テラーノベル
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25分後、僕たちのグループが出発する番が来た。
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
蒼葉 青
緋野 赤
藤堂 紫
クラスメイト
緋野 赤
緋野くんが懐中電灯を振りながら僕たちを呼ぶ。 ここから、僕の長い長い肝試しが始まった。
※実際は背景よりだいぶ暗い設定です
藤堂 紫
緋野 赤
藤堂 紫
蒼葉 青
藤堂 紫
完全にナメていた。 曇りのせいで月明かりひとつなく、さっきまでの明るさが嘘のように真っ暗だ。 その上、これからお化けも驚かせに来る。
しかも、今初めて自分がこういうのが無理なタイプだと知った。 ホラー漫画とか映画とかは余裕なのに、リアルになった途端、身体が拒否し始めた。 得意とか苦手とかの次元じゃなく、これは無理に近い。
緋野 赤
蒼葉 青
お化け役
赤紫青
息を潜めていたお化けに絶叫し、転びながら全速力で逃げる。
お化けの姿に驚いたというよりも、突然大声で叫ばれたことの方が怖かった。
逃げている途中に他のお化けが驚かせてくるし 叫びすぎて喉を痛めるし 何度も石や枝につまずいて転ぶし 坂道で息は絶え絶えになるから、 目的の寺に着く頃には、3人とも心身ともにボロボロになっていた
緋野 赤
藤堂 紫
蒼葉 青
藤堂 紫
緋野 赤
その時、僕らは完全に忘れてた さっき、クラスメイトが言っていた言葉。
とにかく疲れて帰りたいという気持ち一心で、寺の短い階段を駆け上がった。
ボックスから札を取り、いざ戻ろうとしたその時、
青白いライトが点くとともに、わずか50cmの距離で、言葉で言い表せないくらい恐ろしいお面を被ったお化けが叫びながら飛び出てきた
蒼葉 青
完全に気を抜いていた僕は、緊張と焦りと恐怖に同時に襲われ、その場で気を失った
蒼葉 青
______________すごく温かい。 良い感じに頭がフィットしてる。柔らかくて、寝返りも打ちやすい。 ..................... ん?寝返り...?
百瀬 桃
蒼葉 青
百瀬 桃
蒼葉 青
目が覚めたら百瀬くんがいた。 上から楽しそうに、僕を覗き込んでる。
蒼葉 青
百瀬 桃
蒼葉 青
百瀬 桃
蒼葉 青
百瀬 桃
蒼葉 青
そう言いながら、百瀬くんは僕の頭を優しく撫でてくれた
僕より大きいその手は、すごくあったかくて、気持ちよかった。
百瀬 桃
倒れこむ青の元へ急いで駆けつける。 驚きのあまり気を失っていて、特に倒れた時にケガはしていないようだった
グループが同じだった2人は、走って逃げてしまったらしく、他には誰もいない。 すぐスタート地点にいる友達にお化けの代役を頼み、肝試しのルートから少し離れた景色の良い広場のベンチに、青を運んだ。
周りに枕になりそうな物はなく、迷った末、自分の膝の上に青を寝かせた。
百瀬 桃
代役は頼んだし、起きるまで待とう。 そう考えながら、気持ちよさそうに眠る青の髪を指でとかす
青の髪は、俺のとは比べ物にならないくらいさらさらで、艶があった。
しばらくすると、曇っていた空がだんだん開けてきて、大きな満月が出てきた。 それと同時に、月明かりが広場を照らす。 その時、青の寝顔がはっきりと見えた。 いつも長い前髪で、よく見えなかった青の顔。 その顔は言葉を失うほど整っていて、綺麗で、美しかった
百瀬 桃
_______一瞬我を忘れた俺は、青の頬にキスをした
百瀬 桃
数秒後、正気に戻ってすぐ、抑えられなかった自分に後悔する。
青が以前、俺のことを優しくてカッコよくて人気者だと褒めてくれていたけど、 それはあくまで表向きの自分だ。
クラスの奴らは、俺がいかに欲深くて意地汚くて自分勝手かということを知らない。 もちろん、人前では本性は絶対に見せない。必ず隠し通す。
百瀬 桃
____なのに、青の前ではそんな自分が出てしまいそうになる。 というか、いま出てしまった。
青といると、そのネジが何故か緩む。 もしかしたら、心の内を明かせる数少ない相手なのかもしれない。 ______________ それとも、、
百瀬 桃
蒼葉 青
タップ数少ないのに文字数多くて読みづらくてすみません💦
76タップお疲れ様でした🙏
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