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【LINE288】昔私をオモチャ扱いしていじめていた同級生と再会→

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1 - 【LINE288】昔私をオモチャ扱いしていじめていた同級生と再会→

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2023年02月07日

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ハナ

ミズキ〜やっほー!

ミズキ

え、ハナさん?

ミズキ

どうして私のラインを…

ハナ

そうだよね〜

ハナ

あんたのこと散々可愛がってやったのに、

ハナ

ブロックして失踪するなんて!

ハナ

どんだけ恩知らずなやつなの?

ハナ

ミズキにブロックされたって知った時はショックだったなぁw

ハナ

まぁでも?

ハナ

あの頃みたいに可愛がらせてくれたら許してあげるよ♡

ミズキ

やめて!

ミズキ

もうあんな思いはしたくないよ!

ミズキ

学生時代、あなたとその取り巻きの男達が私を襲ったせいで

ミズキ

今でも男性が近づいて来ると怖いの。

ミズキ

それに私だけじゃないんでしょ!

ミズキ

あなたに嫌なことされてた人。

ハナ

あ〜w

ハナ

もちろんでしょw

ハナ

おもちゃは沢山居た方が良いし♡

ハナ

さぁて?

ハナ

私の可愛い可愛いミズキちゃんは

ハナ

今回どんなおもちゃになってくれるのかな♡

ハナ

楽しみで眠れない〜♡

ミズキ

ハナさんはいつまでも変わらないね。

ハナ

は?

ミズキ

高校生の時、突然あなたにいじめのターゲットにされて

ミズキ

楽しかった毎日が急に地獄になったの。

ミズキ

全てあなたのせいよ。

ハナ

因縁はやめてよ〜!

ハナ

私は何もしてないし?

ハナ

私たちとーっても仲良しだったでしょ♡

ミズキ

あなたのいじめは本当に陰湿だった。

ミズキ

いつも直接手を下すのは取り巻きの女子や性欲にまみれた男達ばかり。

ミズキ

だから担任の先生が調査を始めた時に

ミズキ

犯人の名前に一切あなたの名前は上がらず、

ミズキ

あなた以外のいじめに加担した生徒全員が停学になった。

ハナ

直接手を下すわけがないじゃないw

ハナ

私は誰かが自分のおもちゃで遊んでいるところを

ハナ

見るのが好きなの♡

ハナ

それに、停学なんてなったら私の経歴に傷がついちゃうし♡

ハナ

高1、高2のおっさん先生は見逃してくれたのにさ〜

ハナ

まぁ、私が迫って口封じしただけなんだけどw

ハナ

高3の時の担任は女だったからね〜

ハナ

私の誘惑は通用しなかったのよ。

ミズキ

そう。

ミズキ

あなたが楽しむために私達が犠牲になったと。

ミズキ

ハナさん本当に変わっていないね。

ミズキ

思い出話はここまでにして、私に連絡してきた理由はなに?

ハナ

あー!そうそう!

ハナ

実はさ、来月私の結婚式があるんだよね!

ハナ

んで!私のおもちゃ代表として、

ハナ

結婚式に参列してほしいのよ♡

ミズキ

結婚式?

ミズキ

ハナさん結婚するんだ。

ハナ

そうなの〜♡

ハナ

しかもお相手は!

ハナ

イケメン実業家のヨウくん♡

ミズキ

へぇ。おめでとう。

ミズキ

結婚式への参列は難しいかな。

ハナ

えぇー?

ハナ

なんでよ?

ミズキ

仕事忙しいからさ。

ハナ

はぁ?仕事?

ハナ

私の結婚式なんだから、つべこべ言わずに参列すんのよ!

ハナ

あんたに拒否権ないからぁ♡

ハナ

じゃあまた後日、招待状送るから

ハナ

必ず出席してくんのよ〜w

ハナ

惨めな負け犬女に良い席を準備してあげるからw

〜数日後〜

ミズキ

ヨウくん、久しぶり。

ヨウ

お!ミズキか!

ヨウ

めっちゃ久しぶり!

ヨウ

会社どう〜?順調そうだよね!

ミズキ

うん。会社は順調だよ。

ヨウ

そっかそっか。

ヨウ

ミズキが会社立ち上げるって言ったときは

ヨウ

マジでびっくりしたけどさ、

ヨウ

バイトめっちゃ頑張ってお金貯めて、経営の勉強もして

ヨウ

一生懸命頑張ってたの見てたから、俺らも嬉しいよ!

ヨウ

あの頃のミズキ、かなりボロボロだったから心配してたんだぞ?w

ヨウ

軌道に乗ったって聞いたときはさすがミズキ!って思ったよ!

ミズキ

ありがとう。

ミズキ

確かにあの頃の自分は頑張りすぎて見た目とかボロボロだったよねw

ミズキ

でも勉強会のみんなが応援してくれてたの分かってたから

ミズキ

軌道に乗ったときは一番にみんなにお知らせしたんだ。

ミズキ

ヨウくんはずーっとミズキなら出来る!って言ってくれてたもんね。

ミズキ

私めっちゃ嬉しかったんだよ!

