"生きる"ということ。

⚠attention⚠

病みパロ苦手な方はUターン(｡･ω･)ﾉﾞ 色組ストーリーです。 展開ジェットコースター🎢

〜🍣🐱が玄関にいる頃〜

水side

玄関からは時々声が聞こえてくる。

最初は冷静だったいふくんの声に、段々と焦りが含まれてくるのが分かる。

辛そうな話し方をするいふくんと、泣きながら話すないちゃん。

1番心配なのは、それを聞いてるりうちゃんだった。

- ̗̀りうらのいない人生なんてっ......

幸せじゃないｯ......!!

ない、くんっ.........

りうちゃんは、とても弱く儚い声で、ないちゃんの名前を呼んだ。

かける言葉が見つからない......

こんなときに限って、何も言えない自分が情けなかった。

- ̗̀りうらっ......

追い打ちをかけるかのように聞こえてくる、ないちゃんの弱々しい声。

おそらくりうちゃんは、もう限界だ......

僕は、何も出来ない...

こんなとき、どうすればいいか分からない。

だからあの2人に電話をかけた。

- ̗̀りうらｯ......！！

愛してる人のために、自分から愛してる人を突き放すこと。

これがどんなに辛いことなのか。

そんなの考えなくても分かる。

りうちゃんの今の気持ちだって。

辛いに決まってる。

でもそんなときに何も言ってあげられない自分が情けない。

- ̗̀ 分かったようなこと言わないでｯ......!!

- ̗̀ 分かっとるよ......！！

玄関から微かに聞こえる苦し紛れな声と、りうちゃんの泣き顔。

僕もりうちゃんも、ないちゃんも。

いふくんでさえも泣いていた。

......ないとは言いきれなかった。

りうちゃんが家を出ていなかったら。

ないちゃんと少しでも話をしていたら。

間違ってないなんて、無責任なことは言えない。

静かな部屋の中に、4人の泣く声だけが響いた。

青side

ないこたちと話を終えて、2人の待つ部屋に入った。

2人とも、涙で顔がぐしゃぐしゃだった。

ほとけの言いたいことは何となく分かる。

こいつはどこまでいいやつなんやろか。

辛いだろう。

おそらく俺らの会話はこっちの部屋にも聞こえてたはずだ。

それでも平然を装って、

"いつも通りのりうら"を演じ続ける。

多分、疲れただけの理由やないと思う。

ほとけなりに考えたい事があるのだろう。

りうらも、1人の時間を与えないと我慢してしまう。

本当の気持ちを隠してしまう。

2人の頭を優しく撫でて、俺なりの精一杯の優しさを見せた。

ゆっくりさせてやりたい。

泣き笑いの表情だけど、笑ってくれた。

今日一番の嬉しいことだった。

あと＿＿日