屋上で靴を脱ぎかけた時に
ポンパの先客に声をかけてしまった
🐤
ねぇ、
🐤
やめなよ
口をついて出ただけ
本当はどうでもよかった
先を越されるのが
何となく癪だった
ポンパの子は語る
どっかで聞いたようなこと
ポンパの子
運命の人達だった
ポンパの子
どうしても...
ポンパの子
愛されたかった、、
🐤
ふざけないでよ、
🐤
そんなことくらいで
🐤
🐤の先を越そうなんて...
🐤
「欲しいものが手に入らない」なんて
🐤
奪われたことすらないくせに!、
「話したら楽になった」って
ポンパの子は消えてった
🐤
さぁ、今日こそは
と、靴を脱ぎかけたらそこに
背の低い男の子 また、 声をかけてしまった
背の低い子は語る
メンバー間での孤独を
背の低い子
無視されて、
背の低い子
奪われて、
「居場所がないんだ」 って
🐤
ふざけんな!
🐤
そんなことくらいで
🐤
俺の先を越そうとするなんて
🐤
それでも家族には愛されて?
🐤
温かいご飯もあるんでしょ?
「お腹がすいた」と泣いて
背の低い子は消えてった
そうやって何人かに
🐤
ーー〜ー〜
🐤
ー〜ーーーーー
声をかけて
🐤
〜ーーー〜ー!
🐤
ー〜ーーー〜?
追い返して
🐤自身の痛みは 誰にも言えないまま
はじめて見つけたんだ
似たような悩みの子
何人目かに会ったんだ
ギターを握ってる子
ギターを握ってる子
メンバーで集まる度
ギターを握ってる子
増え続ける痣を消し去りたくて
ギターを握ってる子
ここに来たんだ
口をついて出ただけ
ホントはどうでもよかった
思ってもいないこと
でも、声をかけてしまった
🐤
ねぇ、、
🐤
やめてよ、
ギターを握ってる子
...
あぁ どうしよう
この子は止められない
俺には止める資格が無い
それでも、
🐤
ここからは消えてよ
🐤
君を見ていると苦しいんだ
ギターを握ってる子
じゃあ今日はやめておくよ
って、目を伏せたまま消えてった
今日こそは誰も居いない
俺ひとりだけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない
握ってるギターを置いて
ポンパをほどいて
背の低い俺は
今から飛びます