ヨウ

そう?w

ヨウ

ミズキ社長にそんな風に言ってもらえて光栄ですw

ミズキ

こらこらw

ヨウ

そういえば何か用があって連絡してきたの?

ヨウ

普段グループラインばっかりだから2人で話すの珍しいなって思って!

ミズキ

実はそうなの。

ミズキ

ヨウくん結婚するんだって?

ヨウ

あぁ。誰かに聞いたのか。

ヨウ

でもさ、政略結婚的な感じなんだよ。

ミズキ

え?そうなの?

ヨウ

うん。相手はハナっていう俺らと同い年の子なんだけどさ。

ヨウ

親父から絶対結婚しろって紹介されたんだ。

ヨウ

どうやら親同士で何かしらの取引があるらしくて、

ヨウ

詳しいことは聞かされないままトントン拍子で話が進んだんだ。

ミズキ

そうだったんだね。実はハナさんは私の高校の頃の同級生なの。

ミズキ

昨日ハナさんから結婚するって連絡を貰って、

ミズキ

結婚式に出てねって言われたんだけど、

ミズキ

相手がヨウくんって聞いて本当にびっくりした。

ヨウ

高校の頃の?それは知らなかったな。

ヨウ

もうすぐ結婚するっていうのに、俺ハナのこと何にも知らないんだよ。

ヨウ

ハナも過去のことは話したがらないし、

ヨウ

良かったらハナのこと教えてくれないか?

ミズキ

ハナとは高3のクラスが一緒だったの。

ミズキ

私は地味だったけど、ハナはいっつもキラキラしてた。

ミズキ

可愛いし、オシャレだし、友達も多くて、先生達からも好かれてて…

ミズキ

私の憧れだった。

ミズキ

でも裏の顔は全然違ったんだ。

ヨウ

もしかして…

ミズキ

ヨウくんにも話したことあったよね?

ミズキ

高校生の時にいじめられてて、かなり酷いことをされたって。

ヨウ

うん。大学生の頃に聞いたことある。

ヨウ

それが原因で最初は俺のこと怖がって、話も出来なかったよな。

ヨウ

え、じゃあそれの犯人がハナってこと…?

ミズキ

そう。

ミズキ

いじめの主犯格はハナさん。

ミズキ

でも、直接手を下したことは一度もない。

ミズキ

取り巻きやお金で雇った男に命令してやらせるばかり。

ミズキ

いじめ問題が明るみになって、取り巻きが停学になっても

ミズキ

ハナさんだけは何のお咎めもなしだった。

ヨウ

そんなことが…

ミズキ

ハナさんはこうして今のポジションを作り上げてきたの。

ミズキ

誰かを踏み台して蹴落として、自分だけが優位に立てるように。

ミズキ

実際に私に送ってきたラインに

ミズキ

私やいじめてきた他の生徒をおもちゃって言ってたし。

ミズキ

学生の頃と全く何も変わっていないの。あの人は。

ヨウ

そんな。

ヨウ

ハナが…いじめの主犯格だったと…

ミズキ

驚かせてしまって本当にごめんなさい。

ミズキ

でも、ヨウくんには幸せになってほしいし

ミズキ

人をおもちゃ扱いするような人と結婚してほしくなくて。

ヨウ

ミズキ…

ヨウ

俺も過去のことを思い出させるようなこと言っちゃってごめん。

ヨウ

ミズキの告白、絶対無駄にはしないから。

ヨウ

俺の親父にも話して、結婚はなかったことにしてもらう。

ヨウ

ミズキをそんな目に合わせたやつは俺が許さない。

ヨウ

辛い思いしてきたのにさらに辛い思いさせてごめんな。

ミズキ

私は全然大丈夫よ。

ミズキ

いい方向に進めるように祈っているね。

ヨウ

あぁ。全てが終わったらまた連絡するよ。

ヨウ

今度パーっと飲み会でも行こうな!

ミズキ

うん。ありがとうヨウくん。

〜2週間後〜

ハナ

おい!!ミズキ!!

ハナ

不在着信

ハナ

不在着信

ハナ

このブス女が!!私の結婚相手に何吹き込んだのよ!!

ハナ

返事しろってば!

ミズキ

ハナさん返事遅くなってごめんなさい。

ハナ

やっと返事してきたわね!!

ハナ

ヨウくんに何を吹き込んだのよ!!

ハナ

結婚はなかったことにって言われたんだけど!?

ミズキ

そんなこと、なぜ私に聞くの?

ミズキ

私は何もしていないのだけれど。

ハナ

嘘つくなよ!!

ハナ

だってヨウくん、私があんたをいじめてたこと知ってたんだだよ!

ハナ

あんたが何か言ったとしか思えないから!

ハナ

あ〜分かった。

ハナ

ヨウくんが実業家でお金持ってるからって私から奪おうとしたんでしょ!

ハナ

そんなのあんたには100万年早いんだよw

ミズキ

見当違いも甚だしいね。

ハナ

はぁ!?事実だろうが!!

