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コウキ
…ていうかさ、君の名前は？
？？？
あ、僕？
ミク
僕はミク！よろしくね！
コウキ
ミク、か
ミク
僕の仲間に、手当てが得意な子がいるんだ！
ミク
その子に任せたらこんな傷すぐ治るよ！
コウキ
(まず頼んでないけどね…)
ミク
確か…ここで待ち合わせしてたはず……
？？？
あ。ミクさん。
ミク
あ！いた！！
？？？
お前…どこ行ってたんだよ……
ミク
えへへ…ちょっと人助けに！
？？？
…後ろの方は？
コウキ
コウキです。よろしくお願いします。
？？？
コウキさん、ですか。
レイカ
私はレイカです。
ミク
この子腕怪我してるの！なんとかならない？
レイカ
…あまり大したことのない傷ですが…
ミク
大したことなくても怪我は怪我！
レイカ
……分かりました。
レイカ
…貴方も一応自己紹介しておいてください。
？？？
え？俺？
？？？
んー…分かったよ…
フウ
俺はフウだ。
フウ
仲良くするのはやめとくが…よろしくな。
コウキ
あ…あぁ。
仲良くしない…のか…？
いや…そういうのってさ…普通「仲良くしようぜ！」みたいなのじゃないの…？
レイカ
…はい。手当て完了しました。
コウキ
…ありがとうございます。
ミク
あ！ねえねえ！これも何かの縁だよ！！
コウキ
………？
ミク
僕達のさ、チームに入らない？
コウキ
…………え？
……これはチームに入るべきなのか…？
コウキ
…………
いや…まず勝手にここに連れて来られた挙句、チームになってくれなんて…無茶振りすぎないか…？
コウキ
……………
…これは…断るべきじゃないか……？
コウキ
……………………
ミク
…黙ってるってことはOKってことだよね！！
コウキ
……？！
ミク
じゃあ今日からよろしく！！
コウキ
……あ…あぁ…よろしく…？
…こうして俺は半ば強制的にチームに入ることになった。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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