コツ、コツ
南帆
はぁ、はぁッ
特級
ふふっ、可愛いねぇ♡
刀を投げられており攻撃ができず手は掴まれていて動くことができない
…
南帆
ガフッ
特級
い”ッ
一瞬の隙のおかげで立ち上がり、刀をとることが出来た
特級
ははっwやるねぇ♡
南帆
…あっかんべーッ
シャンッ
シャン
シャン
ザシュッ
シャンッ
特級
はッ…??
南帆
鈴舞…
鈴舞 相手の周りを動き回り近ずき最後には急所をつく 相手には鈴の音が大きくなっていくように聞こえるらしい
南帆
討伐完了、おつ〜ッ
未桜
…
未桜
お疲れ様でした
南帆
ん、
未桜
あの、、
南帆
なにー?
未桜
ずっと聞きたかったのですが
南帆
?
未桜
なぜ、
特級になるのを断るのですか?
南帆
…
南帆
秘密。
未桜
そ、うですか
特級になって残るのは地位だけ
特級になったらあの人を助けられる訳でもないんだから
ただ忙しくなるだけじゃん。
ま、教えても良かったかな、なんて思ったのは秘密
未桜
では、
南帆
うん、じゃ
南帆
また明日
未桜
はい!
チャポンッ
南帆
ふぅ…
髪を高いところでお団子にしてお風呂に浸かる
んー、上がったらすぐ寝よっかなぁ
ご飯も食べたし
でも刀の手入れくらいするか
南帆
…
刀の手入れをしながら思う
これは夢なんじゃないか?と
お母さんが死んだのもゆめ
1人孤独なのも夢だから
そう、考えては消して
馬鹿だなぁ、なんて考えながら
刀の手入れが終わって寝る
普通のJKはこんなルーティーンないんだろうな(笑)
大切な人がいない明日を
普通がない明日を
仮面を被る明日が
嫌になる
南帆
はやく、死ねないかなぁ…
そう、私は死んだらいいって思いながら自分を呪いながら昨日も今日も明日も生きていく
こんなくそみたいな世界で。