおかえり

ソクジン

ただいま~!!

ジンヒョンは僕の隣にあるテヒョンアの机に座り、僕を睨んだ。

え、何で??

ソクジン

僕はユンギヤ一筋だから

ソクジン

テヒョンアに手を出すなんて馬鹿馬鹿しい事しないよ

ジミン

馬鹿馬鹿しいって何ですか!!

ユンギ

はいはい、喧嘩は今度やって

ユンギ

じゃあなジミナ

ユンギ

テヒョンアと上手くいけるよ、お前なら

ソクジン

あひゃひゃ、ユンギヤイケメーン!!

ユンギ

そうですか

ユンギヒョンとジンヒョンも、イチャイチャしながら帰って行った。

僕なら、テヒョンアと上手くいく…

ジミン

…頑張ろ!!!

自分に喝を入れて、家に帰った。

ジミン

遅いなぁ、テヒョンア…

テヒョンアが昔くれたマフラーとコートを着て、ツリーの前で待つ。

ジミン

うーッ、寒…

ジミン

テヒョンアってば、いつも遅刻するんだから…

冷え切った手を、息を吐いて温めていると

知らない男の人が2人僕を挟んだ。

ジミン

…??

男 1

ねぇ、君

ジミン

はい…

男 2

誰待ってるの?

ジミン

友達、です

男 2

なら問題ないね!!

ジミン

え?

いきなり腕を引っ張られ、状況が理解できない。

ジミン

ちょ、何ですか!?

男 1

いやぁ~、君可愛い顔してるからさ

男 1

君みたいな子がタイプな奴の所で遊ぼうかなって!!

男 2

そいつクリスマス1人だからさぁ…お情けで一緒に過ごしてあげな?

ジミン

やだ、やだ!!

ジミン

僕にはテヒョンアが居るのッ

ジミン

だから、離して!!!

男 2

へぇ、お相手が居るんだ

男 2

尚更壊しがいがあるじゃんㅋㅋ

ジミン

~ッ…

怖い、怖い、怖過ぎる

僕、どうなっちゃうの??

知らない男の人に、襲われちゃうの??

ジミン

やめてッ…!!

ジミン

助けて、テヒョンアッ

泣きながら、叫んだ。

男 1

残念、そのテヒョンって奴は来ないよ

ジミン

来るもんッ

ジミン

テヒョンアは、絶対に僕を探しに来るもん!!

ジミン

何も知らない奴がテヒョンアの事馬鹿にしないで!!!!

男 1

ちッ

男 1

そんなに早く犯されたいか??ㅋㅋ

ジミン

え、あ、

暗い路地裏に入ると、僕はフェンスに投げ捨てられた。

ジミン

い"っ…!!

男 2

ほら、君を襲ってくれる人が来たよ

ジミン

やだ、やだよッ…

男 3

ふへへ…君、名前なんて言うの…??

ジミン

誰が答えるかッ!!

男 3

ふへッ、反抗的な所も可愛いねぇ…

男 3

身長はいくつ?体重は何キロ??

ジミン

そんな事知らないッ

男 3

まぁ脱がせれば関係ないか…

男の人の、太い腕が僕に伸びる。

気持ち悪いッ、気持ち悪いッ

ジミン

ッ、触らないで!!!!

精一杯男の人を蹴るが、ビクともしなかった。

男 3

可愛いねぇ…

男 3

君は本当に僕のタイプだぁ

ジミン

や、だッ…

テヒョンアから貰ったマフラーも捨てられ、コートも脱がされ

中から穿いていた、テヒョンアとお揃いのニットも脱がされたその時

男 2

誰だお前!!!!

男 1

くそ、近付いて来るんじゃねぇよ!!

男 3

んん…?どうしたのかなぁ??

暗い路地裏で、僅かな光が差し込む中見えたのは

ジョングク

テヒョンイヒョンの恋人に何してるんですか??

テヒョンア、では無くジョングガだった。

ジミン

ジョングガ…!?

ジョングク

ジミニヒョンを襲った事、心の底から後悔させてあげます

男 2

ッ、てめぇ!!!!

あっという間に、男3人はやられてしまった。

ジョングク

恋人が居ないからって、他人を襲うんじゃねぇよクソ野郎

ジミン

ジョングガッ…

襲われた時よりも、涙が溢れてきた。

ジョングク

僕に抱き着かないで下さい

ジョングク

…テヒョンイヒョン、出てきて下さい

ジミン

へ、?

テヒョン

ジミナァァァァ!!!!

テヒョンアは、力強く僕を抱き締めた。

テヒョンアの匂いと、もう大丈夫なんだっていう安心感で心が満たされて

余計、泣けてきた。

ジミン

うぁぁぁッ…

ジミン

怖かった、テヒョンア怖かったぁぁッ

テヒョン

もう大丈夫だから

テヒョン

安心して、ジミナ

ジミン

うんッ、安心する、安心するッ…

ひとしきり泣いた後

僕らは手を繋いで、テヒョンアの家へ行った。

テヒョン

…それ、着けててくれたんだ

ジミン

うん、テヒョンアから貰った物だから

テヒョン

嬉しいな

テヒョン

ねぇジミナ

ジミン

ん?

テヒョン

俺達、別れよう

ジミン

え…

テヒョン

俺さ、本気で

テヒョン

本気でジミナの事、好きになっちゃったの

テヒョン

ごめんね、こんなの嫌だよね

テヒョン

…もうジミナとは友達続けられないよね……

テヒョンアは、泣きそうな顔で言った。

ジミン

…うん、友達は続けられない

テヒョン

だよね、笑

ジミン

でもね

ジミン

僕は恋人、になりたい

ジミン

ずっとテヒョンアが好きだったから

ジミン

恋人、なりたい…

テヒョン

ッ、好き!!!!!!

ジミン

わッ!?

テヒョンアの重さを全身で感じて、抱き着かれている事を知る。

テヒョン

ジミナ大好き~!!

ジミン

ㅎㅎ僕も大好き

テヒョン

ジミナジミナ

ジミン

ん~?

テヒョン

ポッポしていい??

ジミン

へッ

テヒョン

ダメ?

ジミン

えっと、えっと

ジミン

お好きなように…

テヒョン

へへへ、メリークリスマス、ジミナ

ジミン

ㅎㅎ…メリークリスマス、テヒョンア

テヒョンアは意地の悪い笑みを浮かべて

僕に甘く優しい口付けをした。

Fin .

この作品はいかがでしたか?

762

コメント

30

ユーザー

オホホホホホほほほほうぇーいぬヘヘヘヘへへ最高

ユーザー

ぐへへへあはっ(*´ 艸`)

ユーザー

クオズ最高まじ好きだわぁ

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