ハク
はぁ、、やっと家か
白猫は男の家の表札を見上げる
ハク
(小野坂、、景?)
ハク
(なるほど!あいつの名前は景って言うのか!まぁ嫁の名前を覚えるのなんて当たり前だからな!)
そんな事を白猫が考えているうちに、景がドアを開けようとしていた
白猫は、景が自身の家に入る瞬間、景の隙間を利用して入った
景
なんだ、、?
景が下を見下ろす
景
うわあぁッ!?
ハク
ンナァー!(気づくのが遅過ぎるぞ!)
景
お前、、着いてきてたのか!?
ハク
ニャアーン?(どうだ?すげぇだろ)
白猫は誇らしげに鳴いた
景
何やってんだよ!着いて来たらダメだろ!
ハク
(ええぇ俺めちゃくちゃ怒られてるのぉ〜?)
景が白猫を帰そうと、屈むと、キラリと光るものが見えた
景
ん、、、?なんだ?これ
景が白猫の首辺りを覗き込むと、何やら名前が彫ってある首輪のようだった
景
ん、、?ハ、、ク?
ハク
!
ハク
ンナァー!(やっと俺の名前を呼んだか!)
景
えっと、、苗字の部分は、、ダメだ、カスれてて読めない
景
とにかく、、どうするんだよ、お前
景
言っとくけど、俺ん家には住め無いからな?
ハク
ンニャアッ!?(はぁ!?なんでだよ!)
景
俺ん家もう動物居るんだよ、、お前に食われるかもしんねぇだろ
ハク
ナァーオン!(お前が飼ってるペットなんて奪ったりなんかしない!)
ハク
(説得しても景にはきっとわかって貰えない、、それなら)
ハクは堂々と景の家の廊下を歩き、音で動物がいる所を感知し、その動物がいる所を突き止めた
景
あ、おい!
ハク
(こ、こいつは、、!)
タマコ
シュルル、、?(あらぁ?今日の餌はヤケに大きいわねぇ、、?)
景
タ、タマコォーーー!!!!!!
ハク
(蛇じゃねーか!!!)
まさかの景が飼っている動物は猫の天敵、蛇であった
一体ハクは、どうなってしまうのか、、!?