コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
GO↓↓↓
カチカチ…
部屋に響き渡るカッターの音。
鉛色の刃を腕におろす。
ズブッ… シュッ…
じわじわと出てくる血。
あぁ、生きてるんだな。
そう、実感させられる。
静かに目を閉じる。
痛くも無い腕から、血が垂れているのを肌で感じる。
ポタ…ポタ…
ピロン 📱
ポツリと呟いて再び目を閉じる。
みんなが楽しめる企画、
かんがえろ、かんがえろ
俺は、リーダーなんだから
ポタ…ポタ…
カチカチ…
再びカッターを持ちだし、腕に落とす
落としたはずだった
カッターを持つ俺の手に
たっつんの手が重なっていた。
俺は綺麗な黄金の瞳に願った。
床には血の水溜まりが出来ていた。
いつの間にか、こんなに出血していたのだろう。
けど、抑えきれなかった。
俺は、子供みたいにたっつんの腕を掴んで言った。
子供みたいに泣きじゃくる俺を
たっつんは、温かく俺を包んでくれた。
その温もりが心地よかった。