僕の好き。

学校帰り、気長に電車を待つ

どんどん家族がぐちゃぐちゃに なってく中

なにも考えたくない自分が居た

今日は何時に寝ようかな 今日、帰ったら何しようかな

そんな事を呑気に考えて まるで他人事のように

｢ 名前呼ばないで ｣

そう言いかけた時、 俺の体は宙に舞った。

父さん？

父さんは手を伸ばしていた いや、俺を押した

横が明るい。 眩しい、死んじゃう...

｢ 黙ってようね ｣

...しんじゃう... ...しねる...？

もう要らない 必要ないね！

さよなら 形崩れた「 愛 」

りうらの好きなジュース、 いちごミルクのジュース。

とっても甘くて、少し酸っぱくて 溶けそうなくらい...！

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りうら、理科好き！！ 解けると楽しいから

解けてしまえば、 分かってしまえば、

...簡単だから。

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ふわふわしてて、甘い りうら、わたあめ好き！

...濡れてしまえば溶けちゃうけどね

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あにきの卵焼き、 めっちゃ形整ってて、

味付けが好き！

とろけちゃいそう...

今はもう食べれないけどね

満遍なく広がるキラキラ している何か

どこか遠くで名前を呼んでる誰か

まるで浮いてしまうかのように ふわふわとしている体

暖かい このまま...寝てしまいたい

りうらの好き、 見つからなかったな

もう誰にも会えないのかな

ここに居たまま？

それならそれで本能。

...かなぁ、...ｯ

...幼い...子供、？

耳元で囁くように 誘惑するように声をかけてくる

凄く、凄くあまーい声...

...綺麗、暖かい、... ...ひと...り...？、