恋
はあ、なんとか間に合った(;´д`)

恋
開店前にも関わらずあんなに人がいたとは・・・・桜先生人気を侮ってはいけなかった

今日は、大人気ラノベ小説家「桜 吹雪先生」の新作が発売される日。部活もなく、一日フリーだったので是非買いに行こうと、意気揚々と家を出たのはよかったものの
恋
まさか残り一冊だったとは。ギリギリセーフ。買えてよかった(*´∀`*)

恋
さーて、本も買えたしこれからどうしようかな

恋
(まだ10時。家に帰るには早すぎるし、折角だから一人自由に過ごしたい)

恋
よし。やはりここは書店に戻って、ゆっくり本を愛でるべきだ(*^ω^*)

私は本を読むのが好きだが、本を眺めているのも好きだ。変わっていると思うかもしれないが、その気になれば何時間だって書店に居られる
恋
戻るかあ

恋
(ん?

モブ1
ちょっとちょっと

恋
はい。なんでしょうか?

モブ1
君、今一人?よかったら俺とお茶しない?

恋
ええっと・・・
お茶ですか・・

モブ1
そうそう。もちろんタダでとは言わないよ。お茶してくれたら、割りのいいバイト紹介するからさあ

恋
(これはもしやキャッチ?というやつなのでは)

モブ1
いいでしょー
凄く稼げる仕事紹介するし

恋
すみません。そういうのは・・・

モブ1
まあまあそんなカタイ事言わないでさあ。ちょっとだけだって

恋
本当に無理です!やめてください

モブ1
はあ?

さっきまで気持ち悪いくらいに笑顔だった瞳が、怒りに変わる
モブ1
チッ いいから来いっつってんだろ!

恋
痛っ! 離してください

モブ1
うるっせえな!!

恋
(どうしよう!このままじゃ

??
はーい、そこまで

モブ1
あぁ?

??
お兄さん、この子怖がってるじゃん。離してくれない?

モブ1
急にしゃしゃり出て来やがって。
なんなんだお前よぉ!!

??
離してって言ってるんだけど。聞こえなかった?

モブ1
チッ 離せばいいんだろ離せば

私の背後にいる人の気迫に怯んだのか男性は走って去っていった
恋
あっ、あの!

??
ん?

恋
お、及川さん??!!

及川
ヤッホー!恋ちゃん。久しぶり