ハナ

高卒で見た目も不細工、取り柄なんてなーんにもないあんたに?

ハナ

私の結婚相手を奪われてたまるか!!

ミズキ

ハナさんっていっつもそうよね。

ミズキ

自分の思い込みで突っ走って周りを混乱させて、

ミズキ

なのに、自分の都合の悪いことからはとことん逃げて、

ミズキ

いつまでもそんなんだから復讐されるんだよ!

ハナ

復讐?

ハナ

やっぱりお前がなんかしたんだな!!

ハナ

ぜってぇ、ゆるさねえ。

ミズキ

落ち着きなさいよ。

ミズキ

私とヨウくんの関係から説明しないとかな?

ハナ

あんたとヨウくんの関係…?

ミズキ

私達、大学の同期なのよ。

ハナ

へ!?

ハナ

大学の同期って…ヨウくんは難関大学だったんじゃ…

ハナ

あんたもそこに通ってたってこと…?

ミズキ

そうよ。

ミズキ

ハナさんから逃げるために高校を卒業して、すぐ地方に引っ越して、

ミズキ

ヨウくんと同じ難関大学に入学したの。

ハナ

へ、へぇ。

ミズキ

ヨウくんとはいつも一緒に居たんだけど、

ミズキ

私の会社をかなり支えてくれてね。

ミズキ

本当にいつになってもこの恩は忘れないよ。

ハナ

私の会社ってなによ…

ハナ

もしかしてあんた…会社経営しているの…?

ミズキ

それも知らなかったのねw

ミズキ

自分のことしか見えてないから仕方ないわよねw

ハナ

はぁ!?

ハナ

何よそれ!!

ハナ

あんた私に逆らったらどうなるか、分かってんのぉ!?

ミズキ

へぇ。逆らったらどうなるか知りたいなぁ。

ミズキ

教えてよハナさん。

ハナ

えっと。その。

ミズキ

あなたの取り巻きも高校卒業してみーんな居なくなったんだよね?

ミズキ

あなたに構ってくれるのは油臭いおっさんか

ミズキ

ヤリたいだけの男達ばっかりかしら?w

ハナ

う、うるせー!!

ハナ

お前に何が分かるんだよ!!

ハナ

黙って聞いていれば好き勝手ギャーギャーと喚いて!

ハナ

私のパパも会社を経営しているんだから、

ハナ

あんたみたいな零細企業の社長なんてすぐに潰せるんだから!!

ミズキ

さぁ?どうやってやるのかしら?

ミズキ

パパの会社はもうすぐ倒産するっていうのにw

ミズキ

私が学生時代から積み上げたものをあなた1人に壊せるかしら?

ハナ

へ?

ハナ

パパの会社が倒産…?

ハナ

あの、どういう…

ミズキ

私の会社があなたのパパの会社と競合でね

ミズキ

どんどん仕事をとっていったら…笑

ハナ

あんたのせいなんじゃない!

ハナ

私こそあんたの家族に復讐してやる!

ミズキ

もし本当にそんなことしようものなら、

ミズキ

血の果てまで追いかけ回して、2度と太陽の下を歩けなくしてやるわ。

ハナ

ハナ

いや。そんなつもりじゃ。

ミズキ

これで分かったでしょ?

ミズキ

今の立場はどう考えても私の方が上なの。

ミズキ

あなたがキャンキャン吠えようが、

ミズキ

誰もあなたの話を聞き入れてくれない。

ミズキ

これが現実よw

ハナ

あ、あの。

ハナ

今までのこと本当にごめんなさい!

ハナ

もうあんな酷いことしないし、あなたの会社を潰したりしないわ。

ハナ

だから…ヨウくんにとりなしてくれないかな?

ハナ

ハナは心を改めたみたいだから〜的な感じでさ?

ミズキ

どこまでも気持ち悪い女。

ミズキ

ブロックします。

ミズキ

さよなら。負け犬女w

ハナ

え!そんな!

ハナ

不在着信

ハナ

不在着信

ハナ

ミズキってば!!

〜後日談〜

ミズキ

私は長年恨んでいたハナと完全に決別。

ミズキ

言いたいことをぜーんぶ言ってブロックしました。

ミズキ

虐められたことを誇りに思うわけではありませんが、

ミズキ

今の私が居るのは過去の出来事のおかげだと思っています。

ミズキ

そういう面では私を強くしてくれたハナさんに少しだけ感謝をしています。

ミズキ

ハナさんは父親の会社が倒産したことで借金まみれに。

ミズキ

キラキラ人生とは全くかけ離れた生活をしているそうです。

ミズキ

こうしてそれぞれの新たな道を歩き始めた矢先、

ミズキ

ヨウくんから告白されてしまいました。

ミズキ

私の過去を全て理解した上で告白してくれた彼を受け入れ

ミズキ

お付き合いをスタートしました!

ミズキ

実は学生時代はずっとヨウくんのことが好きでした。

ミズキ

恋も仕事も上手くいって今が最高に幸せです♡
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