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nagi.
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魔法少年は救われない
新連載
isg
bcr
すたーと
いつもの帰り道
いつもの夕焼け
isg
bcr
いつもの様に友達の蜂楽と隣合わせで自転車を引き、いつもの道を歩いていた。
bcr
isg
いつもの様に他愛のない会話
当たり前みたいにそこにある声。
その中で、“いつも”じゃない事が起こった。
ピシッ
isg
bcr
何かが割れる音。
isg
真っ直ぐ空を見る。
俺の視線の先には…
黒い、裂け目。
isg
黒い裂け目はどんどん広がって行く、
すると、黒い影が一つ。
ぽんっ。
そんな音が聞こえるかの様に出てくる。
bcr
流石の蜂楽でも気づいたようだ。
地上に降りた黒い影をじっと見つめる
…此方に気づく
bcr
瞬間
蜂楽の気配が消える
isg
代わりに、隣に黒い影。
蜂楽は、気づいた頃には横の建物に突き飛ばされていた。
isg
俺は訳もわからずただ立ち尽くす
血が滲む蜂楽に触れる、まだ息はある。瀕死の状態。
isg
読んでも返事はない
その代わり、違う声が、俺に囁く。
isg
isg
isg
isg
その答えに迷いはなかった、ただ蜂楽が助かってほしい。
それだけ、ただ単純な答え
isg
俺は何も聞かずその存在にそう言った
俺は一筋の光に包まれた
isg
そして、目を開く
全部わかる
黒い影の行動、手段、軌道…
全てが“見える”
isg
俺は黒い影を殴った。
そいつは簡単に潰れて、弾けた。
黒いモヤが、最後に天に昇る。
isg
よかった、これで…
…
isg
この子、誰だっけ…?
isg
助けられたんならそれで良い
でも、この子の顔を見ると…
何故か胸の奥が、ざわつく…。
isg
bcr
助けた子の目が開く。
isg
bcr
isg
沈黙。
その子は目を見開いて、そして、少しだけ悲しそうな顔をして、
bcr
絞り出した様な声を出してそう言う
isg
手を差し伸べる
isg
bcr
彼が手を掴む。
ちゃんと安全な場所まで
ちゃんと、送り届ける。
それが“魔法少年”の役目。
はじまり。 終。