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白咲

...

白咲

い...今...

白咲

ななななん...て

白咲

言うた...?

作太

...

作太

大嫌い

白咲

あ...ああ...

白咲

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

白咲は叫ぶと膝を地面につき、顔を手を覆い隠す。

白咲

いやじゃいやじゃいやじゃいやじゃいやじゃいやじゃ!!

白咲

主に!主に嫌われた!!

白咲

もう終わりじゃ!終わりじゃ!!

白咲

なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜ

作太

...許してほしいなら...

作太

この手錠を外せ

白咲

...えっ...?

白咲

ほ、本当か...?

白咲

手錠を外したら...嫌いにならんか...?

作太

ああ、約束する。

白咲

わ、分かった...

白咲は言われた通りに手錠を外し、ついでに足も自由にした。

白咲

こ...これで...いいんじゃな...?

作太

...

作太

今だっ!!

作太は白咲が油断している隙に扉を開けて階段を上がってゆく

白咲

主...?

白咲

ど、何処じゃ...?

白咲

何処にいるんじゃ...!

白咲

主...主!!

作太

はぁはぁ...

作太

なんとか出れたぞ...

作太

後は...

白咲

作太

なっ!?

作太

いつの間に...後ろに...?

白咲

...

白咲

そうか、分かったぞ...

白咲

主よ...

白咲

わしはもう愛されていない....

白咲

そんなわしなんて...

白咲

いっそのこと

白咲

『死んでしまえばいい』

作太

えっ?

白咲は持っていた包丁を自分の心臓辺りの胸に突き刺した。

赤い鮮明な血が刺した胸から大量に出てくる

作太

...

作太

白...咲?

白咲は倒れる直前に作太に抱き抱えられる。

作太

白咲!白咲!!

白咲

ぁぁ...ぬ...し...わ、わしは...

白咲

いつ...までも...愛しておるぞ....

作太はその瞬間、白咲と共に同時に別の女性の声が聞こえた

立木

ありがとう

と...

作太

...

作太

そんな....

作太

そこまで...する必要...なかったのに...

その時だった。

おい!お前...

そこで...何してる?

作太

...

おい、聞いているのか!?

作太は白咲から抜いた包丁を手に握り、見知らぬ男性の方向へと向く。

な!?

作太は包丁を自身の喉元に当てて、涙を流しながら笑っている。

作太

全て....

作太

この世界が悪い...

作太

あははっ...

やめろぉぉぉぉ!!

作太は白咲と同じ赤い液体を流しながら倒れる。

...

なんで...

なんでこんな事に...

なんでこんな事したんだよ...

「兄貴」

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