□
そう、あの日は
□
雲一つ無い晴天だった
□
2者面談の帰り道、
□
いつもどうり下を向いて歩いていた
□
ランドセルが、考えれば考えるほど重くなっていく。
□
今日も参考書を片手に
□
海にたたずむ1つのベンチに座る。
□
黙々と参考書を読む
□
勉強しなくては、、、
□
私には姉がいる。
□
頭が良いのだ
□
受験に受かってテストでは1位ばかり。
□
親はいつもいう
□
「勉強しなさい」
□
。
□
でも、姉にはいつも負ける。
□
意味が無いのだ。
□
青春を勉強に沢山使った。
□
そんな私にも、得意なことがあった。
□
絵だ。
□
毎日描いた。
□
絵が私の居場所だ。逃げ場だ。
□
楽しいと思えた。
□
それでも勉強という重りに押しつぶされそうになる
□
勉強して、
□
寝て
□
起きて
□
勉強して、
□
絵を描いて、
□
勉強して、
□
腕を切って、、
□
その繰り返し。
□
私は人の人生をなぞっていたのだ。