月に1回、北条の血筋のため夜伽の稽古があった。夜伽の稽古をしようと言い出したのは頼重ではなく時行であり、その時行の放つ言葉の裏には誰にも言えない頼重への恋幕があった。
今日はその夜伽の日である。皆が寝静まり、静かな夜が来た。夏の虫の声と自身の心臓の音がうるさく感じる。
時行
頼重
部屋の中から頼重殿の声が聞こえ、部屋の中に入ると、髪を下ろしいつもとは違う雰囲気を纏った頼重殿がいた。 そのまま頼重殿の前に正座をし、深呼吸をして心臓を落ち着かせようとした。
頼重
最初に口を開いたのは頼重殿だった。 翠緑の瞳がこちらを見ている、なんと美しい人なのだろうか。
時行
静かにゆっくりと頭を下げる、これからは甘く切ない時間が始まるのだ。情が交わるようなことはしてはならない。口への口付けも頼重殿への気持ちも言葉にすることは許されない。 頼重殿はどこか掴めない人だった。きっと思ってることは言っていても本当の本心は誰にも話さない。人間の皮を被った神なのだと思う。
時行
頼重
静かに頼重殿の頬に触れ、形をなぞる。 長い睫毛が下を向いている。頼重殿の視界には今、自分の膝に置いた手が写っている。 ずっと私を見ていてほしいのに、
頬に口付けを落とし段々と下へ移動していく、首に口付けをするとくすぐったそうに頼重殿の息が震えた
頼重
時行
頼重
優しく微笑みこちらを見るその瞳は本当に美しいものだった。穢れなき瞳がまた私を見透かしている、吸い込まれるような感覚だ。
時行
頼重
いつもと軽装で髪を下ろしている頼重殿は なんだか儚くみえた。綺麗で全てを包み込むようなあたたかさが私を苦しめる
丁寧に脱がしていくと、頼重殿の白い肌があらわになり自身の喉をゴクリと鳴らした
時行
頼重
丁子油を頼重殿の割れ目に塗り込み、まだ小さな指で1本、2本と頼重殿が痛くならぬよう念入りに拡げていった
頼重
時行
頼重
これをするのは初めてじゃない、 だからこそ頼重殿の良い所がだんだん分かってきた。頼重殿のソコを押し、抉ると 頼重殿は官能的な声をあげた。
頼重
頼重
頼重
愛おしい、愛おしくたまらないこの男を どうこの気持ちを抑え込めばよいのか、 墓まで持っていくなんて嫌だ、 きっと神も気付いている。気付かないフリを してくれているのだ。
時行
頼重
コメント
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主様語彙力ありまくりじゃ無いですか…() なんか凄い官能的な雰囲気だと思いました() とにかく最高でした!