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そして私は中学生になった

今でも彼のことを思い続けている

それだけで幸せだった

クラスの男子

あの、留葵さんっ!

留葵

どうしたんですか?

クラスの男子

僕と付き合ってくださいっ!

留葵

...ごめんなさい、

留葵

私、彼氏がいるんです、

クラスの男子

そ、そうなんだ、

留葵

はい、

留葵

本当にごめんなさい、

クラスの男子

大丈夫、

クラスの男子

気にしないで!

留葵

...ありがとうございます、

留葵

(やっぱり中学怖い、)

留葵

(急に知らんクラスの男子から告られるし、)

喜龍

おいるあー!!

留葵

何?

喜龍(きりゅう)くんは

小学校から一緒の友達

そして同じバスケをしていることから

彼とは他の人よりも仲が良い

喜龍

今日って女バス中練?

留葵

だよ

喜龍

ちぇっ

喜龍

今日男バスがなか使いたかったのに

留葵

じゃあ女バスはいる?笑

喜龍

むーりー笑

留葵

えー

留葵

一年人数少ないからお願いー笑笑

喜龍

そっか、3人だもんな

私の通っている中学の女バスの先輩には

悪い噂や

ヤンキーと付き合っている先輩が多かったからなのか

女バスに入る人はとても少なかった

先輩は怖い

けれど私は同じ女バスにはいった子2人に申し訳ないのでやめなかった

留葵

喜龍くんなら女装すればいけるって

喜龍

いや俺捕まるって笑笑

留葵

そっか笑笑

喜龍

じゃねー

留葵

うん!バイバイ

由奈

...

留葵

(めっちゃみられてる...)

由奈

ねぇ

留葵

は、はい、

彼女は確か喜龍くんと同じクラスの 1組の由奈さん

彼女は学年一可愛いと有名の子だ

そして1組のリーダー的存在

由奈

あんた、なんでそんなに喜龍くんと仲良いの?

由奈

意味わかんない

留葵

小学校から一緒で、

由奈

だからってそんな仲良いわけないでしょ

由奈

もういい

スタスタ

留葵

...

留葵

なんだったんだろう、

次の日

元から少し距離があったクラスメイトから

もっと距離が開いたと感じた

喋りかけても無視

留葵

(なんでだろう、?)

留葵

(もしかして、私の声小さかったかな、?)

女子1

それでさーw

女子2

えー?w
がちー?w

パサッ

留葵

あ、

留葵

は、ハンカチ、落としたよ、?

そう言って私はハンカチを拾い上げ

渡そうとしたその時

女子1

うわっ、

女子2

きたなっ、

留葵

...え、?

女子2

行こ行こーw

女子1

うんw

留葵

(今、汚いって言った、?)

留葵

(そ、そんなわけないよね、)

女子3

ねぇー山下さーん

留葵

は、はい

女子3

それ、女子1のでしょー?

女子3

なんであんたが持ってんのー?

留葵

お、落としたのを、拾っただけで、

女子4

もしかして、盗んだんじゃなーい?w

女子3

うわ、サイテーw

留葵

だから、拾っただけ、なんだって、

そう言って近づくと、

女子3

うわ、近寄んないでよ、w

留葵

え、?

女子4

え、?じゃないんだけどー

女子4

男好き病がうつるー

女子3

最悪なんだけどーw

留葵

(な、何それ、)

女子4

ってか山下さんって本当かわいそーw

女子3

あの由奈さんの好きピに手出すなんて身の程知らずだよねw

女子4

それなーw

留葵

(な、なんのことだろう、)

女子5

え、ねぇ、あの子って、

女子6

あ、噂の子じゃん

女子6

“男好きのタラシ女”

女子6

だっけ?笑

女子5

そー!そー!笑

女子6

由奈さんに狙われたらもう終わりだよねw

女子5

うんうんw

女子5

ほんとかわいそーw

留葵

...

留葵

なんで、?

留葵

どうしてこんなことになってるの、?

留葵?どうしたの?

留葵

ううん、

留葵

なんでもない、

そう、

もうご飯できたよ

留葵

わかった

留葵

すぐ行くね

うん

留葵

... 、

next❤︎

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