間違い

勝手に信じてただけ

信じたかっただけ

何かを勘違いしてただけ

他のなにでもない

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

起きたくなんてない

できるのならそのまま死んでいてもいい。

だけど

僕は中学生のころに両親を無くした

だから一人暮らし

なんだかんだ上手くやれてると思う

帰ってくるはずもない言葉

別に虐められてるわけじゃない

けれどわからない

なんで僕が生きてるのかも

何のために何を目標に生きているのかも

なにもかもわからない

教室 ガヤガヤ

誰にも何も言われぬように静かに席に着く

僕は中学の頃虐められていた

なぜ虐められてたのかもわからない

けれど僕は同じ間違いはしない

人とも関わらない

そう決めていた

キーンコーンカーンコーン

お昼休み

僕はいつも屋上でご飯を食べる

誰もいないなにも気にしなくていい場所

唯一の生きがいはここなのかもしれない

そんな時

ｶﾞﾁｬ

最悪だ…。

今日は教室でたべよう。

ほんとに最悪な日だ

何かを期待してる自分がいた

けどそれが

間違いだったんだ

キーンコーンカーンコーン

ダメなのはわかってる

そんなのわかってるよ…。

やめてよ…。もう期待させないでよ…。