アストピア 全ての始まり編

Inトナリーノ砂漠

新しい仲間、クレアと共に行動することになった私だったが…

この子、好奇心旺盛すぎる気が…！？

そんな会話をしながら歩いていく

それは初知りだ…たしかに絞れば水が出てきそうではある

村に追われた危機的状況なら説明はつく

………

……

砂漠をしばらく歩いていると、うっすらと声が聞こえてきた

私は声のする方向へ勢いよく走り出した

そこにいたのは…

…そこには、何故か砂の中を探っているユーロさんの姿があった

私はユーロさんの近くに駆け寄り声をかけた

…そういえばダフニーから「せめて様付けを」とか言われてたっけ…

そう言いユーロは振り向いた。 砂の中を探っていたせいか、ズボンとローブの裾が砂だらけになっている

覚えてくれていて良かったと安心… でもユーロさんは不思議な様子

どうやらクレアも知っているようだ。やはり有名なのだろうか

そう言って苦笑いするユーロさん

でも嬉しかったのは意外に思える…

ユーロさん…いやユーロはニコッと笑ってくれた

やっぱり心広いしかっこいいなあ

なんでユーロといるとこうなるんだろうか

「ランプ？」「らんぷ…？」

ということは、あの某夢の国映画でもでてきた魔法のランプのことだろうか

と、ここでクレアの好奇心に火がついた

「その…魔人が封印してあるんですよ、ランプに」

私達はコクリとうなずいた

………

……

…

ｺﾂﾝ

「ランプ…？」

アストピア 22話 終